■  8月4日は「箸(はし)の日」


「は(8)し(4)」(箸)の語呂合せで、「箸の日」。
箸への感謝を表すことを目的として、箸などの製造・卸・販売を手がける「藤本商會」(名古屋市中川区富船町4-1-7)が制定した。
尚、「箸を正しく使おう」という民俗学者の提唱で、「わりばし組合」 が1975年に制定したという説もある。
東京・赤坂山王の「日枝神社」(別称「日吉山王大権現」など、千代田区永田町2-10-5) では、神前に長さ1mの大きな箸を供え、古い箸を焼いて供養する「箸感謝祭」(別称「箸供養祭」) が行われる。


一方、宮崎県の「橋の日実行委員会」が1986年に「橋の日」を制定した。



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□ 古代中国から日本への伝来


中国では、漢朝時代(紀元前206年~紀元後220年)に箸が一般化していた。日本には既に弥生時代(紀元前6世紀~紀元後3世紀)に中国から伝来していたらしいが、祭祀の道具として用いられ、食生活では手掴(てづか)みのままだった。

607年、遣隋使の小野妹子らが持ち帰った箸と匙(さじ)を用いた箸食制度(食事作法)を、聖徳太子が隋など外国使節を持て成すため、朝廷の供宴儀式で採用し、それ以降、日本人は手食から脱し箸食が一般化して行った。7世紀後半の飛鳥・板蓋宮(いたぶきのみや)跡および藤原宮跡から出土したヒノキ製。島田遺跡から出土したピンセット型の竹製。
語源を探ると「嘴(はし)」「食と口との橋(はし)」、「間に挟(はさ)む」・・・鉗(かん)と呼ぶピンセット型挟弧(きょうす)。音では「筋(きん)」「筴(きょう)」「篋(きょう)」などと書き、訓では「波之(はし)」「波志(はし)」と読んだ。「古事記」(712年)には「波之」が登場する。
 

今日でも箸を使う食文化は、中国・朝鮮・日本・ベトナムのみ。
 

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□ お題「いつから、お箸を使えるようになった?」

 

 

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自分たちが何時から使えるようになったのかは定かで無い。

そこで、子供たちはどうだったかと思い出そうとするが、こちらもそんなに定かでは無いのだが、
匙(さじ、スプーン)に加えて5才頃から教え、小学校に上がる前には上手になったと思う。
3人共に変な持ち方はしていない。



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猛暑とコロナ(デルタ変異株)の再拡大(東京は1日に数千人規模)が続く状況で、「2020東京五輪」もまた続いており、近場での買い物と散歩以外の外出を控えている。


そんな中の今週は深夜に、NHKの名作「映像の世紀」シリーズのデジタルリマスター版を再映中なので、何度目かの鑑賞をしている。
改めて、19世紀末~20世紀半ばの世界は狂気に満ち満ち、人類が滅亡しても不思議で無いボーダーラインに在ったと戦慄(せんりつ)が走る。
現在の「コロナ禍」で邪悪な政治+軍事勢力が強大化しないことを切望する。


NHK-BSプレミアムの「秘境×鉄道『疾走!シルクロード』」シリーズ 第4弾は、天山山脈 とイシク・クル湖の絶景を鉄道&ドローン映像で鑑賞でき、
猛暑にタイムリーな清涼感が溢れる想いだった。


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■ NHK-G  8/3(火)0:11~1:25 / 1:27~2:41、8/4(水)0:11~1:25 / 1:27~2:41

「映像の世紀」シリーズ

・・・20世紀は人類が初めて歴史を「動く映像」として見ることができた最初の世紀。映像は20世紀をいかに記録して来たのか。
世界中に保存されている映像記録を発掘・収集そして再構成した画期的 なドキュメンタリーのシリーズ。 
活字とはひと味違った映像ならではの迫力と臨場感溢れる映像で20世紀の人類社会を鮮やかに浮き彫りにする。

NHK・米国ABC国際共同取材。
世界中に保存されている貴重な映像記録を発掘・収集そして再構成した画期的なドキュメンタリーのシリーズ。
1995年度毎日芸術賞、1995年度放送文化基金個人グループ部門賞を受賞。

音楽: 加古隆
演奏: 日本フィルハーモニー交響楽団、指揮: 岩村力
語り: 山田孝之、山根基世、伊東敏恵、進藤晶子
その他声の出演: 青二プロダクション


▽ 第1集「20世紀の幕開け ~カメラは歴史の断片をとらえ始めた~」

王朝国家が終えんを迎える19世紀末から第一次世界大戦までを紹介。
1900年のパリ万博をはじめ、ライト兄弟による飛行機の発明、
大英帝国・ヴィクトリア女王の葬儀、ロシア革命で処刑されるニコライ2世一家、
(ロマノフ王朝ニコライ2世一家)
第一次世界大戦の導火線となったオーストリア帝国皇太子暗殺事件当日の映像
等々-----激動の20世紀の幕開けをビビッドに描く。
ルノアールやモネ、文豪トルストイも「時代の証言者」として登場する。


