2012年浜松スピード王が終了しました。
結局、またまたまたまたまた、この人です。
「最近は、大きな舞台で優出することができないケースが続いたので、
この勝利は大きい。次につながるね」。
まあ、シャンパンを振るシーンも、まあまあ絵になること、なること!
ナニヲヤッテモ、スキナシ、キングです、はい。
ちなみに、開催中に、
とある個人的な悩みごとで、王者に相談しました。
「あのう、迷っていることがあるので、アドバイスをいただきたいのですが」。
そう尋ねると、私の質問を聞く前に、王者はいいました。
「そうですねえ、もっとグリップを開けて、開けて、大きく回った方がいいよ!」。
あのう、オートで強くなりたいために相談したんじゃないんですが(爆)。
でも、こういう茶目っけある時の王者は、だいたい調子がいい時なわけで。
なんだ、かんだといって、
高橋貢が強くないオートレースは楽しくないわけで。
よかったです、いつまでもうんざりするぐらい強くあってください。
東京の自宅にいる時から、ずっと「あの方に話を聞いて記事にしたい」。
今年、66歳になりますが、
まだまだスピード勝負!
技巧に頼らず、ヤングレーサーを相手に、
高速勝負を挑む、まさに生きる伝説です。
章夫さんがつなぎを脱ぐシーンをみなさんにお見せしたいです。
キンニク、ムキムキ。
腹筋は、もう仮面ライダーのコスプレのようです。
「体質だよ、体質。な~んも努力とか、節制なんてしていないよ」。
そう笑顔を見せますが、
仕事に対するあくなき姿勢(いつも若手に負けないぐらい遅くまでロッカーにいる)、
研ぎ澄まされたアスリート体型は、
まさに、ザ・マエストロ、ザ・プロ!です。
「デビューしたのは、東京オリンピックの年だよ。
ホントに長くやったもんだねえ。
オートがイヤだったら、ここまで長くは続かなかったさ。
じゃなきゃ、もうやっていないさ。
今の時代は(木村)タケシや、金子の時代なんだ
それにしても金子は、いいな。すごくいい。
このまま成長し続けて、みんなで浜松を盛り上げてほしい。
強い飯塚勢を負かしてほしいよね。
もう、オレの時代じゃないよ。でも、いつか辞める時が来るまで、その時までは、ね!」。
積み上げた生涯獲得賞金は、10億を超える。
「そんなの、オレ、知らない~っと。
そんなことが知れたら、おっかさんに怒られるぞ~。
どこいったんだろうね、そのお金は」と笑顔、笑顔でした。
レーサー・鈴木章夫をリスペクトする選手は、多い。
一日でも、これからも、一日でも長く、レースを見せてください。
鈴木章夫のリチウムイオン電池は、まだまだ消耗していません。
現代の奇跡、ミラクルバッテリーです。
ベテランが奮闘すれば、ヤングも燃える。
このシリーズは、30期の活躍が目立ちました。
田村治郎、新井恵匠、内山雄介。
3日目は、3人そろって1着ゴールを駆け抜けました。
この写真、見てください。
表情が固いでーーーす。
2月14日の2011年度ファン感謝祭の時に、
あの平尾昌晃さんがおっしゃっていました。
「オート選手は、表情が固い。
ファンのためにも、もっと、うれしそうに、楽しそうに、笑ってほしい」。
3人にお願いしました。
「はい、笑って!ファンは、みなさんの笑顔が見たいのです」。
すると…。
やればできるー!
素晴らしい極上スマイルです。
優勝戦の一日売り上げは、5億円近かったそうです。
「オート人気が低迷している」とよくいわれますが、
一日で5億円も売り上げるんですよ!5億円も!!
この不況な時代でも、オートを愛してくれるファンはたくさんいるのです。
これからも、そんな大切な顧客サマのためにも、
笑顔接客で、もてなしてください。
赤堀翼レーサー!
赤堀さんは、とにかく明るい。ノリがいい。
現代流の褒め言葉でいえば、チャラい(爆)。
あまりにポップな性格で、誰とでも仲良くできるのが赤堀スタイル。
ある日、今田真輔レーサーに、
「携帯のメモリーには、200人ぐらいの友達がいる」と報告したところ…。
「なぜか、オンナ友達が5000人いるとロッカー内に広まってしまい…。
タカヤさんに盛られて、どんどん話が大きくなってしまいました(泣)」。
それでも、赤堀さんはチャラいのでメゲません。
「まあ、5000人友達が増えれば、オートファンも増えると思うので、
どんどん友達を作っていきたい!」と明るく宣言していました。
ちなみに、タカヤさんからは、
「国民全員と友達になれ」とあまりにムチャな指令が出ています(爆)。
29期は、いつもヤンチャで実に明るい。
見事に優出を果たした筒井健太レーサーを中心に、
山浦博幸&今田真輔レーサーが脇を固めます。
この3人はプライベートでも非常に仲がよろしいそうで、
シリーズ前にも、「一緒にカラオケに行ってきた」そうです。
ちなみに、筒井さんはご存じの通り、”オート界のタカダジュンジ”といわれています。
テキトーオトコの新エピソードを山浦さんが教えてくれました。
「自分、ケガで休んでいたじゃないですか。
この前、筒井がお見舞い金を渡してくれたんです。
で、家に戻って、封を開けてみると…。カラだった(爆)。
どうしようと思ったんですが、筒井に連絡したんです。
”中身がカラだったよ”って。
すると、筒井は事もなげに”お金を入れた記憶がない(爆)”。
フツー、あり得ないですよ!」。
これからも、レースにネタ提供に大活躍してください(爆)。
前検の日。
午後6時を過ぎると、仕事を終えた選手が続々と宿舎へ引き揚げていきました。
静かになったロッカーで、この方を発見しました。
有吉辰也レーサー!
