■ 2月21日は「漱石の日」
1911年2月21日、文部省が作家・夏目漱石に「文学博士の称号」を授与すると伝えた。だがしかし漱石は「自分には肩書きは必要ない」として辞退した。
1912年9月~1914年9月、当時はエゴイズムを追求したと言われた "後期三部作" の「彼岸過迄」(春陽堂1912年9月刊)・「行人」(大倉書店1914年1月刊)・「こゝろ」(岩波書店1914年9月刊)を出版した。
森鴎外らと異なって、国家=中央集権=官僚=軍閥などとは一線を画したい、個人主義に惹かれた漱石は、個人の「心」をテーマとした連作を書いた。
1914年11月25日、「私の個人主義」を学習院輔仁会(ほじんかい)で講演した。
(エゴイズムでは無い) 自己の個性を発展させるには他人の個性を尊重することをアピールし、
(年々強くなる国家主義の中で) 自己の権力を使用するには義務が伴うとともに自己の金力を示すならば責任を重んじることと警告した。
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■ お題「あなたがよく使う第一人称は?」
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< 私の第一人称の変遷 >
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時期 小学生・中学生 高校生・大学生 社会人
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普段 わし(儂) わし(儂) ぼく(僕)・おれ(俺)
余所行き ぼく(僕) ぼく(僕)・おれ(俺) わたくし(私)
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□ 第一人称の種類
出典: 「語源由来事典」gogen-yurai.jp。
★印は私がこれまで使ったことがある言葉。
私★/わたし★/あたし/あたくし/あたい/わだす/わし★/あっし/わっち/わちき/あちき/わい/わて/あて/僕★/俺★/おいら/俺っち/おら/おらあ/おらっち/俺様/おいどん/me/我/己/自分/自身/自分自身/自己/手前/当方★/身共/うち★/吾輩/余/麻呂/麿/わらわ/拙者/小生★/小子/老生/不肖/それがし/こちとら/吾人/やつがれ/あれ/迂生/迂拙/迂叟(うそう)/うら/俺共/朕/寡人/我が身
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□ 第一人称の語源
出典:「語源由来事典」」gogen-yurai.jp、「データのじかん」data.wingarc.com、「コトバンク」kotobank.jp、その他。
▽ 私
会意形声・・・「禾」(稲の意味)+ 音符「厶」(腕を回して物を取る様の意味) ⇒ 私有の稲の意味から「わたくしする」(自分のものにする)の意味になった。
「わたくし」は公(おおやけ) に対する私(個人) の意味で用いられ、次第に一人称の代名詞として用いられるようになった。
「わたし」は江戸時代以降に見られる語で女性が多く用い武士の男性が用いることは無かった。現代では男女共に社会人のフォーマルな場では最も多く用いられる。
▽ 僕
会意形声・・・「人」(臣の意味)+ 音符「菐(ボク)」[煩(うるさ)い・煩(わずら)わしいの意味] ⇒ 奴(やつこ) + 吾(あれ) が縮まって、平安時代以降は僕(やつかれ・やつがれ) と読んで召使・下僕(しもべ)を意味した。次第に男女共に自分を謙遜(へりく)った言い方として用いられるようになり、江戸時代以降は 「ぼく」という読み方で書生(使用人を兼ねた学生の居候)の間で広く使用されるようになり、現代では学生・社会人の男性がフォーマルな場で多く用いる。
▽ 俺
会意形声・・・「人」(臣の意味)+ 音符「奄(エン)」[大いに伸びる、遍(あまね)く覆(おお)の意味] ⇒ 「俺」(おれ)・「己」(おのれ)は共に、鎌倉時代までは二人称の代名詞として用いたが地方に広まるに連れて、身分の卑しい男性がぞんざいな一人称の代名詞として転用するようになり、江戸時代には「おれ」「おのれ」「おいら」「おら」は町人の女性も用いるようになった。現代では学生・社会人の男性がプライベートな場で多く用いており、2010年に漸(ようや)く常用漢字に追加された。
▽ 儂
会意形声・・・「人」(臣の意味)+ 音符「農(ノウ・ドウ)」⇒ 中国の呉語(上海地方の方言)で、元来は一人称の代名詞「我」(われ)と同じ意味だったが、二人称の代名詞「汝」(なんじ)にも、三人称の代名詞「彼」(かれ)にも広く用いられた。江戸時代では女性が親しい相手に対する一人称として用いるようになったが、現代では一部の男性がプライベートな場で、同輩・後輩に対する一人称として用いている。
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■ 「投稿トレンド #毎年冬に食べるもの」
< 我が夫婦が、冬に食べる頻度が高い食べ物 >
□ お節料理・・・雑煮・ごまめ(田作り)・数の子。
□ 鍋料理
寄せ鍋・・・湯豆腐、チゲ、牛肉・豚肉しゃぶしゃぶ、タラ(鱈)・アンコウ(鮟鱇)・カキ(牡蠣)。
おでん。
牛肉鋤焼き。
□ 鮮魚
刺身・酢の物・・・ブリ(鰤)・カニ(蟹)・カキ(牡蠣)。
□ 麺類・・・鍋焼きうどん、味噌煮込みうどん。
□ 野菜
漬物・・・かぶら(蕪)寿司・大根寿司。
□ 果物・・・温州みかん(蜜柑)・ゆず(柚子)・干し柿。
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■ 月齢19.9 「更待月(ふけまちづき)」
20220222--06:19 (月没の2時間51分前)
早朝の南西の空