■ 4月18日は「お香の日」
『日本書紀』にお香についての日本最初の記録として「推古天皇3年夏(595年旧暦4月)、淡路島に沈水(じんすい:香木のこと)が漂着した」との記述があることと、「香」の字は「一十八日 (18日)」と読み分けられることから、4月18日を「お香の日」として、全国の薫物・線香業者などが加盟する「全国薫物線香組合協議会」(現「日本薫物線香工業会」、兵庫県淡路市淡路市志筑新島5-2 淡路市商工会内)が1992年に制定した。
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□ お香の原料 (種類)
お香の原料として使用される天然香料は数十種類。
中国・インド・東南アジアを中心に産出される。中には、香辛料や漢方薬として親しまれているものも多く含まれる。
[五十音順]
▽ 安息香(あんそくこう、別名:ベンゾイン)
アンソクコウノキ(エゴノキ科)の幹を傷付けられて出る樹脂。宗教儀式。
タイ・ラオス・ベトナム・インドネシア/スマトラで産出(原産)、古代遊牧民国家・パルティア国(別名:安息国、カスピ海南東部・イラン高原東北部)で利用。
▽ 藿香(かっこう、別名:パッチュリー)
カッコウ (シソ科)の草本を乾燥。
フィリピン(原産) で産出。
▽ 貝香(かいこう)
巻貝の蓋。保香剤(練香などの保存剤)。
南アフリカ(マダガスカル・ザンジバル)で産出(原産)。
▽ 桂皮 [けいひ、別名:肉桂(ニッキ)・シナモン]
シナニッケイ、セイロンニッケイ(クスノキ科)の樹皮を乾燥。
中国南部・ベトナム(原産?)・インドネシア・スリランカなどで産出。
▽ 山奈(さんない)
バンウコン (ショウガ科) の根茎を乾燥。防虫剤。
中国南部・ベトナム(原産)、インドで産出。
<追記>
▽ 沈香 [じんこう、別名:アグル・伽羅(キャラ)など多い]
ジンコウ・ゴニスティルス・アキラリア(ジンチョウゲ科)の幹を傷付けられて出る樹脂。漢方薬。
ベトナムを筆頭に東南アジア(原産)。
日本ではわずかな違いを利(聞)き分ける組香での利用に適している。
▽ 大茴香 [だいういきょう、別名:八角・スターアニス]
ダイウイキョウ(シキミ科)の果実を乾燥。中華料理の香辛料、健胃剤。
中国南部(広西・広東・雲南・福建省)、インドシナ北部で産出。
▽ 丁子(ちょうじ、別名:丁香・百里香・クローブ)
チョウジノキ(フトモモ科)の花蕾を乾燥。香辛料。
インドネシア/モルッカ諸島(原産) ・ザンジバルなどで産出。
▽ 乳香(にゅうこう)
ニュウコウジュ(カンラン科)の幹を傷付けて出る樹脂。キリスト教の儀式における焚香料、漢方薬、香水。
アフリカ東北部(スーダン・ソマリア・エチオピア・ケニア)、アラビア海沿岸部(オマーン・イエメン)から産出(原産)。
▽ 竜脳(りゅうのう、別名:ボルネオール)
リュウノウジュ(フタバガキ科)の心材の空隙に結晶として析出。薫香料・防虫剤。
インドネシア(スマトラ・ボルネオ)、マレーシアで産出(原産)。
日本の奈良県明日香村・マルコ山古墳(飛鳥時代天智朝?)から出土。
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□ 香の歴史
▽ 飛鳥時代
『日本書紀』には、「推古天皇3年夏(595年旧暦4月)、淡路島の海岸に大きな沈水(じんすい、香木)が漂着した」との記述がある。一部はご神体として「枯木神社」(淡路市尾崎220) に祀られ、大部は「法隆寺」に奉納され、聖徳太子が「夢殿本尊 救世観音立像」(秘仏) と「手箱」を彫ったとされる。
▽ 奈良時代
仏前を浄め邪気を払う「供香(くこう・そなえこう)」として、火に焚かれた。鑑真和上は仏教の戒律と共に供香を日本にもたらし香の配合技術も伝えた。後に貴族たちは仏のための供香だけでなく日常生活の中でも香りを楽しむようになった。
▽ 平安時代
貴族の生活の中では盛んに、香料を練り合わせ「薫物」の香気や移香を楽しんだ。
王朝文学には香の記述が多く見られ、『枕草子』『源氏物語』にも散見される。
☆『枕草子』第百八十九段VI
「薫物(たきもの)の香、いと心にくし。五月の長雨の頃、上の御局(みつぼね)に、小戸(こと)の簾(す)に斉信(ただのぶ)の中将の寄り居たまへりし香は、まことにをかしうもありしかな。『そのものの香』ともおぼえず、大かた雨にも湿りて艶なる気色の、めづらしげなきことなれど、いかでかいはではあらむ。またの日まで御簾に染みかへりたりしを、若き人などの世に知らず思へることわりなりや。」
訳⇒「薫き物の香りは、大変奥ゆかしい。五月の長雨の頃、弘徽殿の上の御局で、小戸の簾に斉信の中将が寄りかかって座っていらっしゃった時の香りは、本当に素晴らしかった。『いったい何の香りか』とも知れず、辺り一帯に雨の湿気も加わって艶めかしい気分が漂って、斉信さまには珍しくもないことだが、どうして言わずにいられようか。翌日まで御簾に残り
香のあったことを、若い女房たちが何とも感激していたのは尤もなことである。」
▽ 鎌倉時代
武士が台頭し禅宗が広まると、香木そのものと向き合い一木の香りを極めようとする精神性が尊ばれ、「聞香」の方法が確立された。
▽ 室町時代
東山文化が花開いて、「茶の湯」や「立花」と同じく香も文化の一翼を担った。
「香合」「香炉」などが香道具として発展し茶道具にも取り込まれた。
▽ 江戸時代
経済力を持った町人にも香文化が広まった。道具のみならず「組香」の創作や香を鑑賞するための種々の作法が整えられて香は「道」として確立されて行った。
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□「線香」の伝来
室町時代には中国から「線香」が伝えられ、公家の贈答用品として用いられた。
明代の『本草綱目』(李時珍・著、1596年に上梓) に記載された「線香」の製造法が、福州から伝えられ、
1667年頃には長崎で製造開始し、その後、堺で線香の渦巻形状が発明されたとされる。
また、江戸時代には時計代わりとしても利用された。
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今日4/18(日)の早朝6時台に、TOKYO FM 「ハラミちゃんのハラミファソRadio♪」で、
シャ乱Qの1994年大ヒット曲「シングルベッド」カヴァーを聴いた。
おいちゃんは遅れているが、ハラミちゃんは初めて。
ストリートピアニスト、YouTuberの彼女の演奏は素晴らしい。
彼女は、モー娘の佐藤優樹ちゃんのファンらしい。
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■ 実況天気図20210418--09:00
□ 全国概況2021年4月18日 11時00分 発表
今日18日は、山陰・北陸・北日本で雨や雪が降る見込みで、雷を伴って激しく降る恐れもある。
東~西日本の太平洋側は晴れる所が多いものの、午後は山陽~近畿、東海などで雷雨がある見込み。
季節は「清明の候」(4/4) ⇒「穀雨の候」(4/20) へと移り行く。
昼食後、「谷中」~「西日暮里」方面でサイクリング。
天気は怪し気な天気図にも拘わらず、終日崩れなかった。
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□「都立谷中霊園」(旧称「谷中墓地」、台東区谷中7丁目)
□「生花店 おもだかや坂本」(谷中7-5-25)周辺
ナニワイバラ(別名ロサ・ラエビガタ)

