11/12(日)の午後は快晴。

 

「東大本郷キャンパス」(文京区本郷7-3-1 ※)構内を散歩した。

 

 ※広いけれど構内全域この住所である。

 

 

不忍通りから弥生門に入る。


■ 「工学部1号館」

 

大イチョウの紅葉はこれから。





建築工学の「ジョサイア・コンドル博士像」と老イチョウ。

コンドル作品・・・帝室博物館、宮内省、鹿鳴館、有栖川宮邸、東京大学法文経教室、北白川宮邸、岩崎弥之助深川邸、ニコライ堂、海軍省、三菱一号・二号・三号館、岩崎久弥茅町本邸、ドイツ公使館、大隈重信邸、松方正義邸、岩崎弥之助高輪邸、岩永省一邸、三井家倶楽部、諸戸清六邸、島津家袖ヶ崎邸、古河虎之助邸、成瀬正行邸、など。
 




カイノキ(通称・学問の木)・・・理学部附属小石川植物園より寄贈された。
「古市公威像」・・・日本初の工学博士。

横浜港・大阪港、淀川・豊平川・信濃川・阿賀川・庄川などの工事設計。帝国大学工科大学の初代学長、東京仏学校の初代校長、土木学会の初代会長、日本工学会の会長、理化学研究所の所長、内務省の初代土木技監、鉄道作業局の長官、京釜鉄道の官選総裁、韓国統監府鉄道管理局の長官、東京地下鉄道の初代社長、日仏会館の理事長などを歴任。

 




■ 「正門」

 

紅葉がピークの頃の「正門」

出典 キナリノ>旅行・お出かけ>東京大学・本郷キャンパス

 

工学部教授・伊東忠太の設計。
伊藤忠太の作品・・・平安神宮・宮崎神宮・東大正門・弥彦神社・岐阜公園三重塔・日泰寺仏舎利奉安塔・東京商科大学兼松講堂・大倉集古館・祇園閣・靖国神社遊就館・築地本願寺など数々のユニークな重要文化財。

 

ここのイチョウ並木は人気が高い。

 



■ 浜松ホトニクス製「20インチ光電子増倍管」の野外展示


2002年のノーベル物理学賞・小柴昌俊博士(カミオカンデ計画では1,071本を使用)、

2015年のノーベル物理学賞・梶田隆章博士(スーパーカミオカンデ計画では11,129本を使用)。

 

夕日に照らされている。私も肖(あやか)って映り込んでしまった。

 

 

 

■ 「赤門」 (正式名「旧加賀前田藩の上屋敷御守殿門」)

 

観光バスが次々到着し、多くの中高生がオープンキャンパスを見学していた。中国系観光客も多い。

 



■ 「理学部2号館」・・・生物学科。

 

名実通り、花木も多く植わっていた。

 

白いツワブキ

  

ソヨゴ(モチリキ科)

 

清楚な白いサザンカ。

 


■ 旧前田侯爵邸「懐徳館」(東大の迎賓館に当たるが、大空襲で焼失)の基礎。

 



■ 「三四郎池」 (正式名「育徳園心字池」) の水面。

 

 

スズカケノキの大木。

 

 


■ 「医学部総合中央館・図書館」

 

見事なスズカケノキ(通称・ヒポクラテスの木)。

1971年、日本医学会総会の折りに沖中重雄会長が総会シンボルにヒポクラテスを選び、緒方富雄教授(初代図書館長)がヒポクラテス展を開催。その際の思いから沖中・緒方両先生のヒポクラテス狂いが始まった。その後の沖中先生は山形の「篠田株」、新潟の「蒲原株」を取り寄せ、更にはギリシャの「ドキアディス株」⇒後の「緒方株」、即ち1972年、アテネのエバンゲリスモス病院長・ドキアディス博士より取り寄せた若木は、後に寄贈に至った。緒方先生の方は、ヒポクラテスの木の戸籍作り、ヒポクラテスの会の設立、「日本におけるヒポクラテス賛美」の出版などに尽力された。

 




■ 「医学部附属病院」

 

ツタの紅葉と夕日。

 

 

 

再び弥生門から出て、言問通りへ。

 

 

*



今日のサイクリング&ウォーキング6,700歩・・・構内はアンジュレーションが利いているので、早々に工学部の自転車置き場に置いて、専ら歩いた。

 

 

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