現在、全国高校野球の試合を観戦し、その後にプロ野球(我が家の場合はパリーグ)の試合を観戦する日々。
そこで、これまでも感じ、今も目の当たりに感じているのが、審判員の問題。
■ 高校野球の場合
確かに、ストライクゾーンは広い。
幅は、ホームベースを挟んで左右のバッターボックスのラインに迫る。
従って、ベースから左右にボール2個分(7x2=14cm)は広い。
一方、高さは、高めが胸 (肩 ⇔ 胴=ベルト との中間点。そこに球審の目線がある)
~ 低めが膝頭の下部。
但し、2009年春から低めはボール1個分下げられた。
しかもボールの一部が通過すればよい。
(出典: 高校野球ニュース asahi.com 2009/06/18)
ストライクゾーンが広いのは、プロに比べて投手に制球難があること、スケジュールがタイトでありしかも延長(18回まで)・引き分け再試合まであることから、と理解している。
その結果、打者はドンドン振って来る。
更に、試合進行を速めるために駆け足移動する。
ここんところが、高校野球の爽やかでもある。
■ プロ野球の場合
ストライクゾーンは、
高さの低めは膝頭の下部までなので、高校野球よりは低めは採らない。
一方、幅は、セパ交流戦を開始した2005~06年で、セリーグの方が外角ボール1個半分広いことから、パリーグも外角に1個半広げたという経緯がある。
この"1個半"が曲者。
それが証拠に、セリーグの捕手は外角を求めがちだと言われて来た。
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我が夫婦は、パリーグを中心とした審判の批評メモ・・・俗に言う"閻魔帳(えんまちょう)"・・・を記録している。
私(夫)は、妻のことを "我が家のデータベース"と煽(おだ)てていることもあり、
彼女は試合後にキチンとデータブックの更新に勤(いそ)しんでいる。
■ 判定の均質性
甲子園の
球審は、確かにストライクゾーンが大幅に広いが、塁審が交代しても均質性が感じられる。
従って、公正(フェア)と感じる。
塁審も、ボールの行方を炎天下で必死に追って、真近かで判定する努力を怠らない。
一方のプロ野球パリーグの
球審は、人それぞれの個性をアピールするが如く、ベースから外角に0個だったり1個だったり1個半だったり・・・。
内角は外角ほど不揃いではないが・・・。
要するに、裁判官たる球審に均質性がない、不公正(アンフェア)と感じる。アンパイアではなくアンフェア(失笑)。
それから、これはルールブック上で致し方ないことだが、
「打者が投球を打つための姿勢でストライクゾーンは決定される」規則なので、
身体を縮めた西武ライオンズの森選手と、長身を伸ばしたSBホークスの柳田選手とは、
そのストライクゾーンの面積の違いや格段のものがある。
■ 誤審対策
上記のような不均質さだけではない。
データブックを記していると、
高めが好き(低めは採らない)、幅が狭い(ストライクゾーンが狭い)という個性が、毎試合、一貫していれば未だしも、一貫性がない球審も散見される。酷いのになると試合の途中から緩めたり締めたり・・・。
1塁・2塁の塁審も誤審が多い。
確かにライブで観ると、我々観客側は主観が入ってしまう。
しかし、ビデオで観ると、判定の是否が明確になる。
よくぞここまで、誤審があることよと。
甲子園の塁審のように、極力、判定しやすい地点に素早く移動すればいいではないか。
プロには余り移動もせずに、"よく見えない"地点から平気で判定している御仁もいる。
大相撲の行司ならば、軍配の差し違えには罰点が付く。
★ そこで、提案は-----
来季から、MLBのように、ビデオ判定を導入すべきである。ホームラン判定だけでなく。
・ ホームランの全て。
・ それ以外で、1試合に1チーム3回まで請求可能。