■ 9月10日は「二百二十日(にひゃくはつか)」
9/10(金)は、雑節の一つで二十四節気「立春」2/3(水)を起算日として220日目に当たり、210日目の雑節「二百十日(にひゃくとおか)」の8/31(火)とともに、台風が襲来することの多い特異日と江戸初期以降にされ、農家に注意を促して来た。
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□「台風」の語源
古くは『日本書紀 垂仁紀』(720年に成立) において暴風雨のことを「神風(かむかぜ)」と呼んだ。
「神風の伊勢の国は常世の波の敷浪の帰する国なり。この国に居らむと思ふ」という倭姫命(ヤマトヒメノミコト)が天照大神(アマテラスオオミカミ) から受けた神託などに登場する伊勢の枕詞「神風」。
平安時代中期の『枕草子』(1001年頃に成立)や『源氏物語』(1008年頃に成立)などに登場する、野の草を分けるほど強く吹く暴風のことは「野分(のわき/のわけ)」と呼んだ。
鎌倉時代中期の「文永の役」(1274年)と「弘安の役」(1281年)の2度に亘る「元寇(蒙古襲来)」において、攻める蒙古・旧南宋(江南)・高麗の連合軍に大損害を与えた暴風は、後世の世界で「神風」と恐れられた。後者の「弘安の役」の時の暴風は台風(熱帯低気圧)だったらしい。
江戸時代幕末期のオランダ語の気象学書『颶風新話(ぐふうしんわ)』(伊藤慎蔵・訳、1857年に刊行)には、熱帯低気圧を中国に倣(なら)って「颶風(ぐふう)」と訳した。
有力説として-----
中国広東省では、古くから激しい南風や東風のことを外国からの風のとして「大風(daai6fung1ターイフォン)」と呼んでいた。
その後に西洋に伝わってからギリシア神話に登場する怪物「Typhon(テュポン)」の影響で「typhoon(タイフーン)」というスペルで書かれるようになった。
それが東洋に逆輸入されて、17世紀末の中国(清朝)福建省や台湾(鄭氏)では「颱風(taifengタイフーン)」と呼ばれるようになり、明治時代末期に日本の気象学者/第4代中央気象台長の岡田武松によって使われるようになり、昭和時代中期の1956年から新漢字「台風」と書かれるようになった。
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■「台風14号」進路予想
ウェザーニュース20210910--15:00現在
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昨日9/10(金)の16時過ぎ~18時前、台東区橋場通り ~ 隅田川=白鬚橋 ~ 東白鬚公園 の周辺をサイクリングし、数々の "小さな秋" を見つけることができた。
□ 台東区浅草2付近
「社会福祉法人 浅草寺病院」(浅草2-30-17)
前垣のキンモクセイが開花した
□ 台東区今戸2~清川1付近
「熱田神社」(今戸2-13-6)のアカシロネコ
「浄土宗来迎山転法院 仰願寺」(清川1-4-6)
「学校法人當麻学園 仰願寺(こうがんジ)幼稚園」(清川1-4-3)
ローズヒップの実
□ 台東区橋場2付近
盆栽用ヤマモミジ
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■「都営住宅 橋場二丁目アパート」(橋場2-16)
パンパスグラス、ジュズダマ(別名ズズ/トウムギ/ハトムギ)
見事なキバナコスモスの群生
モンキチョウ
未だ青いミカン
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■ 「都立東白鬚公園」(墨田区堤通2-2)
1986年に防災拠点機能を持った都立公園として開園、103,128㎡。周囲には防災拠点として「都立リハビリテーション病院」、「都営白鬚東アパート」(防災団地)、「都立汐入公園」などが在る。
ピラカンサの実
フヨウ
コムラサキ
終期のベニバナクサギ(別名ボタンクサギ)
シュウメイギク
メランポジウム
ルドベキア
終期のホオズキ
ソラナムパンプキン(別名アカナス/ヒラナス)
ヒガンバナ(別名マンジュシャゲ/リコリス・ラジアータなど)
シロバナヒガンバナ(別名シロバナマンジュシャゲ/リコリス・スノーフェアリーなど)
センニチコウ
長雨後の毒キノコ・オオシロカラカサダケ
ムクドリ
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□ 川の手通りに沿って、隅田川=白鬚橋西詰「汐入公園ランニングコース」(片道2.3kmを折り返し、荒川区南千住3-38 ⇔ 南千住8-15)
北の空とススキ