SGを制した記念番組に出演することになり、
午後8時すぎまでロッカーで待機することに。
午後6時には、とっくに自身の整備も終えて、約2時間、「やることが、ない」。
静かに、おとなしく待っていました。
ピンクのダウンを着用して、関係者の指示のまま、
おとなしく、静かにちょこんと折りたたみのイスに座っている様は、
「まるで、バッティングセンターのボールを片付けるバイトみたいですね(爆)」。
そう私がいうと、
「それって、オーラ、ゼロじゃないですか。まあ、実際ゼロなんですが(爆)」と笑う有吉さん。
上の写真は、カメラを向けると、
「ボサっとしているのもなんなんで、格好良く読書をしている感じにしたい」と、
慌てて近くにあった本を手にポーズなんですが…。
「なんか、それって、やらせじゃないですか」と私が突っ込むと…。
「ええ、その通り、やらせですが、何か。バッティングセンターのバイトは、まずいんで」と、
ひとり爆笑する有吉さん。
「まあ、今回は時間つぶしに付き合ってくれてありがとうございます」。
初めて、有吉さんに感謝されました(爆)。
オートレースを紹介できる新聞紙面は限られています。
25期若井友和さんが、見事に優出を果たしたので、
”ついで”に、有吉さんにもカメラに収まってもらいました。
「今日は、オレが主役です」とポーズを決めてくれる若井さんと、
「なんで、負けたオレが」といいながら、しっかりとレンズに入ってくれた有吉さん。
同じ25期。いいショットです。
さらに…。
おふたりのツーショットをリクエスト。
空気を読んで”上から目線励まし”をしてポーズを決めてくれた篠原さんと、
またまたいじけポーズをしてくれた有吉さん。
これからも、限られた紙面で、ひとりも多くの選手のたくさんの表情をご紹介していきたいと思います。
というか、有吉さん。
負けて、テンションずる下がりの中、
本当にご協力ありがとうございましたーーー
27期コンビが見事にそろって、ファイナル進出を果たしました。
ツーショット撮影をお願いすると、
「偶然にも、ジャージが一緒じゃん」と2人とも苦笑い。
そして、カメラを向けると…。
「荒尾サトシの威圧感に、つい縮んでしまいますー(爆)」。
ふたりの背は、ここまで差はありませんー
今シリーズ中、あるいは最も会話させていただいたのは、
木村武之レーサーだったかもしれません。
寡黙でクールな印象の強い選手ですが、
話し出すと、ニコニコと笑顔を織り交ぜて、
長い時間、本当にいろいろと聞かせてくれました。
そして、写真撮影。
木村武之&金子大輔コンビの写真は、
自分がファンの時から見た記憶がありません。
「金子さんとのツーショットを撮りたいんですが」とお願いすると、
「わかりました。ダイスケ、一緒に写真撮るんだって」とKDに声をかける木村さん。
現れたKDが、私をジーーッと見つめます。
(クールなタケシさんは、29期のようにはいきませんよ!
ヘンなリクエストしたら、まずいですよー!)と目で訴えかけているようです(爆)
「はい、一緒に肩を組んで、超笑顔で!」と私がいうと、
「えーーー、タケシさんと肩を組むんですかあ。タケシさんがいいとおっしゃるなら…」とびっくりするKD。
やる気マンマンです(爆)。
そして…。
場内で、「いい写真でした」と何人もの読者の方から声をかけてもらいました。
えっと、しばらくしたら、
ある選手について、ちょっと長い文章をこの場で紹介しようかと思っています。
4月から飯塚から浜松にロッカーを移動します。
ご存じの方はいると思いますが、
柴田選手は、デビュー3年目に落車アクシデントで、
両足を激しく損傷してしまい、実に2年もの入院生活を経験。
そして、カムバックを果たしました。
苦しかったリハビリ、支えてくれた家族、仲間。
そして、飯塚を離れて、生まれ故郷の愛知県に近い浜松に戻ってくる心境、想い。
スポーツ報知紙面でも紹介しましたが、まだまだ壮絶で、すごい物語がたくさんあるんです。
いつになるかわかりませんが、しっかりと書いて、
少しでも多くの方に紹介できたらと思っています。
今、いえることは、
柴田健治という人間は、「すごい」。
ということです…。