昨日9/7(土)
朝から夕方まで、地平線に発達した入道雲が顔を出し続けていた。最高気温も33.5℃に達している。
20190907--08:00~08:22
南の空

西の空

「上弦の月」から一夜・・・月齢7.7、月の出13:31 / 月の入り23:35。
20190907--22:23(間もなく月の入り)
南西の空
来週9/13(金)は、「十五夜 "中秋の名月"」・・・月齢13.7、月の出17:44 / 月の入り04:06。
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もう二週間前になったが、先月8/24(土)の深夜、隠れた名作と囁かれて来たテレビドラマ「松本清張の脊梁(せきりょう)」を、初めて鑑賞することができた。
残念ながら原作本は区立図書館に見当たらなかったが、ストーリー(脚色)も、今から36年前の映像作品としても、決して古さを感じさせず非常に良かった。
今年還暦(1959年生まれ)の当時23才だったヒロイン・池上季実子さんは才能の片鱗を見せていた。
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J:COMホームドラマチャンネル(#555HD)
2019/8/24(土)深夜2時から約110分
タイトル「松本清張の脊梁」でテレビドラマ化。
日本テレビ系列の「火曜サスペンス劇場」枠で1982/10/12(火)放映。
■ 原作
松本清張の短編小説「脊梁」(せきりょう、背骨・脊柱の意)
初出は別册文藝春秋1963年12月号掲載。
ポケット文春本の短編集「ベイルート情報」に収録し1966年6月刊行。
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■ スタッフ
脚本:古田求、一色伸幸(脚本デビュー作)
監督:山根成之
撮影:長沼六男
制作:松竹、霧プロ
■ キャスト
川田トモ子: 池上季実子

村尾宗一: 清水健太郎・・・トモ子の恋人
村尾カネ: 加藤治子・・・宗一の母
倉岡文平: 時田優・・・宗一の共犯者
石井次郎: 工藤堅太郎・・・宗一の共犯者
名古屋章・・・トモ子の父
披岸(ひぎし)喜美子・・・トモ子の母
川田ケイ子: 山本ゆか里・・・トモ子の妹
松橋登・・・トモ子の結婚相手
坂巻明美:城戸真亜子・・・宗一の支援者
中尾彬・・・検事
大石吾朗・・・刑事
宗近晴見
下井竜右衛門: 梅津栄・・・強盗殺人事件の被害者
三遊亭遊三
星野浩司、松田桃金、山中健次、隼田勇蔵、久木念、吉田太門、久遠利三、加島潤、山本幸栄、大杉侃二朗、城戸卓、相馬勇、谷よしの、加藤京子、他。
■ あらすじ
恋人の無実を信じ青春の全てを賭けた女を池上季実子が好演!

トモ子が恋人の宗一の部屋に泊まった夜、同じ町内で強盗殺人事件が起きた。
翌日、逮捕された文平の自供から、宗一が共犯者として逮捕。
警察の取り調べに宗一のアリバイを主張していたトモ子だが、あの夜、不審に思う点を見つけ、宗一が犯人ではないかという不安を抱えていた。
しかし愛する宗一のアリバイを主張し続け10年の月日が流れていたが、残酷な最終結審が待ち受けていた・・・。
昭和46年(1971年)8月27日、神奈川県伊勢原市の途或る農村。
若く美しく青春を謳歌している農家の長女・川田トモ子(池上季実子)には恋人がいた。
農家の一人息子の許婚者・村尾宗一(清水健太郎)だ。
宗一はあまり評判のいい男ではなかったが、2人は恋に落ち、トモ子は親に女友達の家に泊まりに行くと言っては宗一の家に外泊していた。
或る晩、2人は激しく愛し合い眠りに着いた。
しかしトモ子が夜中に目が覚めた時、傍に宗一の姿が見えないのに気づく。
時計は1時25分を示していた。
不思議に思いながらも眠気に負けて再び目を閉じた。
次に目が覚めた時には宗一の姿があり、尋ねると宗一は「便所に行っていた」と答えた。
その時、宗一が見せた時計の針は2時40分を指していた。
そしてトモ子は再び宗一から求められ、愛し合って深い眠りに落ちた。

