カレンダーをみると11月29日
私の誕生日だ
SKEに入って7回目の誕生日
あいつが卒業した年齢と同じ25歳になった
あいつとは古柳の古担当
今はイラストレーターの古川愛李のことだ
24歳の一年を振り返ると舞台にも出させてもらったし
新しいチーム公演もスタートできたし
企画した公演も実現できたから充実していた
だけど満足してないどちらかと言えば心残りが多い
総選挙はSKEが第1党になれなかった
私は16人選抜に入れなかった
その他もろもろ
私もそろそろ卒業を考えなきゃいけない
愛李はやりきって卒業して行った
私は愛李が卒業した歳になってもやりきれてない
どうしても今の自分を愛李と比べてしまう
SKEとして参加していた歌番組の楽屋で
メンバーのみんながサプライズで誕生日を祝ってくれた
でも改めて実感してしまう
【私はこの一年を納得したものにできなかった】
そんな私をみんなが”おめでとう”って祝ってくれるのが
申し訳なくなって悔しくて泣けてきた
そんな私をメンバーは優しいから慰めてくれる
それがまた申し訳なくなる
しばらくは泣き続けた
ホテルへ帰って携帯をみると愛李から連絡がきていた
{おめー〕
たったそれだけ
でもすごく愛李らしくて嬉しかった
〔Twitterでトリ描いてくれてたね}
{ついにチュリも25か(笑)〕
〔そうだよ!同い年!}
{まあ私はもうすぐで年上に戻るけどな(^ω^)〕
〔てかチュリはひらがなだって言ってるだろ!}
{チュリはカタカナでチュリ〕
〔ちがう!ちゅり}
{わかったよ!明音〕
〔急に明音って書くなし}
{はぁ?文字でも照れんの〕
〔うるさい!バカ愛李!}
{はいはい。あれだ、あんまり気にしなくていいから〕
ドキってした
なんでわかるんだよ
もう近くに居ないのに
私の手の届くところより遠くにいるのに
〔わかってるよ、バカ愛李}
そう送ったら電話がなった
マネージャーからかなって思って名前を確認しなかった
「寂しいなら連絡してきなよ、明音」
「あ、愛李?」
「名前出てたでしょ?(笑)」
「確認しなかった」
「バカなの?(笑)」
「愛李に言われたくないし!バカ愛李!」
「はぁ?バカって言った方がバカなんだし!」
「・Θ・)キイィィィィィ」
「ははっ久々に聞いたわ」
「バカ愛李」
「とにかく、明音は明音らしく
SKEでやってけばいいから周りと比べたりするなよ」
「うん」
「今日は素直」
「うっさい」
「もう切らなきゃ」
「え、もう」
「まだちゃんと言ってなかったわ
明音、お誕生日おめでと!私と出逢ってくれてありがと」
「こっちこそありがと」
「好きだバーカ」
その言葉を聞いて電話は切れた
愛李のやつ言い逃げしやがって
私の方が好きだからな!バカ愛李!