■ 3月30日は「マフィアの日」
「マフィア」は、イタリアのシチリア島を起源とするコーザ・ノストラ(秘密結社的犯罪集団)。マフィアのグループは「ファミリー」と呼ばれる。
19世紀から恐喝や暴力により勢力を拡大し、米国のニューヨークを頂点としてシカゴ・ロサンゼルス・サンフランシスコなど巨大都市を中心に暗躍している。
主な活動内容は、恐喝/強要/共謀・殺人/暗殺の暴力をはじめ、賭博・高利貸し/金融詐欺・売春・麻薬・密輸/密造、そして近年の組合乗っ取り・環境破壊など組織犯罪(シンジケート)的違法行為の一方で、不動産取引・株取引における疑わしき合法的資金集め/資金洗浄もある。
1282年3月30日、「マフィア」の名前の由来となったとされる住民暴動と虐殺事件「シチリアの晩祷(晩鐘)」が起こった。
当時のシチリア島はフランス国王の叔父であるシャルル・ダンジューの苛酷な支配下にあった。事件の日はキリスト教の復活祭の翌日に当たる月曜日であり、教会の前には晩祷(夕刻の祈り)のために大勢の市民が集まっていた。そこにフランス兵の一団がやって来て、その土地の女性に手を出そうとしたため、その女性の夫はいきなりその兵士を刺した。その場に居合わせた他の市民もフランス兵に襲い掛かり兵士の一団を全員殺してしまった。その時に晩祷を告げる晩鐘が鳴ったことから、この事件は「シチリアの晩祷(晩鐘)」と呼ばれるようになった。この暴動は全島に拡大し、フランス系の住民は見つかり次第に殺され、その数は4000人以上に及んだ。
この暴動の合言葉「Morte alla Francia Italia anela」(フランスに死を、これはイタリアの叫びだ)の各単語の頭文字を並べると「MAFIA」となり、これが「マフィア」の名前の由来であるという説がある。
シャルル・ダンジューのアンジュー王家はシチリアから追放され、代わって同じくフランス系のアラゴン王家がシチリアの支配者となったが、2つの王家の間で繰り広げられた戦争は20年にも及んだ。「シチリアの晩祷」に始まるこの戦争は「シチリア晩祷戦争」と呼ばれている。
□ お題 「マフィア映画、見たことある?」
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あります。
鑑賞した主なマフィア(ギャング)映画は次の通りで、★印は印象に残っている作品。
『現金(げんなま)に手を出すな』(製作:仏伊合作、配給:仏Les Films Corona/日・映配、日本公開:1955年、原作:アルベール・シモナン、脚色:ジャック・ベッケル/アルベール・シモナン/モーリス・グリッフ、監督:ジャック・ベッケル、音楽:ジャン・ウィエネル、出演:ジャン・ギャバン/ルネ・ダリー/ジャンヌ・モロー。
『ボルサリーノ』(製作:仏伊合作、配給:米パラマウント映画、日本公開:1970年、原作:ユージェーヌ・サコマノ、脚色:ジャン=クロード・カリエール/クロード・ソーテ/ジャック・ドレー/ジャン・コー、監督:ジャック・ドレー、音楽:クロード・ボラン、主演:ジャン=ポール・ベルモンド/アラン・ドロン/ミシェル・ブーケ)
★『フレンチ・コネクション』(製作:米国、配給:米20世紀フォックス、日本公開:1972年、原作:ロビン・ムーア、脚色:アーネスト・タイディマン、監督:ウィリアム・フリードキン、音楽:ドン・エリス、出演:ジーン・ハックマン/ロイ・シャイダー/フェルナンド・レイ)・・・第44回米アカデミー賞5部門(作品賞/監督賞/主演男優賞/脚色賞/編集賞)を受賞。
★『ゴッドファーザー』(製作:米国、配給:米パラマウント映画、日本公開:1972年、原作:マリオ・プーゾ、脚色:マリオ・プーゾ/フランシス・フォード・コッポラ、監督:フランシス・フォード・コッポラ、音楽:ニーノ・ロータ、出演:マーロン・ブランド/アル・パチーノ/ジェームズ・カーン/ロバート・デュヴァル)・・・第45回米アカデミー賞3部門(作品賞/主演男優賞/脚色賞)を受賞。
★『ゴッドファーザー PARTⅡ』(製作:米国、配給:米パラマウント映画、日本公開:1975年、原作:マリオ・プーゾ、脚色:マリオ・プーゾ/フランシス・フォード・コッポラ、監督:フランシス・フォード・コッポラ、音楽:ニーノ・ロータ/カーマイン・コッポラ、出演:アル・パチーノ/ロバート・デュヴァル/ダイアン・キートン/ロバート・デ・ニーロ)・・・第47回米アカデミー賞6部門(作品賞/監督賞/助演男優賞/脚色賞/美術賞/作曲賞)を受賞。
★『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』(米伊合作、配給:米ワーナー・ブラザース/日本・東宝東和、日本公開:1984年、脚本:セルジオ・レオーネ/レオナルド・ベンヴェヌーティ/ピエロ・デ・ベルナルディ/エンリコ・メディオーリ、監督:セルジオ・レオーネ、音楽:エンニオ・モリコーネ、出演:ロバート・デ・ニーロ/ジェームズ・ウッズ/エリザベス・マクガヴァン)
