昨夜の月 月齢9.1 「九日月」

20210719--19:51 (正中の14分後)

真南の空

 

 

 

 

■ 7月20日は「Tシャツの日」


かつては7月20日が「海の日」だった(今年から7月22日に変更)こと、およびTシャツの「T」がアルファベットの20番目の文字であることから、Tシャツを自己主張のキャンバスと見立てもっと楽しむ日にしようと、愛知県の総合ユニフォームメーカー「(株)ファッションミシマヤ」(1948年創業、名古屋市西区城町270−1) が提唱し制定された。尚、2017年に(株)ファッションミシマヤは「(株)大仏」(2007年会社設立、名古屋市港区寛政町5-21-1) に事業が承継され、ファッションミシマヤ事業部として再出発した。


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妻が選んだユニクロTシャツの中から
「UT Bianchi」の一着。


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2013年9月7日、ブエノスアイレスの第125次IOC総会で決定した-----
「2020東京オリンピック・パラリンピック(以下、2020東京五輪と言う)」は、とうとう2021年7月23日の開会式が後3日と迫った。
 
思えば「2020東京五輪」は、大きな問題障壁(ケチ)の連続だった。



■ 2011年9月1日、「2020年夏季五輪」に6都市が立候補した。何と! その中に東京が入っており、"復興五輪"をスローガンに掲げた。


2011年3月11日に勃発した「東日本大震災」(原発事故重大度レベル7)から僅か6カ月しか経過していないので、世論は"有り得ない立候補"、"選ばれる筈がない"と思えた。
この選択に動いた政治勢力は、東京都知事としての延命を計ろうとする石原慎太郎氏、民主党から政権を奪還しようと画策する自民党であったろう。その主力勢力は------
自民党青嵐会・・・石原慎太郎氏、森喜朗氏、
自民党清和研(福田派→安倍派→三塚派→森派→町村派→細田派)・・・安倍晋三氏、小泉純一郎氏、故・町村信孝氏、下村博文氏、西村康稔氏、稲田朋美氏、萩生田光一氏、世耕弘成氏、丸川珠代氏、など。

「世界史的にもかつて無い今回の大震災からの復興は、戦災からの復興にも匹敵する苦難の道程でありましょう。しかし、必ずや立ち直り、9年後の日本の姿を披瀝するならば、世界中から寄せられた友情や励ましへの何よりの返礼となるに違いありません。次代を担う若者に夢と希望を贈るためにも、日本開催を目指す松明を消さずに灯し続けることは、我が国の将来にとって大きな意義があると思います。」(2011年6月17日、石原慎太郎・都知事)
「アジアでいち早く成熟を遂げた東京が、その証として、アジアで初めて、2度目となる大会を目指します。世界で最も安全・快適な未来の都市モデルを示すことで、21世紀にふさわしいオリンピック・パラリンピックの姿と震災から復活した日本の姿を世界に披瀝したいと思います。(中略)今から8年後、家族と共に、友人らと共に、この日本で、その感動を味わおうではありませんか。一人ひとりの純粋素直な気持ちを、招致成功への確かな力にしたいと思います。」 (2012年2月22日、石原慎太郎・都知事)



■ 2014年1月14日、組織委員会会長に就任した森喜朗氏が問題発言連発(舌禍)!!


□ 2014年2月9日、冬季五輪開催中のソチで会見し、執行部が高齢で語学力に乏しいことについて、「第2次大戦時、英語は敵国語だった」「昔はボール、ストライクも『よし』『駄目』と日本語を使わされて野球をやっていた。私の世代はよほど特別に勉強した方じゃないと外国語をよく理解しない」と説明した。


□ 2014年2月20日、ソチ冬季五輪のSPで浅田真央選手に転倒が相次いだことに関して、「見事にひっくり返った。あの子、大事なときには必ず転ぶ」と講演で述べた。浅田選手は帰国後の会見の中で「私は別に今なんとも思っていないですけど、たぶん(森さんが)ああいう発言をしてしまったことについて森さんは今少し後悔をしているのではないかなというふうに、少しは思っています。」と感想を語った。
フィギュアスケート団体への出場に関しても「負けるとわかっていた」とし出場するべきではなかったとの主張を展開した。