オオツルボ(別名シラー/ペルビアナ)

■「天台宗護国山尊重院 天王寺」(谷中7-14-8)
・・・谷中七福神の毘沙門天像。湯島天満宮・目黒不動龍泉寺とともに江戸の三富と称される富籤(とみくじ)興行。
鎌倉時代の1274年に法華宗長燿山感應寺尊重院として創建、1641年に将軍家の祈祷所、江戸幕府より弾圧を受けて1698年に天台宗へと改宗し毘沙門天が本尊となる。1700年に富籤(とみくじ)興行の許可。1833年に天王寺と改称した。1874年に一部を東京府に移管し「谷中霊園」となる。
背景は、日暮里駅前のタワーマンション「ステーションプラザタワー」と「ステーションガーデンタワー」
本堂
イトシャジン(別名カンパニュラ・ロツンディフォリア)

ムラサキカタバミ
キジトラネコが傍にやって来た。

□「区立朝倉彫塑館」(谷中7-18-10)
鉄筋コンクリート作りの旧アトリエ部分と、丸太と竹をモチーフにした数寄屋造りの旧住居部分から構成され、その和洋折衷の特異な建築は彫刻・彫塑家の故・朝倉文夫氏本人が自ら設計した。
昨夜、テレ東「新美の巨人たち」(2021/04/17) で放映したばかり。

□ 谷中5-11付近
終期ながらまだまだ鮮やかなチューリップ

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□「夕焼けだんだん」(荒川区西日暮里3-10~3-13・14)の下り階段。
日曜の「谷中銀座」は "密"

□「新義真言宗豊山派補陀山観音院 養福寺」(西日暮里3-3-8)・・・1620年に創建。
仁王門の表側には仁王像一対(阿形・呼形、門の裏側には四天王のうちの二天(広目天・多聞天)像がある。

ウツギにアオスジアゲハ
オウバイ
アヤメ
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□ 台東区根岸2-2
コバノタツナミソウ(別名ビロードタツナミソウ)
先日(4/10)に「都立猿江恩賜公園」で青色を見つけたが、今回は白色。