★『アンタッチャブル』((製作:米国、配給:パラマウント映画、日本公開:1987年、原作:オスカー・フレイリー、脚本:デヴィッド・マメット、監督:ブライアン・デ・パルマ、音楽:エンニオ・モリコーネ、出演:ケビン・コスナー/チャールズ・マーティン・スミス/アンディ・ガルシア/ショーン・コネリー)・・・第60回米アカデミー賞1部門(助演男優賞)を受賞。
★『グッドフェローズ』(製作:米国、配給:米ワーナー・ブラザース、日本公開:1990年、原作:ニコラス・ピレッジ、脚色:ニコラス・ピレッジ/マーティン・スコセッシ、監督:マーティン・スコセッシ、音楽:Derek And The Dominos「Layla (Piano Exit)」、出演:レイ・リオッタ/ロバート・デ・ニーロ/ジョー・ペシ)・・・第63回米アカデミー賞1部門(助演男優賞)、第47回ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞(最優秀監督賞/観客賞)を受賞。
『ゴッド・ファーザーPARTⅢ』(製作:米国、配給:米パラマウント映画、日本公開:1991年、脚本:フランシス・フォード・コッポラ/マリオ・プーゾ、監督:フランシス・フォード・コッポラ、音楽:カーマイン・コッポラ/ニーノ・ロータ、出演:アル・パチーノ/タリア・シャイア/ダイアン・キートン)
『カリートの道』(製作:米国、配給:米ユニバーサル・ピクチャーズ、日本公開:1994年、原作:エドウィン・トレス、脚色:デヴィッド・コープ、監督:ブライアン・デ・パルマ、音楽:パトリック・ドイル、出演:アル・パチーノ/ショーン・ペン/ペネロープ・アン・ミラー)
★『パルプ・フィクション』(製作:米国、配給:米ミラマックス/日・松竹富士、日本公開:1994年、原案:クエンティン・タランティーノ/ロジャー・エイヴァリー、脚本・監督:クエンティン・タランティーノ、音楽:カリン・ラクトマン、出演:ジョン・トラボルタ/ユマ・サーマン/サミュエル・L・ジャクソン/ブルース・ウィリス)・・・第67回米アカデミー賞1部門(脚本賞)を、第47回カンヌ国際映画祭パルム・ドール(最高賞)を受賞。
『フェイク』(製作:米国、配給:米コロンビア映画/日・東宝東和、日本公開:1997年、脚本:ポール・アタナシオ、監督:マイク・ニューウェル、音楽:パトリック・ドイル、出演:アル・パチーノ/ジョニー・デップ/マイケル・マドセン)
★『L.A.コンフィデンシャル』(製作:米国、配給:米ワーナー・ブラザース/日・日本ヘラルド映画、日本公開:1998年、原作:ジェイムズ・エルロイ、脚色:カーティス・ハンソン/ブライアン・ヘルゲランド、監督:カーティス・ハンソン、音楽:ジェリー・ゴールドスミス、出演:ケヴィン・スペイシー/ラッセル・クロウ/ガイ・ピアース/キム・ベイシンガー)・・・第70回米アカデミー賞2部門(助演女優賞/脚色賞)を受賞。
★『インファナル・アフェア』(製作:香港、配給:香港・寰亜電影発行/日コムストック、日本公開:2003年、脚本:アラン・マック/フェリックス・チョン、監督:アンドリュー・ラウ/アラン・マック、音楽:コンフォート・チャン、出演:トニー・レオン/アンディ・ラウ/アンソニー・ウォン)
『ディパーテッド』(製作:米国、配給:米ワーナー・ブラザース、日本公開:2007年、原作=オリジナル脚本:アラン・マック/フェリックス・チョン、脚色:ウィリアム・モナハン、監督:マーティン・スコセッシ、音楽:ハワード・ショア、出演:レオナルド・ディカプリオ/マット・デイモン/ジャック・ニコルソン/マーク・ウォールバーグ)・・・第79回米アカデミー賞4部門(作品賞/監督賞/脚色賞/編集賞)を受賞。
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昨日3/30(月)午後、妻に頼まれて買い物に出掛けた。
そのサイクリング途中、閑散とした浅草風景を数枚収めたスナップ写真。
□ 隅田川 「駒形橋」 西詰交差点 (台東区雷門2-2)
「浅草寺駒形堂」(本尊・馬頭観世音菩薩木像、雷門2-2)
サトザクラ(別名ボタンザクラ)系
「浅草むぎとろ本店」(雷門2-2-4 浅草むぎとろハイム)
□ 隅田川 「吾妻橋」 西詰交差点 (雷門2-19)
「東武鉄道浅草駅 / 浅草EKIMISE / 松屋浅草店」(台東区花川戸1-4-1 東武浅草駅ビル)
「神谷バー」(台東区浅草1-1-1 神谷ビル)
□「聖観音宗本山金龍山浅草寺 雷門 / 仲見世通り / 宝蔵門」(浅草2-3-1)
・・・大提灯が現在修復中であるうえに、記念撮影が殆ど無いので、宝蔵門まで丸見え。
□「浄土宗光明山天嶽院(てんがくいん)遍照寺」(台東区西浅草3-14-1)
・・・ハナモモ/ゲンペイモモの名所