昨日1/17(日)午後は、冷え込む中でサイクリングしていると、
浅草==メトロ銀座線の"仏壇街"で有名な稲荷町駅で下車==の
早春の兆しを見つけた。


■ 日蓮宗常光山「蓮城寺」(台東区東上野5-4-7)


蝋梅(ろうばい)が見事だ。

創建は不明。1728年、浅草安部川町(現・菊屋橋)から横移動。




■ 浄土宗五臺山「源空寺」(東上野5-4-7)


観音像が見守る中、白梅に雀たち(わかりますか?)が遊んでいた。

1590年、湯島(現・文京区)に草庵。1604年、帰依した家康から源空寺の号と寺領を当地に与えられた。
幡随院(ばんずいん)長兵衛、谷文晁、伊能忠敬とその師・高橋至時の墓が在る。



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1/18(月)未明から関東地方に降り続いた雪によって、東京都心を含む関東平野部でも積雪を観測し、週明けの首都圏は雪とともにスタートとなり、通勤通学ラッシュの時間帯に大きな混乱をもたらした。






以下、各報道機関のニュースをまとめてみた。


午前4時までに、埼玉県内ではスリップ事故が20件も発生した。


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午前7時頃には、都心では再び雨に変わったため降り積もった雪がシャーベット状態となった。

鉄道各社は運休や電車の本数を減らして運行したため、早朝から通勤や通学に大きな混乱が見られた。
ホームには線路ギリギリまで乗客が溢(あふ)れ返り、階段にも人の波が押し寄せるとともに、駅構内には長い列ができた。漸(ようや)く到着して来た電車にも、乗客が乗り切れる様子はなくドアを閉めるのも一苦労の様子だった。

都区内の道路では、雪で動けなくなった車を警察官が動かす様子も見られた。

早朝から行われた会期中の国会議事堂前の除雪作業
出典: 中日新聞=東京新聞18日午前6:54



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午前9時現在、埼玉県秩父で33cm、群馬県前橋で18cm、埼玉県熊谷で14cm、東京都心で4cm(最大6cm観測)の雪が積もった。

首都圏で合わせて25人がケガ。


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午前10時半、雪が止んだ後の東京にはかなり強い風と雨が降っていた。
歩行者たちも、傘を差して歩くのが困難な状態。


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午前11時現在の積雪は、山梨県河口湖で39cm、埼玉県秩父で34cm、群馬県前橋で20cmとなった。

車のスリップ事故や歩行者の転倒などが相次ぎ、ゲガ人は首都圏で合わせて85人まで増えた。

各交通機関は、乱れに乱れた。
私鉄は、京王線・東急田園都市線などで引き続き列車の本数を減らして運転、大幅な遅れが出ているため駅への入場規制をするなど大きな乱れが出ている。
JR東日本は、山手線と京浜東北線で1時間以上遅れ、東北・山形・秋田新幹線で最大で1時間20分の遅れが出ている。
空の便は、日本航空が北海道・東北の発着便を中心に計119便が欠航。全日空も北海道や東北を結ぶ羽田発着便を中心に計18便の欠航となっている。


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午後1時現在、東京都内では雪のピークは過ぎ、昼過ぎには次第に止んで行ったが、
ケガ人が少なくとも42人に上った。


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午後3時半現在の都内の交通機関運行状況。
総武線の三鷹-千葉の間、中央本線の小淵沢-高尾の間、青梅線の青梅-奥多摩の間で運転を見合わせている。
京王電鉄は、倒木や断線などの影響で、相模原線の調布-若葉台の間などで運転を見合わせるなどの影響が出て、各駅で激しい混雑になりバスやタクシーを待つ人の長い列ができた。
東急電鉄は、田園都市線や目黒線などで、ラッシュ時間帯に改札前で入場規制を行うほど、各駅構内は人で溢れ、全線で遅れが出ている。
東京メトロは、副都心線、南北線、有楽町線などで大幅にダイヤが乱れた。

東京・世田谷区の京王線各駅では、ホーム入場制限によって駅前から長い列ができ、多くの乗客が震えながら4時間以上も電車を待った。
出典: 伊藤伸氏のtwitter ‏@Ito53Shi 18日上北沢駅前9:03






東京都心に積雪をもたらした低気圧は去る。


19(火)朝は、関東の内陸では氷点下の冷え込み、東京都心でも気温が1℃まで下がる予想。
積雪となった地域や雨に変わった所でも、路面の凍結による交通障害や、歩行中の転倒に注意が必要となる。


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19(火)午後は、冬型の気圧配置が強まるため、関東北部山沿いでは降雪が続き、
20(水)昼までの24時間に多い所で更に50~70cmの降雪見込み。
大雪に対して警戒するとともに、湿った雪による架線や電線、樹木への着雪、雪崩(なだれ)に注意が必要だ。


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