日記の日だからブログを書こう!
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1942年6月12日から、ナチス・ドイツの迫害を逃れようと、アムステルダムの隠れ家に身を隠した、ユダヤ人一家の少女アンネ・フランクによって
「アンネの日記」(オランダ語「Het Achterhuis」)が書き始められた。
■ 「日記」の歴史
高価で希少な羊皮紙しかなかったヨーロッパよりも、古くから紙が使用されて来た中国や日本で進められていた。
また、中国で初めて「日記」という漢字が登場したのは、紀元後1世紀末に活躍した後漢国の学者・王充の著「論衡」。
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日本人は「日記」好きと言われて来た。
日本学者ドナルド・キーン氏(2012帰化)は、
「百代の過客~日記にみる日本人」で、「日記を付けるという行為が、日本の伝統の中にあまりにも確固たる地位を占めている」と評している。
現代でも日記帳(ダイアリー)専門の出版社まであり毎年末になると多種多様の日記が書店店頭を飾っており、
我々Amebloメンバーのように、インターネット上で各種のWeblog(ブログ)や日記サイトにおいて多くの日記が書かれている。
Blogは、当初はWeblog(ウェブ上の記録)と呼ばれ、それが略されるようになった。
2002年頃から急速に伸び、不特定多数との情報受発信「Web 2.0 」のブームに乗って、2006年3月末の時点において日本国内でのブログ利用者数が2,539万人に達した(総務省発表)。
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日本での「日記」の始まりは、旅日記(紀行文)で、遣隋使・遣唐使(600~838年)の日誌かららしい。
それ以降、日記・日誌を書く風習が、平安時代~室町時代に公家⇒僧侶⇒武家へと各層に広がって、江戸時代には庶民層にまで普及して来た。
日記・紀行文の代表例
・・・私小説的な日記文学はやっぱり女性の得意分野ですねぇ!
「土佐日記」紀貫之、935年頃
「蜻蛉日記」右大将道綱母、975年頃
「和泉式部日記」和泉式部、1008年
「紫式部日記」紫式部、1010年
「更級日記」菅原孝標女、1020~1059年
「海道記」作者不詳、1223年
「東関紀行」作者不詳、1242年
「十六夜日記」阿仏尼、1283年頃
「奥の細道」松尾芭蕉、1702年
「どくとるマンボウ航海記」北杜夫、1960年
「若きいのちの日記」(往復書簡集「愛と死をみつめて」の改変)大島みち子、1964年
「二十歳の原点」高野悦子、1971年
「清張日記」松本清張、1984年
「街道をゆく」司馬遼太郎、1971~96年
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■ 英語「diary」の語源
ラテン語・・・「一日」dies、「日記・記録」diarium。
イタリア語・・・「日記」diario。
「日記」のような体裁は、古代ローマのカエサルの紀行文「ガリア戦記」(「Commentarii de Bello Gallico」)が最初と言う。
また、「日記」そのものの原型は、13世紀末/14世紀に商人の記録==帳簿libro cespiti。
イギリス・・・「日記」diary。
16世紀半ばの夭折したイングランド王「エドワード6世の日記」が、現存する英語で記載された最古。
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■「日記」に関連する私の軌跡
小学生/低学年(1954~56年)・・・絵日記
大学生(1967~70年)・・・サークル活動日誌
社会人(1971~2009年)・・・業務週報
シルバー(2006年~)・・・ブログ
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【番外】
我が家の朝顔(201606120830撮影)