出典: スポニチアネックス 1月13日(水)5時36分配信


オリックス・バファローズの小松聖投手(34)、白仁田寛和投手(30)、佐野皓大投手(19)の三選手が、96歳の女性を救助していたことが分かった。

三選手は、JR九州の福岡県北九州市門司区新原町8-1に在る社員研修センター内野球部グラウンドで、元オリックス野手のトレーナー吉良俊則さん(30=福岡で開業)とともに合同練習中。

グラウンド外の施設で練習した12日(火)、帰る途中の人通りの少ない住宅街で女性がうずくまっていることに気がつき救助。
白仁田投手が女性をおんぶして、数百m先の自宅まで運んだ。

女性は股関節付近を骨折しており、自力で動くことができなった。
彼ら四人の迅速な行動で、女性は救急車で病院へ搬送されて緊急手術を受けたが、大事には至らず。

同日の北九州市の天候は曇りで最高気温9℃。
96歳という高齢で、寒空の下、体温を奪われていたら、体調を崩していたかもしれない。

救急隊員や女性の家族からは大変感謝されたと言い、白仁田投手は「立ち上がれない様子でしたので、僕ら四人で助けたことは当然だと思います」と語った。

オリックスでは新人12選手が9日(土)に入寮したばかり。
三人の投手は社会人の先輩としても模範を示した。


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オリックス

小松聖(さとし、右投右打、投手、背番号28) 1981/10/29福島県いわき市生まれ、福島県立勿来工業高校、国士舘大学、JR九州、2006希望入団枠、2008新人王・オールスター。2009WBC日本代表。2010右肋骨が疲労骨折。通算8年・・・登板143、25勝25敗1S10H、防御率4.39。2011年から、小松は愛犬団体であるONE LOVEへの賛同企画として、プロ野球公式戦において独自のルール[4]によって決められた金額により、愛犬団体への寄付を開始した。


白仁田寛和(しらにた・ひろかず、右投右打、投手、背番号49) 1985/10/2福岡県糸島郡志摩町(現・糸島市)生まれ、福岡県立糸島高校(元AKB48の篠田麻里子は同級生)、福岡大学、2007阪神タイガース1位指名。2014年には、春季キャンプで原因不明の右腕痛を発症。2014オリックス・バファローズ移籍、通算3年・・・登板6、1勝0敗1H、防御率3.00。


佐野皓大(こうだい、右投右打、投手、背番号12) 1996/9/2大分県佐伯市生まれ、私立大分高校、2014夏の甲子園出場、2014オリックス・バファローズ3位指名。動物好きで、実家ではウサギ・インコ・熱帯魚・ウーパールーパーなどを飼っていた。



吉良俊則(元オリックス・バファローズ・・・左投左打、外野手・一塁手、背番号63) 1986/1/1大分県臼杵市生まれ、柳ケ浦高校・主将、2002夏の甲子園、2003夏の甲子園、2003大阪近鉄バファローズ2位指名、2004左ひじ痛の手術、2008フレッシュオールスターゲーム優秀選手賞、戦力外通告。一軍公式戦出場なし、二軍の通算5年・・・205試合、打率.235。2013オリックス・バファローズのトレーナー(コンディショニング担当)。