こんにちは。王鈴です。
会ってきましたよ。Mと祖母に。
ナビに導かれるまま進んでいくと、やたらと辺鄙な場所へ…。
え?ここ車は行っていいの?みたいなところに入っていくと
何軒か家がある。
古い平屋が高台に見えたのでそこに向かっていくと、脇にもボロイ平屋。
あれ、なんかこれっぽい。
電話をすると、中から声が。
玄関開けると、Mが笑顔で迎え入れた。
なんだか、懐かしいと感じた。
うん、懐かしいだね。うん、うん。
20年振りに見たM。
なんだか、少し小さくなったかな。
がっちりしてて、大きくて威圧感があったんだけど…。
もう、威圧感はなくなってた。
しゃべるのも少しゆっくりになったかな。
もっと、悲壮感漂う感じかと思ってが、明るい表情だった。
家の中は外観の割にかたづいてた。
そういや、仕事はしないけど家事はやってたな…。
確か母に料理を教えたのもMだったといのを聞いた記憶がある。
20年振りの祖母
祖母がいる部屋に通された。
めちゃくちゃ小さくなってた。
太ってて、黒くてぼさぼさだったのに、
小さくて青白い小さなおばーちゃんがいた。
祖「ばぁちゃん、ざまぁないよ…」
消え入りそうな声で祖母が言った。
祖「心配かけてごめんなぁ」
心配しようにも何も知らなかったけどw
とりあえず、耳も遠いので会話にはならん。
俺の顔見て「生きててよかった」って言ってた。
もうすぐ40だよと伝えると、「もうすぐこっち側だねぇ」
なんて憎まれ口叩いて、祖母はまた寝た。
Mが言うにはつい最近まで、100まで生きてやるなんて言ってたらしい。
現在は86歳とのこと。
借金だらけで、どうしようもねえと思ってたけど
100歳まで生きたいと思える人生だったのか…。
と思うと、祖母の人生に少し興味が沸いた。
祖母は特に痛みも苦しみもなく、このまま静かに逝けるみたい。
息子もそばに居てくれて、悪くない死に方なんじゃないだろうか。
俺が決めることじゃないけどね。
こんなに静かに穏やかに逝けるなんて、
割と生きてていい事してきたのかもしれない。
俺にとってはただのクソばばぁだから何も知らん。
まぁ、とにかく苦しんでなくてよかった。
Mのこと
そして、Mにも聞いてみた。
俺「人生どうだった?楽しかった?」
M「え?俺?ん~~~~~」
M「まぁ、楽しかったかな」
もっと、苦しい人生を送っているかと思ったけど、
「楽しかった」って聞いて何だかうれしかった。
おまけに再婚してて、5年くらい前に離婚してたらしい。
割と人生楽しんだようで、安心した。
俺「そうかぁ、もてるじゃねえか」
M「いやぁ~~~ww」
適当に言ったのに、嬉しそうに笑ってた。
祖母が逝ったらまた、女作るんだろうな…。
そして、大切そうに祖母を看病するM。
もっと自分勝手な奴だと思ってた。
こんなに献身的な看病できる奴だったのか。
ちゃんと、愛があるんだなというのは感じられた。
部屋には昔妹が作ったセーラームーンのパズルが飾ってあった。
俺の年齢も覚えてた。
彼なりにいろんな思いがあったんだろうな、といのはうかがえた。
あとは、俺と妻の馴れ初めとか、適当に世間話をして帰った。
まとめ
とりあえず、会ってよかった。
もっと、どんよりした空気を想像していたけど普通にいい顔してた。
妻に俺とどこが似てるって聞いたら、「おでこと爪」がそっくりだったそう。
そして、妹からこんなメッセージが…。
「葬式代とか言って請求されなかった?」

まじで笑った。
そう、俺たちのMのイメージはこれw
何かにつけて金、金、金。
まぁ、請求されたら交通費請求してましたけどねw
とにかく、いい人生だったようで俺たちもいい気分で帰れました。
何だかすっきりしたなぁ。
