■ 4月28日は「象の日」


江戸時代までに異国の象が日本へとやって来たのは計⑦回。

①幕府第4代将軍・足利義持の1408年に若狭の國(現在の福井県)小浜港にインド象を乗せた南蛮船(スマトラ島の華僑)が到着したのが最初。

その後、②1574年の大友宗麟、③1597年の豊臣秀吉、④1602年の徳川家康へと各国から象が献上された。

日本中に大ブームを巻き起こしたのは⑤回目の来日で長崎へと到着した2頭の象。

⑥回目の来日は江戸幕府8代将軍・徳川吉宗に献上される象で、長崎街道から江戸へと長い旅をした。1729年4月28日、徳川吉宗の命に応じて交趾支那(こうちしな、現在のベトナムで当時は清國南部の陶磁器産地)からの献上品として清國の商人が象を連れて来て、京都で中御門天皇と霊元上皇に謁見 [「広南従四位白象(こうなんじゅしいはくぞう)」の称号を授けた上で] 。象は、長崎港に到着し江戸まで徒歩で連れて行かれた。長崎から江戸まで75日約350里を歩き切った後の5月27日に将軍に上覧された。1730年、幕府から御用済みを申し渡されるが引き取り手がなく、将軍の鷹狩場「浜御殿」(現在の「都立浜離宮恩賜庭園」)で飼われた。1741年、天領中野郷の中野村 (現在の東京都中野区)の百姓・源助に130両とともに下げ渡され見世物になった。1743年正月に (来日14年弱で) 病死し、その骨と牙は「真言宗豊山派明王山聖無動院 宝仙寺」(現在の中野区中央2-33-3) へ納められた。

狩野古信「広南従四位白象」(1721-22年頃、東京国立博物館・蔵)




⑦回目は1813年に貿易が許されていないイギリス船により(出島のオランダ商館を引き渡すよう要求する一環で挨拶代わりの)セイロン産象が長崎に着いたが、3カ月後に返却された。

⑧回目は幕末開国後の1862年にアメリカ船がマラッカから初めて横浜に入港し、10年以上に亘り日本各地で見世物となった。


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□ お題「象に乗ったことある?」

 

 

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檻(おり)の中の象しか見たことはないし、触ったことも況してや乗ったことも無い。

序(つい)でながら、【私が訪れたことのある動物園】 は次の通り。

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   動物園名             訪問時期
   (住所)
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「金沢ヘルスセンター 
  金沢動物園・水族館」           1960年代
 (石川県金沢市東御影町288)


「上野動物園」             1961,1978~2020年
 (東京都台東区上野公園9-83)

 出典: ジャイアントパンダ 毎日新聞20171219 




「野毛山動物園」                          1975~77年
 (神奈川県横浜市西区老松町63-10)


「東武動物公園」           1981~2006年
 (埼玉県宮代町須賀110)
   出典: 絶叫系アトラクション・カワセミ/ホワイトタイガー/スーパープール  

           tabicoffret.com20210814

 


「Greater Vancouver Zoo
  (バンクーバー動物園)」                   1982年
  (5048 - 264th Street Aldergrove, Langley, British Columbia, Canada)


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