■ 11月19日は「緑のおばさんの日」


小学校の通学路における交通事故から守るため誘導する「学童擁護員(がくどうようごいん)」)の女性は、緑色の制服を着て黄色い旗を振り子供たちを誘導していたので、「緑のおばさん」という愛称で呼ばれた。元々はまだ女性の職場が少なかった戦後復興期1959年の11月19日から、東京都において寡婦(かふ、夫に先立たれた既婚女性)の救済雇用として創設され、1965年より東京都の臨時職員から正職員へと移行された。しかしながら一部に厚遇されているとやっかまれる時期があった。

1961年以降は全国の道府県にもこの「学童擁護員」制度が広まったものの、財政が厳しい自治体では臨時職員のままだったり、地元自治会が雇ったり、交通安全の啓発活動を行うボランティア団体である「交通安全母の会」が担ったりしている。


□ お題「緑のおばさんとの思い出ある?」
 

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妻によれば、1960年代の或る時期から金沢の市街地でもスタートしていたらしいが、高校~大学期には市街地へと通学していたのに、私には全く記憶がない。

社会人となった1970年代に首都圏で「緑のおばさん」が誘導する姿を見掛けた時は、仄々(ほのぼの)とした気持ちになった。


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昨日11/19(木)午後、「よみがえるオードリー・ヘプバーン 顔に魅せられた男カズ・ヒロ」の再放送を観た。

私の大好きなオードリー・ヘプバーンが題材に採り上げられていたので、紹介したい。


■ NHK-BS1スペシャル「よみがえるオードリー・ヘプバーン 顔に魅せられた男カズ・ヒロ」


初放送: 2020/03/08(日)19:00~20:50
再放送: 2020/03/14(土)14:00~15:50、2020/11/19(木)09:00~10:50


□ 番組概要


カズ・ヒロは人間の個性を際立たせる「顔」に魅せられて、顔作りに人生を捧げている。

映画の特殊メイクで大活躍するとともに、現代美術作品に挑む姿をドキュメントする。


□ 出演


特殊メイクアップアーティスト: カズ・ヒロ(旧名:辻一弘)

語り: 新井麻希


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□ 番組詳細


今年2020年2月、カズ・ヒロは映画「スキャンダル」の特殊メイク、メイクアップ&ヘアスタイリング部門で、2018年の映画「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」に続き2回目のオスカー獲得という快挙を果たした。

 



実在の人物そっくりに見せる特殊メイクを得意とし、その実力は名だたるハリウッドスターたちから指名されるほど。

その手腕を生かして、血管やシワの1本1本、肌のキメから毛穴まで細部に亘って再現された顔の像を創作している。

粘度彫刻を元に特殊メイクの技法でシリコン製の顔を作り、肌質や色味、頭髪にも拘(こだわ)って作り上げている。

その"神業"とも言われる生きているかのようなリアルさと超絶技巧は、美術界に衝撃を与えている。

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そんな彼の次なる作品は、1950~60年代にハリウッドで大活躍した名女優、オードリー・ヘプバーン(Audrey Hepburn、1929/05/04~1993/01/20、63歳没) の美しい若き顔 VS 慈善事業に尽くした晩年の顔---を甦(よみがえ)らせる。

彼女の代表作は、「ローマの休日」(53年)、「麗しいのサブリナ」(54年)、「昼下がりの情事」(57年)、「ティファニーで朝食を」(61年)、「シャレード」(63年)、「暗くなるまで待って」(67年) など。

映画史のみならずファッション史にも多くの軌跡を残した彼女は、今もなお、”永遠の妖精”と称されている。

「苦悩を乗り越えたからこそ刻まれた顔」

カズ・ヒロはヘプバーンの顔をそう言葉にする。  

「人の顔にはその人の人生が映っている」と考え、「その変化を表現したい」と語るカズは、「ローマの休日」で世界中を虜にした若き顔と、ユニセフ親善大使となり飢餓の子供たちを救うことに尽力した晩年の顔を作って行く。

2作を同時進行で制作するのは初めての試み。

そして、作品を作る上で、一番拘っている部分は「瞳」。


作品を鑑賞した人たちから「動かないけど動いているように感じる」と言われるそうで、カズさん曰く、「そのリアリティーは瞳で決まる」とのこと。

 



 

  

 



「1ミリずれていたらその人の意思が伝わらない」と気の遠くなるほどの細かな微調整を続け、視点が決まるまで只管(ひたすら)に作品「オードリー・ヘプバーン」と見つめ合う。

20代のオードリーは儚(はかな)げな美しさがみえる。

そして60代のオードリーは全てを包み込むような笑顔と人生を生き抜いた達観した姿がみえる。

 



このオードリー・ヘップバーンの姿は、見た人それぞれ感想は違うと思う。

このポートレートを見たシャーリーズ・セロンは次のような感想を述べている。

 



セロン: ヘップバーン本人に会えた気分です。横からビデオを撮って正面に戻ったとき一瞬 生きているかと思いました。2つの年代の彼女の存在を感じられるんです。歳をとった方の微笑みは周りを包み込むようで優しさと何かを表しています。予想外の表情に興味をそそられました。彼女の目の奥に思考が垣間見えます。写真では美しさにまず目がいきますが、この作品では彼女の魂や感情にも触れられます。魅惑的な気分を捉えてます。

セロンとカズとの対話

セロン:あの顎のほんの些細なラインが本当に美しいわ。

カズ:ありがとう。見る人の背の高さや見る距離や角度によって見え方が違うはずです。だからいろんな側面を入れてあるんです。

セロン:なるほどそういうことなのね。

カズ:見ている人の感情が像に反映されて戻ってくる感じになるんです。その様子を見るのが僕の楽しみでもあります。

セロン:歳をとった方の像をついつい長く見ちゃうのは なぜかしらと考えていたんだけど、彼女が体験した人生を感じられるからなのでしょうね。若い方はとても美しいのですが つい歳をとった方を見てしまうんです。それはカズが彼女の過ごした人生を注ぎ込んだからでしょう。若い方にはそれが無い代わりに将来への期待が感じられます。歳をとった方には人生が刻まれていて目を奪われるんでしょうね。


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一方で現代美術家としても活動中。

世界に大きな影響を与えた人物をモチーフに、立体的でリアルな顔のアート作品を制作している。

神業と言われる技術で過去に手掛けたのは、リンカーン大統領、現代芸術家のサルバドール・ダリ、アンディ・ウォーホルなど偉人の顔・肖像作品を作って来た。

 

 




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顔に魅せられて、顔作りに人生を捧げた男、カズ・ヒロさんの創作過程に密着した。

顔に拘り、人間とは何か?を追い求めるカズ・ヒロの作品作りを描く。

番組は、作品の緻密さをより鮮明に見せるため8Kカメラで撮影している。

圧倒的な存在感を放つアート作品とともに、その生き方や人生も紹介された。

 



 
 

 

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昨日11/19(木)の日没時は、南の天空に月齢3.9の夕月が美しく浮かんでいた。

 

□ 20201119--16:25 (日没の7分前、正中の1時間後)

 

南南東~南の空

                               月↓

 

            

 

□ 20201119--16:54 (正中の1時間半後)

 

南の空

 

 

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<追記>

 

今日11/20(金)の朝焼けは凄かった!!

 

□ 20201120--06:17~06:18  (日の出の3~4分前)

 

東の空

南の空

西の空