11/12(月)は久しぶりに映画館「TOHOシネマズ西新井」(足立区西新井栄町1-20-1 アリオ西新井4F) で邦画鑑賞。

つくばエクスプレス・浅草駅⇔北千住駅 ⇔ 東武スカイツリーライン・北千住駅⇔西新井駅。所要時間15分(徒歩を入れて40分)。

この映画館は遠藤周作・原作、マーティン・スコセッシ・映画化作品「沈黙-サイレンス-」(2017-02-06鑑賞)以来。


■「ビブリア古書堂の事件手帖」

 

 


□ 作品データ

製作年: 2018年
製作国・配給: 日本、20世紀フォックス映画・KADOKAWA
上映時間: 121分
劇場公開: 11/1(木)から


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□ スタッフ

原作:三上延(えん)

デビュー以来ホラー風作品が多かったが、2011年に発表した古書ミステリー『ビブリア古書堂の事件手帖』(メディアワークス文庫)が人気となって、2012年本屋大賞にノミネート。2012年、「足塚不二雄『ビブリア古書堂の事件手帖2』に収録された、『UTOPIA 最後の世界大戦』(鶴書房)で第65回(平成24年度)日本推理作家協会賞短編部門にノミネート。2014年、『ビブリア古書堂の事件手帖4』(メディアワークス文庫)で第67回(平成26年度)日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門にノミネート。

脚本: 渡部亮平・松井香奈

監督: 三島有紀子

映画
「刺青 匂月のごとく」(2009)、「しあわせのパン」(2012、アスミックエース)「ぶどうのなみだ」(2014、アスミックエース) 「繕い裁つ人」(2015、ギャガ)短編集 「破れたハートを売り物に」(2015、KADOKAWAショウゲート) 「オヤジファイト 少女」(2016、東映)「幼な子われらに生まれ」(2017、ファントム)「ビブリア古書堂の事件手帖」(2018、FOX) 

撮影: 阿部一孝
音楽: 安川午朗
主題歌: サザンオールスターズ「北鎌倉の思い出」・・・作詞・作曲:桑田佳祐、歌: 原由子


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□ キャスト



黒木華: 篠川栞子(しのかわ・しおりこ)・・・「ビブリア古書堂」の店主

 

 


 

桃果: 篠川文香・・・栞子の妹で高校生

野村周平: 五浦(ごうら)大輔・・・「ビブリア古書堂」の店員

 


 

神野(かんの)三鈴: 五浦恵理・・・大輔の母
 

渡辺美佐子: 五浦絹子・・・大輔の祖母
 

夏帆(かほ): 絹子の若妻期

 


 

高橋洋:ごうら食堂を営む絹子の元夫・五浦政光

東出昌大: 小説家志望の田中嘉雄、絹子と不倫
 

成田凌: 執念のせどり屋の稲垣

 

ビックリマーク せどり(競取り、糶取り)とは-----
掘り出し物の古書ブローカー(転売屋)。

 

 


 

酒向(さこう)芳:怪しい男の 畑中


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□ 解説・あらすじ


予告編(主題歌入り)

 

解説

 

シリーズ累計640万部を突破した三上延原作のベストセラーミステリー小説を黒木華主演で実写映画化。

北鎌倉の片隅に密やかに佇む古書店 <駅舎ホーム隣の路地を上って行くとこの古本屋が在る> 「ビブリア古書堂」。

その店主・栞子の力仕事を手伝うことになった就職浪人青年・五浦大輔。大輔の祖母が遺した夏目漱石の本に記されたサインと、太宰治の希少本に纏(まつ)わる秘密に迫って行く。栞子に思いを寄せる青年を野村周平が人間味豊かに演じる。

 

 




あらすじ


五浦大輔(野村周平)は亡き祖母・絹子(渡辺美佐子)の遺品から夏目漱石の直筆と思われる署名が入った「それから」を見つけ、著者のサインの真偽を鑑定してもらうため、「ビブリア古書堂」を訪れる。
店主の美しく若き女性・篠川栞子(黒木華)は極度の人見知りでありながら、本に対して並外れた情熱と知識を持っている。一度、本を手にすると、その可憐な唇から止めどなく知識が溢れ出す。
大輔が持ち込んだ本を手に取って見ただけで、その優れた洞察力と推理力によって栞子は立ちどころにサインの謎、そして大輔の祖母が死ぬまで隠し通して来た秘密を解き明かしてしまう。

過去の或る出来事から本が読めなくなった大輔だったが、そんな栞子の推理力に圧倒された大輔は、足を怪我した彼女のために店を手伝うことになる。
やがて、不器用ながらも誠実な大輔は、栞子に密かに思いを寄せて行く。

 

 



そんな或る日、大輔は、栞子が所有する太宰治の「晩年」の希少本を巡り、"大庭葉蔵"と名乗る謎の人物が彼女を付け狙っていることを告白される。その正体を探り始めた二人は、漱石と太宰の二冊の本に隠された秘密が、大輔の人生を変える一つの真実に繋がっていることを知る……。

