それを聞いたお母さんは

いきなり

 

 

「言ったのぉ~~~!!!」

 

 

「信じられない!!!」

 

 

「もうその先輩に

会えない!!!」

 

 

「いやだ!!!

もう死にたい!!!」

 

 

荒げだした。

 

 

お母さんがあまりにも

大きい声で騒ぐから

私はすごく怖くなった。

 

 

やっぱり

先輩に言わなきゃよかった。

 

 

ていうか

お母さんに

言わなきゃよかった。

 

 

ほんとそれ。

私がホッとして

心が軽くなろうと

 

 

お母さんにとっては

自分のしてきたことを

娘にばらされたって

思ってるんだもんね。

 

 

なんだよ・・・

自分のしてきたことが

「みんなに知られたら困る事」って

自覚はあるんじゃん・・・

 

 

と思った。

 

 

私って

おバカだなぁ~

と自分で思ったけども。

 

 

だってさぁ。

 

 

私は何年も何年も

お母さんとのことで

苦しんで

悩んできて

 

 

1人で抱えられないから

誰かに聞いてもらいたくて

聞いてもらっただけなのに。

 

 

それで

ただ聞いてもらっただけで

すごくホッとしたことが

嬉しくて

 

 

お母さんに

聞いてもらいたかった

だけなのに。

 

 

なんだよそれ。

「信じられない」って。

 

 

私はお母さんのことが

信じられないよ。

 

 

お母さんに

私がホッとした気持ちを

分かってほしかった、

共感してほしかった

だけなのに。

 

 

お母さんはまたもや

自分のことだけしか

考えずに

私を責めた。

 

 

この出来事で、お母さんが

今まで私の気持ちに

全く寄り添ってなかったのが

嫌というくらい

分かってしまったのだった。