■ 7月2日は「タコの日」
 

 
「蛸(タコ)研究会」の元会長・田中二良(じろう)博士が制定した。田中氏は、東京水産大学→東京大学農学博士号取得→水産庁東海区水産研究所 (現・中央水産研究所)主任研究官だった人物で、2004年3月7日に亡くなったため「蛸研究会」の活動も停止したままだという。
制定した趣旨は、古来より関西・中国地方を中心に、「半夏生」(はんげしょう、7月1日ないし2日)に旬である蛸を食べる風習が多かった。
① 農作物が蛸の吸盤のように大地に這(は)い付きしっかり根付くようにという願い。
② 「半夏生」には天から毒が降るという言い伝えがあり、井戸に蓋をして毒気を防いだり、この日に採った野菜は食べてはいけないとされ、蛸は毒を出すとされていた。
③ 盛夏を乗り切るために体力を着ける。タンパク質をはじめ、ビタミンB2(美容・エイジングケア効果)、タウリンなどの栄養素が豊富。特にタウリンはコレステロールを低下させ夏バテを防ぐ効能がある。


□ タコの雑学
 

▽▽ タコの語源

▽ 発音

手が多いので、テ(手)+接尾辞コ⇒転じてタコ。テ(手)+キョタ(許多)⇒訛ってテコラ⇒約まってテコ⇒転じてタコ。
手の吸盤で凝(こ)り着くので、テ(手)+コ(凝)⇒転じてタコ。
手のあるナマコなので、テ(手)+ナマコ⇒約まってテコ⇒転じてタコ。
手で手繰(たぐ)るので、古語のタク(綰)⇒訛ってタコ。
ウロコのない魚なので、ハタコ(膚魚)⇒約まってタコ。

▽ 漢字

足が多くて長いので「多股」。
海に棲む蛸(クモ)「海蛸子」の省略形で「蛸」「鮹」。
空に揚げる凧の形から「章魚」「鱆」。


▽ タコの生物学
 
分類: 軟体動物門 頭足綱(頭足類) 八腕目(タコ目)。

寿命は短く、多くの種は1~2年程度で、長寿のミズダコでも3~5年。
心臓は3つあり、1つは全身に血液を送る心臓、後の2つは左右の鰓(エラ)の中の血液を循環する心臓。
比較的高い知能を持っており一説には最も賢い無脊椎動物であるとされている。形を認識したり問題を学習し解決することができる。道具を使っていることが判明している。
血液中にヘモシアニン(銅)という緑色の色素が含まれ、そのため青く見える。ヘモシアニンは、(魚類のもつヘモグロビンに比べ)酸素運搬能力に劣るため長距離を高速で移動し続けることができず、海水のpH濃度にも影響を受けやすく海水が酸性化すると酸素運搬能力が低下してしまう。
甲殻類(エビ・カニなど)や二枚貝にとって天敵。好んで捕食する。
 
 
▽▽ 日本の地誌
 
弥生時代中期の「池上・曽根遺跡」(大阪府和泉市池上町~泉大津市曽根町) からは、蛸壺形土器 (イイダコ用・マダコ用) が複数出土している。


▽ タコを祀る寺社・祭事


宮城県本吉郡南三陸町志津川旭ヶ浦8「志津川湾たこまつり福興市」
東京都目黒区下目黒3-11-11「蛸薬師成就院」
東京都八王子市高尾町2177「高尾山薬王院」
愛知県知多郡南知多町日間賀島「日間賀島たこ祭り」
京都市中京区新京極蛸薬師東側町503「永福寺 蛸薬師堂」(通称「蛸薬師」)
大阪府岸和田市南町43-12「天性寺 地蔵菩薩」(通称「蛸地蔵」)
兵庫県明石市明石市中崎1-5「明石半夏生たこまつり」
兵庫県赤穂市坂越1446-2「いきいき坂越たこまつり」
鳥取県西伯郡伯耆町福岡「福岡神社(通称「蛸大明神」) の蛸舞式神事
愛媛県西予市明浜町狩浜3-1「春日神社」(通称「蛸神社」)
大分県大分市佐賀関3336-2「早吸日女(はやすいひめ)神社」の蛸断ち祈願



▽ ヨーロッパの地誌

古典ギリシア語ὀκτώπους(oktōpous、8本足という意味)、ラテン語Octopus、英語octopus、学名octopoda

地中海沿岸地域(ポルトガル、スペイン、フランス南部/プロヴァンス地方、イタリア、ギリシアなど)のラテン系社会では、古来より伝統的な食品であり身近な存在。
イギリスはじめヨーロッパ中北部のゲルマン系社会では、"悪魔の魚"とも呼ばれ忌み嫌われて来た。
ヨーロッパでもユダヤ教社会では、タコなど軟体動物を食べてはいけない。