■ 2012年11月15日、事業主体・日本スポーツ振興センター(JSC)としてメイン会場の新国立競技場の国際コンペが実施され、最終審査(有識者審査委員長は建築家・安藤忠雄氏)の結果、ザハ・ハディド(Ms.Zaha Hadid、イラク・バグダード出身) が経営するイギリスの建築設計事務所ザハ・ハディド・アーキテクトのデザイン案が最優秀賞に選出された。
流線形が注目された一方で巨大さが景観を損ね建設費も莫大過ぎるとして各方面から批判が噴出して行き、2013年11月に約25%縮小するも年間維持費は約41億円に上るとも言われた。
但し、規模は施主のJSCが定めた応募条件であり決してハディド氏に非は無いとも言われた。


□ 2015年10月に着工予定だったものの、7月17日、安倍晋三首相は建設計画の白紙撤回を決断した。
9月18日、再コンペの申し込みが締め切られたが、応募は建築家・隈研吾氏 + 梓設計 + 大成建設JVグループ(A案)と、建築家・伊東豊雄氏 + 日本設計 + 竹中工務店/清水建設/大林組JVグループ(B案)の2者のみだった。12月19日、事業主体である日本スポーツ振興センター(JSC)は専門家技術審査委員会によって980点満点で採点した結果、A案(610点)がB案(602点)を僅差で破り法隆寺五重塔の垂木をモチーフとした隈研吾氏のデザインが選出された。
だが、B案の伊東豊雄氏が「A案はザハ案を下敷きにしているのではないか」と指摘し、ザハ氏は「スタンドの形状や柱の配置が驚くほど似ている」と声明を発表した。



■ 2015年7月24日、公式エンブレム審査委員会(委員長・永井一正氏ほか)によって、デザイナー・佐野研二郎氏の応募デザイン案が選出されたが、ベルギーのリエージュ劇場から酷似のロゴだと指摘され盗作疑惑が浮上した。劇場側は国際オリンピック委員会(IOC)を相手取って使用差し止めを求め地元裁判所に提訴した。
2015年9月1日、組織委員会は佐野研二郎氏がデザインしたエンブレムの使用中止を決定した。



■ 2015年5月29日、デザイナー・藤江珠希氏がデザインした「2020東京五輪」東京都観光ボランティアのユニフォームが、2014年2月11日に就任した舛添要一都知事から初披露された。
「おもてなし東京」というロゴが入ったメンズ/ウィメンズの2種類で、外国語で観光案内等を行う「街なか観光案内」のボランティアスタッフが着用する。
ところが、このユニフォーム・デザインは李氏朝鮮の王宮守衛の衣装や帽子・戦笠(せんりゅう)に酷似しているとの批判が沸騰した。


□ 2016年7月、自民党の小池百合子氏が都知事選挙に立候補する意思を表明。「東京の改革のために覚悟を持って臨みたい」として無所属での出馬を宣言し、選挙戦では前任の舛添要一や東京都議会の自民党会派の体質批判を展開。投票の結果、2位以下の候補を大きく引き離す291万2628票を獲得して当選した。8月2日、女性初の東京都知事に就任し、9月20日、小池を支援する政治団体・都民ファーストの会を発足させた。

11月18日、東京都観光ボランティアのユニフォームデザインに言及し、「このユニフォームを着たいと思われないのであれば、躊躇なく変えたい」と発言。新都知事の鶴の一声で変更が決定。2017年6月に公募し新ユニフォームを決定。新しいデザイナーはコシノヒロコ氏となった。



■ 新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) の世界的流行を受けて、安倍晋三首相と国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は、2020年3月24日の電話協議で、東京大会を1年程度延期すると合意した。IOCはその後に開いた理事会で正式承認。延期時期について「年内」は感染の終息が見通せず「2年」では費用が嵩(かさ)むとして見送られた結果、2020年夏の開催日程は1年延期となり、開催年は変わるが「東京2020」の名称に変更はなかった。
「コロナ禍で1年延期、人類がコロナに打ち勝った証として完全な形で開催する」(2020年3月24日、安倍晋三首相)


□ 開会式&閉会式の演出を巡って、2018年7月30日の理事会にて狂言師・野村萬斎氏を統括とする総合プランニングチームを立ち上げたが、新型コロナウイルス感染拡大を受けた演出の見直しに伴い解散させられた。