▽ 第2集「大量殺戮(りく)の完成 ~塹壕(ざんごう)の兵士たちはすさまじい兵器を見た~」

動く映像で記録された史上初めての戦争・第一次世界大戦。
フィルムには、農業用トラクターを改良した1号戦車、
(英国軍戦車)
最初の空爆、毒ガス兵器など大量殺戮兵器の誕生、なすすべもなく死んだ兵士の姿が記録されている。
(塹壕戦)

若き日のマッカーサー・チャーチル・ルーズベルト・チャップリンなど、後に世界を大きく動かすことになる人物たちも登場。
第一次大戦勃発からロシア革命、アメリカ参戦、そして終戦までを追う。


▽ 第3集「それはマンハッタンから始まった ~噴き出した大衆社会の欲望が時代を動かした~」

戦争景気に湧く米国が、国力を高め資本主義社会の基本スタイルを形成した1920年代。
娯楽性の高い大衆文化、モータリゼーション、マスメディアの発達とその功罪。
モラルの変化、スキャンダリズム、
移民社会と排他主義、多様な犯罪、
(禁酒法時代)
そして拝金主義と好景気の果ての経済恐慌。
(米国ウォール街株価大暴落1929/10/24)
成熟社会の真っ只中に在る米国が経験する、これらの「光と影」をニューヨーク・マンハッタンを舞台に鮮烈に描く。


▽ 第4集「ヒトラーの野望 ~人々はナチスに未来を託した~」

20世紀、最も巧みに映像を利用して大衆の心を捉えた権力者ヒトラー。
国家がプロパガンダ映画を使い世論をリードした1930年代。
ナチスが自ら制作した映像を通して、ヒトラーが熱狂的支持を得た背景や戦術を探る。
(1936ベルリン五輪)
大恐慌からの再建に苦しむ米国、
資本主義社会への優越性を宣言するソ連、
満州国の建設に踏み出した日本
(張作霖爆殺事件)
 
-----の姿を織り込みながら、
 
世界を戦争に巻き込むナチス・ドイツの狂気への道を映し出す。



□ 関連ブログ

 

 
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■ NHK-BSP 8/4(水)9:00~10:29

「行くぞ!最果て!秘境×鉄道『疾走!シルクロード』」シリーズ

 第4弾「ウズベキスタン、カザフスタン、キルギスの3カ国を舞台にシルクロードを大疾走」


□ 概要

リポーター: 古原靖久
語り: 有働由美子

大草原の絶景や遊牧民の暮らしを紹介。

極寒の大雪原や、標高差1000mを超える山岳地帯など、トンデモナイ場所を走る鉄道。名づけて「秘境×鉄道」。

ウズベキスタン、カザフスタン、キルギスの3カ国を舞台にシルクロードを疾走する。
見渡す限りの大草原、天山(テンシャン、Tiānshān)山脈 とイシク・クル(Ysyk-Köl)湖 <※> の雄大な絶景をドローン映像でたっぷりご紹介。

シルクロードに生きる人々の暮らしに密着。豪華で美しい民族衣装や絶品の伝統料理も!ドキドキワクワクの89分間。、


<※>
イシク・クル湖 [イシク湖/イスィククリ湖などとも表記、中国の古称: 熱海(呉音ネツカイ、漢音ゼツカイ)]


天山山脈の北、キルギス共和国 (首都:ビシュケク市)の北西に在る内陸湖であり、琵琶湖の9倍。標高1,606mと高く、冬季は厳寒の気候であるが、夏の水温は20度で冬の水温は3度程度。塩分濃度が比較的低いにも拘らず冬でも湖面は凍らない(湖底から温泉が湧き出ているためか?)。
(天山山脈とイシク・クル湖)

周囲には多数の鉱山が存在するとともに魚雷試験場があったため、旧ソ連支配下では外国人の湖畔への立ち入りは禁じられていた。しかしキルギス共和国が独立した後は貴重な観光資源としての活用が行われている。
湖底には多数の遺跡が水没し、湖畔の砂浜には陶器など湖底遺跡から流れ着いたものが打ち寄せる。様々な時代の遺跡が水没しており、その1つにかつて湖畔に存在した烏孫の赤谷城がある。


□ 参考サイト
 
 

わすれな草や様々な野草が咲き乱れ、赤いポピーの群生地が美しい雪山との鮮やかなコントラストは絶景。
標高が高くなると林檎の白い花が満開。杏の花、チューリップ、アカシアと花々が美しい。