フジテレビ「金曜プレミアム」枠

12/18(金) 21:00~22:52


鬼平犯科帳スペシャル 浅草・御厩河岸(おうまやがし)


★ 二代目中村吉右衛門さんシリーズの149作目。最終段階(アト1作で終了)になりました。

★ 連続ドラマの第1シリーズ第18話として1989年12月23日(水)に放送・・・DVDコレクション(DVD付雑誌)10号: 浅草・御厩河岸、むかしの男2011年1月発売・・・
⇒今回はそのリメイク作品です。

  平蔵役      話        放送日         
松本幸四郎    #1-21      1970/02/24
丹波哲郎      なし
萬屋錦之助    #3-05      1982/05/18   
中村吉右衛門   #1-18      1989/12/23
中村吉右衛門   スペシャル   2015/12/18





【原作】 池波正太郎「浅草・御厩河岸」
文藝春秋社: 
雑誌「オール讀物」 1967年12月号
単行本 第1巻「鬼平犯科帳」1998年5月
文春文庫新装版 第1巻2000年4月
リイド社: SPコミックス(画・さいとうたかを) 2007年1月より。
 


【スタッフ】


脚本: 田村惠

監督: 吉田啓一郎

音楽: 津島利章
エンディングテーマ: 「インスピレイション」ジプシー・キングス(ソニーミュージックJI)
を始めとしたTVシリーズ音楽集(2013/10リリース) 
 
殺陣: 宇仁貫三

企画: 能村庸一、武田功
プロデューサー: 成河広明、羽鳥健一、佐生哲雄、足立弘平
製作協力: 松竹撮影所
制作: フジテレビ、松竹


【ロケ協力】

旧嵯峨御所大覚寺門跡(右京区嵯峨大沢町4 )、妙心寺塔頭・衡梅院(右京区花園妙心寺町66)、神光院(北区西賀茂神光院町120)、
郷土料理・喜兵衛(滋賀県近江八幡市新町1-8)、八幡堀を守る会(近江八幡市内)、滋賀LS、他。


【ナレーター】 能村太郎(第8シリーズ~現在)






【キャスト/ レギュラー】




● 火付盗賊改方 [ひつけとうぞくあらためかた、略して火盗改メ(かとうあらため)]
 ・・・屋敷=役宅は、江戸城の清水門外、現在の千代田区九段南1丁目1-15 九段第2合同庁舎( 麹町税務署)。

長官"鬼の平蔵" 長谷川平蔵宣以(のぶため):二代目中村吉右衛門
(在任期間: 天明期1787~寛政期95年)

妻・久栄:多岐川裕美


● 同心

酒井祐助:勝野洋

小林金弥: 中村又五郎

木村忠吾:尾美としのり

村松忠之進:沼田爆

三井忠次郎: 中村吉之助

竹内孫四郎:中村吉三郎

山崎国之進:中村吉五郎

小柳安五郎: 谷口高史

田島:中村吉六

望月:中村吉二郎


● 密偵(いぬ)

おまさ:梶芽衣子

伊三次:三浦浩一

大滝の五郎蔵:綿引勝彦

● その他知人


[本所二ツ目の軍鶏(しゃも)鍋屋・五鉄]