*


□ お題「タコのおすすめレシピ教えて!」

 

 

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我が家が好きなレシピは、いたってシンプル。

「タコの日」に因んで酢ダコを食べました。


タコ刺
酢ダコ
タコときゅうりの酢の物
イイダコのやわらかに煮


▽ タコを使った人気レシピ・ランキング (出典 macaro-ni.jp 2018年2月28日)

①タコのガーリックソテー
②タコとアスパラのピリ辛炒め
③タコとドライトマトのバジル炒め
④タコと大根の煮物
⑤タコと大豆のショウガ煮
⑥タコと大根の番茶煮
⑦タコとレンズ豆のトマト煮込み
⑧揚げタコ焼き風
⑨タコの唐揚げ
⑩揚げないタコの唐揚げおろしポン酢
⑪タコのカルパッチョ
⑫タコのサラダ
⑬タコのポテトサラダ
⑭タコのマリネ


▽ タコのレシピ (出典 kikkoman.co.jp/homecook/series/tako02.html)

タコとじゃがいものアンチョビー味
タコと野菜のサラダ
タコとなすの和え物
タコの混ぜご飯
タコとオクラのサラダ
タコときゅうりの酢の物
タコとしそのさっと炒め
タコとピーマンの和風マリネ
タコのマリネサラダ
タコの刺し身のサラダ
タコのスペイン風
タコのプロバンス風
タコのから揚げ
タコときゅうりの梅風味和え
タコのやわらか煮
タコめし


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昨日7/2(木)

未明の闇夜に、強風で南⇒東に流れる雨雲
20200702--02:06
南東


実況気象衛星画像

20200702--11:30

 

実況雨雲の動き

20200702--11:00


午前中の清み切った空とスジ雲
20200702--11:08

南西

南東



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午後は前日に続いて、「東白髭公園」などで盛夏の花を観賞した。


7月1日の誕生花: ハンゲショウ/ヒメユリ/マツバギク/クレマチス/アザミ
7月2日の誕生花: キンギョソウ/グラジオラス/オイランソウ


□ 台東区浅草4/今戸2

カノコユリ(別名ドヨウユリ/タナバタユリ)



グラジオラス(別名トウショウブ)

 

 

□ 台東区清川1

「浄土宗当麻山曼荼羅寺 念佛院」(清川1-2-5)

サルスベリ


マンデビラ(別名デプラデニア)


ムクゲ(八重咲き)


マツバボタン


カラー(別名オランダカイウ)



□ 台東区橋場1/橋場2

クレマチス(別名テッセン/カザグルマ)



カサブランカ

 

ガザニア(別名クンショウギク)



ムクゲ(八重咲き、別名ハチス)


ラズベリー(別名ヨーロッパキイチゴ/フランボワーズ)の実



ランタナ(別名シチヘンゲ)


キバナコスモス



*


隅田川==白鬚橋(台東区橋場2-1~墨田区堤通2-1)


■「都立東白鬚公園」(墨田区堤通2- 2) 

 

公園内は平日の午後とあって、散歩の人が非常に少なかった。


マツバギク



ハンゲショウ(別名カタシログサ)

 

 


グラジオラス(別名トウショウブ)、ヒメヒオウギズイセン(別名クロコスミア/モントブレチア)


モミジアオイ(別名コウショッキ)はまだツボミ



ユリに似たインドハマユウ?


 

 


小型のササユリ?


オニユリ


キヒラトユリ(別名キバナノコオニユリ)



ヒゴタイ


オイランソウ


ハツユキソウ(別名ユーフォルビア・マルギナタ)


コスモス


アガパンサス(別名ムラサキクンシラン)のシロバナは少ない




黄色いカサブランカ



ボタンクサギ(別名ヒマラヤクサギ/ベニバナクサギ)


 


ペンタス(別名クササンタンカ)



終期の可憐なガクアジサイ(園芸種)



クサギに似た黒い実



咲き始めたヒマワリ



隅田川==水神大橋(荒川区南千住8-15~墨田区堤通2-14)

向こう岸の白鬚西ポンプ所(荒川区南千住8-17-3)、都立汐入公園(南千住8-13~16)
遠景はJR南千住駅前の高層タワーマンション群(南千住4)

水神大橋を渡って向こう岸から見た東京都リハビリテーション病院/都営白鬚東アパート群(墨田区堤通2-14/15)



*


昨日のサイクリング&ウォーキング1,800歩。


帰宅後の夕方の月(月齢10.8)
20200702--17:57 (月の出から2H弱)