■ 10月13日は「サツマイモの日」
10月は「栗(九里)より (四里分も) うまい十三里」と言われていたサツマイモの旬であり、かつ江戸から川越までの距離が約13里(52km)であることから、
市民グループ「川越いも友の会」(埼玉県川越市幸町15‐13) が10月13日を「サツマイモの日」と1987年に制定した。
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□ サツマイモ(薩摩芋)の知識
別名: 甘藷(かんしょ)、蕃薯(ばんしょ/はぬす/はんす/はんつ)、唐芋(からいも/とういも、とう⇒とん、いも⇒うむ)、琉球薯(りゅうきゅういも) 等と多い。
中国(唐)から伝来した由来により特に九州では唐芋とも呼ばれる。
英名: sweet potato。ヤム芋に似ていることから yam とも呼ばれる。
分類: ナス目Solanalesヒルガオ科Convolvulaceaeサツマイモ属Ipomoeaサツマイモ種(学名)Ipomoea batatas
原産地: 南米・ペルーの熱帯地域。
成分(栄養素): デンプンが豊富でエネルギー源として適している。またビタミンCや食物繊維を多く含み加熱してもビタミンCが壊れにくいという特長がある。
▽ 日本への伝播
大航海時代にイタリアのクリストファー・コロンブスが1498年にベネズエラを訪れて以降、スペイン人あるいはポルトガル人により東南アジアに導入された。
スペインorポルトガル人により東南アジア⇒フィリピン・ルソン島⇒中国⇒1597年に宮古島⇒1604年に琉球王国沖縄本島⇒1698年に種子島に伝わる。
サツマイモは繁殖能力が高く窒素固定細菌との共生により窒素固定が行えるため痩せた土地でも育つ。従って、初心者でも比較的育て易く、江戸時代以降に飢饉対策として広く栽培されて来た。
江戸幕府8代将軍・徳川吉宗は、飢饉の際の救荒作物として西日本で認知されている甘藷の栽培を儒学者・青木昆陽に命じ、小石川薬園(現・小石川植物園)と下総国(現・幕張)と上総国(現・九十九里)とで試作させた。
この結果、「享保の大飢饉」(1731~33年)以降、関東においてサツマイモの栽培が普及し、50年後の「天明の大飢饉」(1782~88年)では多くの人々の命を救った。
昆陽の薩摩芋試作が関東における普及の直接の理由なのかどうか、佐藤信淵の指摘に見られるように疑問視する説もあるが、昆陽が同時代に名声を得ていたことは事実。後世に"甘藷先生"と称され---
目黒不動尊(瀧泉寺)には甘藷先生之墓があり、
幕張では昆陽神社が建てられ芋神様として祀られ、
九十九里には関東地方甘藷栽培発祥の地の碑が建てられている。
サツマイモが蒸(ふか)し芋で食されていた江戸時代中盤までは、「栗(九里)にはやや及びませんが」という遜(へりくだ)った洒落で「八里半」と名付けた。
寛政1789~1801年の頃、焼き芋が江戸にも伝わり、寛政年間(1789~1801年)の頃、小石川の焼き芋屋さんが、「十三里」と名付け「栗(九里)より(四里)うまい十三里」という自慢たらしい洒落が江戸っ子にウケて評判を呼び、今で言うところの大ヒット商品となった。
▽ 日本における特産地
2017年の生産量ランキング
①鹿児島県 282.0t(35%)
②茨城県 174.9t(22%)
③千葉県 101.2t(13%)
④宮崎県 90.0t(11%)
⑤徳島県 30.3t( 4%)
鹿児島県は水はけの良い火山灰を含んだ土地が広がっており、栽培に適している。
ブランド(特定銘柄)としては---
鹿児島県の「知覧紅」(ちらんべに)・「安納芋」(あんのういも)、
徳島県の「鳴門金時」(なるときんとき)、
石川県の「五郎島金時」(ごろうじまきんとき)
等がある。
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□ お題「サツマイモ料理、何が好き?」
子供の頃は幼少時から、蒸(ふか)し芋としてしばしば食べた。
小学校の時は、全校生徒が里山へ遠足に行き、芋掘り大会をした記憶がある。
埼玉の建売団地に住んでいた時期(1977~2007年)は、冬ともなれば焼き芋屋がやって来た。
川越市内へのドライブ(38km≒10里) は数年に一度の頻度でしていて、サツマイモの土産物を買った。
▼本日限定!ブログスタンプ
さつまいものてり煮
さつまいものバターきんぴら
さつまいものみりんレモン煮
さつまいもの肉じゃが
さつまいもの甘煮
さつまいもと鶏のそぼろ煮
さつまいものとレンコンのきんぴら
さつまいもご飯
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昨日10/13(火)の朝は、歯科の定期点検とクリーニング(2カ月毎)の後、「荒川自然公園」まで足を延ばした。前回は9/8(火)。
サイクリング&ウォーキング4,500歩とまずまず。
■「区立荒川自然公園」(荒川区荒川1/2/7/8丁目、サービスセンターは荒川8-25-3)
ザクロの実は終期
カキの実は完熟
ドウダンツツジの紅葉が進行中
イロハモミジの紅葉が進行中
ニシキギの紅葉が進行中
ヤマハゼの紅葉はこれから
カツラの紅葉は少しずつ
アベリアの白い花は終期
ナミアゲハ
コムラサキの実
赤いハギの花はまもなくピーク
ススキ(別名オバナ)の穂が弾けている
クロガネモチの赤い実
モッコクの赤い実