友達で豚を飼っている人いる?
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■ 3月1日は「豚の日」(英語 National Pig Day)
米国のテキサス州ラボック郡ラボック市に住むエレン・スタンリー(Ellen Stanley)、ノースカロライナ州カータレット郡ボーフォート町に住むメアリー・リン・レイブ (Mary Lynne Rave) の姉妹が、
人類にとって最も聡明で飼い慣らされた動物の1種である「豚」の正当な地位を認めるために---と称して、
1972年に記念日を1日設けたもの。なぜ3月1日なのか? は明らかにされていない。
全米各地では感謝の気持ちを込めながら、豚の品評会が行われる。
ブタに敬意を示してピンク色のブタの尻尾を象(かたど)ったリボンを周りの木に結び付けた「ブタパーティーの日」としても知られる。
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■ お題 「友達で豚を飼っている人、いる?」
知人の中にはいない。
うちの娘たちは、小中学生の頃から成人に至るまで、ウサギさんかブタさんを飼いたいと言っていたが、
私は「可愛いブタさんはお前たちで十分」と交わして、ブタさんの大きな貯金箱をプレゼントした。
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■ 養豚(豚の家畜化)の歴史
8000年以上前(紀元前6000年以前の新石器時代)から、ユーラシア大陸の東西各地でイノシシの家畜化(ブタの誕生)が行われており、
今でこそユダヤ教やイスラム教の宗教圏として禁じられているが、古代オリエント(エジプト、メソポタミア、ペルシャ)ではブタを食用としていた。
しかし生の豚肉を食べて食中毒になる人が多かったことから、タブー化して行ったのではないかという説がある。
一方、食中毒が比較的少なく、日照時間が短く寒冷で土壌の痩(や)せた北欧の森林地帯に住むゲルマン人やケルト人は、
穀物の生産性が低いため秋になるとナラ(オーク)の森にブタを放しドングリを食べさせて太らせ、それを屠殺し食塩と硝石で処理して保存食(ハム、ベーコン、ソーセージ)にして行った。
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中国などの東アジアもまた、新石器時代からブタは家畜化されていた。
寒冷な森林地帯に住む満州民族の先祖は、ブタを盛んに飼育し、極寒時にはブタの脂肪を体に塗って寒さを防いでいたと言う。
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日本列島では新石器時代の縄文期に、シカやイノシシを主体とする狩猟が行われていた。
続く弥生期にイノシシの家畜化によるブタの飼育があったか否かについては賛否両論があり、中国大陸から家畜としてのブタが持ち込まれたとする説も根強い。
ヤマト王権の古墳時代には養豚 (猪飼・猪養などの言葉が登場するが、イノシシではなくブタのこと)が盛んになっていた。
ところが、天武天皇は675年、肉食(ウシ・ウマ・ニワトリ・イヌ・ニホンザル)の禁止を定めた。
これは稲作を促進し稲作に役立つ動物の保護を目的として、期間(4~9月)限定立法だった。
だがしかし、律令体制の確立の上で、米を税(租)の中核とする観点から米食の神聖さが強調されるようになって行き、時代が経つに連れて肉食そのものが穢(けが)れと見なされるようになり、明治維新までブタの飼育も途絶えてしまったのである。