 

 

 

 




★ 感想

 

原作の良さに支えられるとともに、フジテレビドラマよりキャスティングに優れ、しっとりとした文芸作品のように仕上がっている。

フジの良かったところは下記添付の通り原作に忠実で詳しいところ。



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□ フジテレビドラマに関するブログ

リブログ

 



 

その他ブログ
フジテレビ「ビブリア古書堂の事件手帖」第6話「『晩年』~脅されているんです、異常な男から」(2013/02/18放送)

 

 





□ 原作

著者:三上延(えん)

ビックリマーク ビブリア(biblia)とは-------

ギリシア語で「本(の一部)」「書物(の一部)」、ラテン語で「本を愛する人」という意味。紙の原料となるパピルスの茎の内皮を指すビブリオンの複数形ビブリアに由来。5世紀頃から定冠詞を付けたta biblia(タ・ビブリア)は「聖書」を特定するようになった(英語では定冠詞を付けないBible)。


第1巻「ビブリア古書堂の事件手帖 〜栞子さんと奇妙な客人たち〜」(メディアワークス文庫、角川つばさ文庫)

Amazonで購入

 

登場する本・・・夏目漱石『それから』(岩波書店 漱石全集・新書版 第八巻)、小山清『落穂拾ひ・聖アンデルセン』(新潮文庫、ちくま文庫)、ヴィノグラードフ、クジミン共著『論理学入門』(青木文庫)、太宰治『晩年』(砂子屋まなごや書房)、梶山季之『せどり男爵数奇譚』(桃源社)など。

プロローグ
高校時代、北鎌倉の駅近くの坂道にある古書店。白髪まじりの中年男が一人で経営しているはずの古書店で、小さなワゴンを引っ張り出している女性を見て気を引かれる。立看板には「ビブリア古書堂」とあった。声をかけようと思ったが自分の体質を思い、止めてしまった。

第一話 夏目漱石『それから』(岩波書店)
五浦大輔は幼い頃、本好きの祖母の本棚を弄(いじ)って、酷く叱られてから、本を長時間読むことができない体質になっていた。大学を卒業するが、就職を決めた会社は卒業直前に倒産してしまい、無職の状態が続いていた。その年の盛夏の8月のこと、大輔の母・恵理が1年前に他界した祖母の遺品『漱石全集』の1冊に、夏目漱石のサインがあるのを見つける。母に頼まれた大輔は、サインが本物であるかどうかを調べるため本の値札に記されていた「ビブリア古書堂」を訪れると、店主は入院しており、店番からは病院へ行くよう言われる。病院にて大輔が女店主篠川栞子に会うと、高校時代に「ビブリア古書堂」で見かけ、気に懸かっていた女性だった。漱石のサインは偽物であったが、篠川栞子は田中嘉雄宛の献呈署名の体裁になっていることを訝(あや)しみ、田中嘉雄からのプレゼントだったものを大輔の祖母が書いた落書きと偽装するためにやったのだろうと推理する。帰宅後署名は偽物だったと報告すると、大輔は母に、迷惑を掛けたお詫びに菓子折を持って行けと言われる。翌日菓子折を求めた先で伯母に会った五浦は、祖母と祖父に関する昔話を聞くうちに昨日聞いたサインの話の中に自分にも関わる重大な秘密に気付く。栞子を見舞い、そのことを話した大輔は、栞子から「ビブリア古書堂」で働かないかと持ち掛けられて快諾するのだった。
 

 

第四話 太宰治『晩年』(砂子屋書房)
大輔は栞子が入院するに至った秘密を打ち明けられる。栞子が所持する太宰治の『晩年』は、祖父・父と受け継いできた初版本、しかも署名入りのアンカット本で極めて貴重なものだという。文学館の展示に貸し出したことから所持していることが知られ、大庭葉蔵と名乗る男からその本を譲るよう執拗(しつよう)に迫られ、遂に或る日、夕立の中で石段から突き落とされたという。栞子は大輔にレプリカを使って犯人を誘(おび)き出そうと言い出す。『晩年』が病院にあることに気付いた大庭だが、栞子は大庭と対峙し『晩年』を燃やし捨てる。錯乱する大庭を大輔が取り押さえ、大庭は逮捕された。栞子の余りの手際に、自分が信頼されていないことを悟った大輔は、「ビブリア古書堂」を辞めると挨拶して店の鍵を返し病院を後にする。

 

1936年(昭和11年)6月に砂子屋書房から発行された処女短編小説集の初版本(アンカット)。太宰直筆のメッセージ(献辞) 『自信モテ生キヨ 生キトシ生クルモノ スベテコレ 罪ノ子ナレバ 太宰治』が書き添えられていた。人間の業(ごう)を受け入れよ・・・の意。

 

 

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映画館を出た帰途に、紅葉を撮影。

 

「西新井さかえ公園」

 

「西新井警察署」

 

今日のウォーキング5,100歩とまずまず。