不器用あーやんの日常 -35ページ目

不器用あーやんの日常

気ままに更新していきます
主な内容は、小説や日常について書いていきます






12月24日  (土)

今年のクリスマスはイブも当日も
休日だから街は人で溢れてる

駅前の広場には
大きなクリスマスツリーが飾られて
手を繋いでいちゃいちゃしてるカップルや
子供と一緒に笑っている家族
それぞれが楽しそうにツリーを見上げている

イルミネーションの下を足早に歩いて
大切な人が待っている家へと帰る

「ただいまー」

「りー」

あいつ独特の返事が返ってきて
ちゃんと返事しろよって思うけど
あいつらしいからいっかとも思ってしまう
私はあいつに弱いな

「外、寒かったでしょ?」

「ちょー寒い」

ニコッて笑ってあったかい紅茶を出してくれる

「ありがとー」

「どういたしまして」

「ご飯すぐ作るから待っててね」

「りょー」

リビングでおとなしく待つあいつ
愛李のために朝から仕込んでおいたシチューを仕上げる
あとは簡単なサラダを作って
さっき買ってきたパンを添えテーブルに並べて
よしっ!完璧

「愛李ー、ご飯できたよ!」

「ん、うまそっ」

席に着くなり手を合わせて

「いただきます!」

って挨拶してからたべ始める
そういうのちゃんとしてるところ好きだな

「うまっ!」

一口食べてはそう言ってる子供っぽいところも好き

「明音は?食べんの?」

「な///た、食べるよ」

「そ」

名前を呼んでくれるその声も好き

「ごちそうさまでした!今日もおいしかった」

食べ終わった後に感想を言ってくれるところも好き

何気ない日常なのに今日はやたらと
愛李の行動が気になって好きが溢れて来る
きっとクリスマスだからだ
外の甘い雰囲気に惑わされてるんだ

「洗い物するから明音はゆっくりしててね」

「はーい、よろしく」

すっかり愛李の当番になった洗い物
明音に全部やってもらうのは申し訳ないからって
愛李が引き受けてくれたこと

「ふいー終わった」

「お疲れさま、ありがと」

「いいえー」

「ね、愛李
ちょっと後ろ向いて」

頭にハテナが浮かんでいるけど
言った通りにしてくれる愛李の首に
星と鳥がモチーフのネックレスをつける

「目開けていいよ」

「わっありがとう!明音」

「どういまして」

「じゃ私からもさ」

そう言って顔を近づけてきた
私は咄嗟に目を閉じた
首に冷たい感触があって愛李から

「ついたよ」

って言われて目を開けたら
ハートと鳥がモチーフのネックレスがついていた

「愛李、好きだよ」

「私も明音が好き」

「私たちってやっぱり両想いだね」

「じゃなきゃこんなことしないよ」

微笑みあって心がポカポカする
愛李と過ごす時間がすごく幸せで
たまには素直になるのもいいかもしれない