発作の件からしばらくたったある日

 

 

お姉ちゃんがこっそり

私を呼んで

話したいことがあると言ってきた。

 

 

なんだろう。

 

 

すると

「私、結婚して

この家を出ていく。」

 

 

と言った。

 

 

そして、

お母さんに言えば

面倒くさいことになるから

言わないで出ていくと言っていた。

 

 

お母さんとは

縁を切るって。

 

 

金輪際

関わりたくないって。

 

 

そりゃそうだよ。

お姉ちゃん、結婚おめでとう。

 

 

お姉ちゃんもまた

お母さんに愛されたくて

一生懸命やってきたのに

 

 

報われるどころか

お母さんとの最後の思い出が

「じゃあ死になさい」って

言われたという

 

 

とてもつらくて悲しい

記憶とともに

生きていかなければいけないわけで。

 

 

そんなお姉ちゃんの

気持ちは妹として

痛いくらい理解できた。

 

 

母親を捨てて

これから幸せになってねと

心の底から思った。

 

 

 

そして、

お母さんに内緒で

家を出ていく準備を

着々と進めていたお姉ちゃんは

 

 

電話で、お父さんに

お母さんのこれまでしてきたことを

暴露する行動に出たのだった。