その日は
お父さんとおじいちゃんと
ほぼ何も話さないまま
暗~~~~い気持ちで
寝た。
私がずっと望んでいた
安心感で満たされた時間。
優しいお父さんと
明るいお母さんと
おじいちゃんとおばあちゃんと
お姉ちゃんと私が
家族そろって
幸せに暮らす時間は
もうニ度と
やってこないんだなと
思って
寂しくなった。
次の日
お母さんとおばあちゃんを迎えに
1人で病院に向かった。
病院に着くと
先生に呼ばれた。
面談室に入って
先生が診断書を見せながら
私に
「お母さんは
『解離性人格障害』です」
と言った。
さらに
「お母さんが意識を取り戻した後
『私、10分も呼吸が止まってたんです』って
私に言ってこられましたが、
10分も呼吸が止まってるって
ご自分でわかるはずもないですし、
10分も呼吸が止まっていたら
亡くなってます。
お母さんは私が言うのも
どうかと思いますが、
ちょっと、浮世離れしてるというか・・・
とにかく、命に別状は
ありませんので
このまま退院していただいて
構いません。」
と言われた。
浮世離れしてるって
聞いたとき、
そうだよね、
やっぱりそう思いますよね、
はい。
嫌ってぐらい知ってます。
って思った。
なんだかな~。
やりきれない
気持ちになった。
とにかく、
おばあちゃんとお母さんを
連れて、家に帰らないと。
2人を病室に迎えに行って
私の車に乗せて
家路に向かってる間
私がMDに入れていた
「うたううあ」の
「手のひらを太陽に」
が流れていた。