亭主・三次郎:藤巻潤

おとき:江戸家まねき猫





【キャスト/ ゲスト】


御厩河岸の岩五郎: 田辺誠一・・・草鞋(わらじ)の行商、卯三郎の息子、元・錠前外しの盗人⇒密偵。

お勝: 小林綾子・・・岩五郎の女房。

お八百(やお): 南條瑞江・・・お勝の盲目の母。


伏木の卯三郎: 左とん平・・・元・与兵衛配下の老盗、岩五郎の父、お八百の亭主。

海老坂の与兵衛: 田村亮・・・大盗賊。

彦蔵: 田中隆三・・・与兵衛の手下。

善太郎: 中島崇博・・・与兵衛の手下。

常盤津文字春: 東風(こち)万智子・・・柳屋の借家に住む情婦、実は引き込み女。

権助: 仁科貴・・・戸田播磨守屋敷が雇った渡り中間(ちゅうげん)、賭場を開帳。

円堂耕成、仲野毅、奥深山新・・・中間たち。

木下通博・・・賭場の中盆。
加藤千果・・・賭場の女。


柳屋甚右衛門: 鶴田忍・・・醤油酢問屋の主人。

玉山詩(子役)、石田大和(子役)・・・柳屋の丁稚たち。
野田琴乃(子役)・・・柳屋の女中。

平井靖・・・心太(ところてん)売り。
谷本麻衣・・・旅籠・桔梗屋の女中。





【あらすじ】



火付盗賊改方長官・長谷川平蔵の密偵、大滝の五郎蔵と伊三次は、通りで男どもが老人を張り飛ばす現場に居合わせ、止めに入る。

結局、乱闘となるが、その隙に老人は逃げおおせた。

その男どもは風体から旗本屋敷に雇われている渡り中間だろうか。

同じく密偵のおまさは、目を腫(は)らした伊三次の治療を、軍鶏鍋屋・五鉄でしながら、大人気ないと呆(あき)れ返る。

かたや五郎蔵は、老人に見覚えがあるのだが、誰だか思い出せずにいた。

翌朝、老人が伏木の卯三郎だとやっと思い出した五郎蔵は早速、おまさに報告する。


おまさからそれを聞いた平蔵は、大盗賊と知られる海老坂の与兵衛の配下だった卯三郎が一仕事を企んでいるとしたら見逃せない、それなのにみすみす取り逃がしたと悔やむ。


*


平蔵と同じことを考えた五郎蔵は、卯三郎の息子で御厩河岸に暮らす岩五郎の元へ向かう。

昔、幕府の馬屋=厩があったことからその呼び名がついた浅草・三好町の御厩河岸。

その渡し場の近くに、一膳飯屋を兼ねた小さな居酒屋・豆岩がある。

店内ではお勝とその母で盲目のお八百がせっせと働いている。

一方、お勝の旦那であり店主の岩五郎は、店の軒先で居眠りをする怠け者。

しかし、この岩五郎こそが、長谷川平蔵の密偵であり、そのことはお勝もお八百も全く知らなかった。

昔、岩五郎は器用な手先を活かした錠前外しを生業として盗みで捕まった際、

平蔵や五郎蔵から温情を受け、今では平蔵の密偵として働いている。

岩五郎は、年端もいかない自分を京橋の線香問屋へと丁稚奉公に出した父、卯三郎とは十年以上も会っていないが、

自分を訪ねて来ることがあれば、きっと店の軒に笠を吊るして合図し、連絡すると約束した。


海老坂一味といえば、用心深い上に仕事ぶりも際立つことで鳴らし、配下の者ですら一人として捕まったことがなかった。

平蔵は、何としても与兵衛を捕まえてその面(つら)を拝んでみたいと思う。



*


そんな矢先の夜遅く、岩五郎の元へ卯三郎が姿を見せたのだ。

物音に気付いたお勝をはぐらかした岩五郎は、卯三郎に握り飯をやる。

それを貪(むさぼ)った卯三郎は、海老坂の首領(おかしら)・与兵衛が岩五郎に会いたがっていると明かした。

翌日九つ時(正午)に浄念寺裏の河原で卯三郎と落ち合い、与兵衛配下の彦蔵に料理茶屋へと案内され岩五郎と対面したところ、それは盗(つと)めの誘いだったのだ。

三年越しの大仕事とは------。

本来であれば、密偵として与兵衛の動きを平蔵に知らせなければならない岩五郎だったが、滅多にない大きな仕事な上に、

これまでに外したことのない難しい錠前の図面を前に、その錠前を外したいという欲望に駆られてしまい、魔の指が疼(うず)くのだった・・・。









【原作に登場する場所】


幕府御米蔵(西岸)・・・現在の台東区蔵前2丁目と駒形2丁目。
~大川の御厩河岸 (三好町河岸の渡船場)
~御厩の渡し(1893年に厩橋を架設)
~本所(東岸)・・・現在の墨田区本所1丁目。

浅草・三好町角の居酒屋「豆岩」、その横手に葭簀張(よしずば)りの店・・・現在の台東区蔵前2丁目。

芝・田町九丁目の紙問屋「大和屋作兵衛」・・・現在の港区三田3丁目。

浅草・福富町の浄念寺・・・現在の台東区蔵前4丁目18-11。

目黒不動堂・・・現在の目黒区下目黒3丁目20-26。
~その北面の下目黒村の百姓地。

京橋・西紺屋町の線香問屋「醒井屋甚助」・・・現在の中央区銀座2~4丁目のどこか。

本郷一丁目の醤油酢問屋「柳屋吉右衛門」・・・現在の文京区本郷3丁目。

芝・高輪北町・・・現在の港区高輪2丁目。

品川女郎宿「みなとや」・・・現在の品川区北品川~南品川のどこか。

回向院門前・・・現在の墨田区両国2丁目8-10
~掘割りの竪川方向・・・現在の墨田区竪川親水公園~江東区竪川河川敷公園。

二ツ目橋・・・現在の墨田区両国4丁目を通る清澄通りの二ノ橋。
~深川方向、旗本屋敷・大名下屋敷。

※原作には登場していない。
本所・二ツ目橋の北詰の軍鶏鍋屋「五鉄」・・・現在の墨田区両国4丁目1の二ノ橋際。

本所・三ツ目橋の父・長谷川宣雄屋敷(御役宅)・・・(後に遠山金四郎の下屋敷となる)現・三ツ目通り沿いの墨田区菊川3丁目16-2。

浅草下谷・新寺町の長屋・・・現在の台東区西浅草1丁目。

本郷・竹町の組屋敷・・・現在の文京区本郷2~3丁目。
~仙台掘(江戸城・外郭の濠)
~御茶の水
~江戸川。