□ 延期決定から1年4カ月の2021年7月12日、「2020東京五輪」(7月23日~8月8日) は完全に「コロナ緊急事態宣言」(第4次、7月12日~8月22日)下で無観客ベース開催となった。
目指した「復興の証」も幻となり、世界のコロナ禍各国から移動し入国する選手団に対し "戦々恐々として" 競技完了を待つ日々となろう。



■ 開催経費予算は当初7000億円とされたが、何時の間にかほぼ倍増の1兆3500億円となり国民の税金が際限無く注ぎ込まれることになった。
2020年12月22日、組織委理事会は新型コロナウイルスの影響で2021年7月23日~8月8日に延期された予算案として、追加経費やコロナ対策費計2940億円を加えた1兆6440億円を承認した。


■ 2020年12月23日、開会式&閉会式の演出を総合統括する電通クリエーター・佐々木宏氏の新チームが引き継いだが、佐々木氏が女性タレントの容姿を侮辱した演出案を提案していたことを週刊文春に報じられ、2021年3月に引責辞任した。
この間、振付師・MIKIKO氏もまた佐々木宏と電通同期の髙田佳夫により交代させられて辞任していたことが明かされた。


■ 2021年2月3日、日本オリンピック委員会(JOC)の臨時評議員会で、再び森喜朗氏が女性蔑視発言を行った。
「これはテレビがあるからやりにくいんだが、女性理事を4割というのは文科省がうるさく言うですね。だけど女性がたくさん入っている理事会は時間がかかります。これもうちの「恥」を言いますが、ラグビー協会は今までの倍時間がかる。女性がなんと10人くらいいるのか今、5人か、10人に見えた(笑いが起きる)5人います。 女性っていうのは優れている所ですが、競争意識が強い。誰か1人が手を挙げると、自分も言わなきゃいけないと思うんでしょうね、それでみんな発言されるんです。結局女性っていうのはそういう、あまりいうと新聞に悪口かかれる、俺がまた悪口言ったとなるけど、女性を必ずしも増やしていく場合は、発言の時間をある程度規制をしておかないとなかなか終わらないから困ると言っていて、誰が言ったかは言いませんけど、そんなこともあります。 私共の組織委員会に女性は何人いますか? 7人位おられますが、みんなわきまえておられます。 みんな競技団体からのご出身で国際的に大きな場所を踏んでおられる方々ばかりです。ですからお話もきちんとした的を得た、そういうのが集約されて非常にわれわれ役立っていますが、欠員があるとすぐ女性を選ぼうということになるわけです。」


□ 2月4日、森喜朗氏は今回の発言について「一般論として、女性の数だけを増やすのは考えものだということが言いたかった。女性を蔑視する意図はまったくない」と釈明し自身の辞任は否定した。しかし「各競技団体から女性が多いと会議が長い、そういう風に聞いておるんです。」と回答。具体的な団体名については記者の質問を遮り「そういう話はもう聞きたくない。おもしろおかしくしたいから聞いているんだろ」と発言するなど、謝罪会見を開いたにも拘わらず「逆切れ会見」として世論の大きな反発を招いた。
2月12日、ホワイトハウスで報道官ジェン・サキ氏が「森氏の発言は容認できない。更なる対応についてはチームと協議する。」と話した。
この米国政府の反応を受け、森氏は理事会と評議員会の合同懇談会に出席し女性蔑視発言の責任を取って辞任を表明した。その後、後任の会長職には様々な人物への打診がなされた後に菅内閣の五輪担当大臣・橋本聖子氏が引き継ぐことで決着した。



■ 2021年7月23日の開会式が後4日と迫った7月19日(月)、遂に開/閉会式楽曲の作曲担当ミュージシャン・小山田圭吾氏(1969年1月27日東京都世田谷区で「和田弘とマヒナスターズ」ヴォーカル・三原さと志氏の長男として生まれた、52歳)が辞任し、開/閉会式で使用されないことが決定した。
小山田圭吾氏は、小学生~高校生時代の長年に亘って複数の障害者生徒に対して苛め・暴行行為を繰り返していたことを1995年に音楽雑誌インタビューで自身が語っていた。それが最近になってSNSで“多様性と調和を基本理念としている" 「2020東京五輪」担当ミュージシャンとして不適格だ!! と非難が燃え上がっていた。