午前6時。目が覚めたトモ子は、熟睡している村尾を残して、家を出ようとした。
ふと見ると、宗一の靴がきちんと並べられている一方、昨夜ちゃんと揃えた筈の自分のサンダルが脱ぎ散らかしてある。
夜中に村尾が自分のサンダルを履いたのかな?と、宗一に聞きに戻ると、「便所に行く時、借りた」と答えた。
それならそうかなと、トモ子は家に向かった。
朝の光の中で心地良い伸びをし、愛する人との夜を胸に仕舞って家路へと歩くのだった。
その後、顔見知りの駐在所巡査に出会い、「朝の散歩か?」と聞かれ、「そう」と答えた。
同夜、町内に住む小さなスーパー経営の下井夫婦が就寝中、夫は刃物でメッタ刺し妻は首を絞められて殺害され、金庫の現金が奪われた。

死亡推定時刻は、夜中の1時から3時までの間。
ところが、宗一の飲み仲間・倉岡文平(時田優)が容疑者として逮捕された。
宗一が一時的に自分の傍にいなかったことを思い出し、トモ子に不安が過ぎった。
宗一は、「変に疑われたら困るから」と言って、犯行の行われた時間に自分はトモ子と「一緒に寝ていた」と言うように頼み、トモ子は愛する宗一ためにそうすることに決めた。
文平は飲み仲間の「石井次郎・村尾宗一の2人に誘われて犯行に加わった」と供述したため、宗一は参考人として警察に連行されることになった。
宗一は「トモ子といた」と主張し、トモ子もそれを認めた。

父や母にあの晩、泊まりに行っていたことがバレてしまい、父から激しく「不仕埒(ふしだら)だ」と叱られた。

しかし、警察は遂に宗一を容疑者として逮捕!!
検察は起訴に至り、宗一は裁判にかけられることになった。
トモ子は宗一の当夜のアリバイを証明する唯一の証人となって、裁判に出廷した。
トモ子は宗一の一時的な不在を口外しないままでいたので、警察や検事が厳しく追及して来ないかという恐怖心が常にあった。
年月は流れ、裁判は長引いて行き、2人は拘置所の格子越しに会うことしかできなくなった。
家族はトモ子の今後を心配するが、トモ子は宗一のことを忘れられず、宗一への差し入れを続ける。
トモ子は両親から「年齢を考え他へ嫁ぎなさい」と勧められる。
妹の「ケイ子(山本ゆか里)を先に」と頼み、暫くして農家の三男坊との縁談があって、妹が先に嫁ぐことになった。
宗一の弁護士に頼まれ、トモ子はまだ裁判に証人として出続けていた。
しかしトモ子もいい年齢だ。このまま、黙って宗一を待ち続けることもできず、両親がそれを許さなかった。
とうとうトモ子は事情を理解してくれる男性(松橋登)の所へ渋々、嫁いで行くことになった。
最初は上手く行っていたように見えたトモ子の結婚生活だっが、何時までも拘置所へ通うトモ子の姿に、夫は嫉妬に狂い暴力を振るうようになる。
トモ子はますます開き直り、離婚も覚悟で、宗一の無罪を訴え、街頭に立ちビラを町行く人に渡すことを繰り返した。
遂にトモ子は夫と離婚。
ところが、冤罪事件として強い関心を持った若くて美しい女性・坂巻明美(城戸真亜子)が、拘置所の宗一を慰問するようになった。

結審が迫り、宗一の母(加藤治子)がトモ子に「証言をくれぐれも変えないよう」と念を押した。
そして「宗一が出て来たら二人は結婚・・・」とまで約束してくれた。

弁護団の小松と須山は、「今度こそ宗一の無罪を勝ち取ろう」と言ってトモ子を励ました。
しかし、苦労を重ねるトモ子に、検事(中尾彬)の思わぬ囁きが待ち受けていた。
「宗一と坂巻明美さんとは結婚話が進んでいる」と・・・。



