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先日、図書館で借りた「オール讀物」6月号に、
宮部みゆき氏の中編小説「彼方の楽園」前編が掲載されていた。
(Amazonからの購入)
7/24(金)、丁度、最新の8月号が刊行されたばかりだったので今度は購入し、
掲載されている「彼方の楽園」後編を読んだ。
(Amazonからの購入)
「オール讀物」8月号は、「1000号記念特大号」(1.6倍増の762ページ)となっており、
宮部みゆきの中編小説「彼方の楽園」後編
伊坂幸太郎の短編小説「スロウではない」
東野圭吾のエッセイ「ガリレオの近況」
をはじめ、錚々たる作家たちの短編などが特集されている。
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本作は、いわゆる「杉村三郎シリーズ」の第⑤弾。
■ ⑤ 「彼方の楽園」・・・原作スミ
杉村三郎・調査事務所⇒探偵事務所の新シリーズ。
妻子と別れ、故郷の山梨県桑田町に戻った杉村三郎を待ち受ける事件と、その真相とは?
故郷に戻った杉村三郎は、ほうとう店の店主・巻田広樹の失踪事件に出くわした。
妻の典子によれば、広樹は井上喬美なる女と不倫、家出したというが、
実は広樹には、秘密の過去があり、喬美に脅迫されていた疑いが浮上して来た。
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キーワード
杉村三郎は、2009年1月に36歳で、離婚(世田谷区松濤)、山梨県北部の桑田町に帰郷。
観光案内所の週刊フリーペーパー記者、農業生産法人「なつめ産直グループ」、直売店「なつめ市場」のバイト。店長・中村康夫、副店長・坂井、杉村は夏には販売担当チーフ。
探偵事務所「オフィス蛎殻」の蛎殻昴(4回結婚している父親はキャバクラ専念)にスカウトされる。
巻田広樹(養子、旧姓・香川)は、2000年2月に妻・典子の入籍。
2002年に蕎麦・ほうとう店「伊織」を開店⇒とんこつラーメン店に変更。
急な休業、妻・典子が病的、塩素の臭い。
夫・広樹が短大生からの元カノ・井上喬美(妻とは不動産管理会社の同僚)と5月半ばから不倫。7/30駆け落ち。
斜陽荘での長期滞在? 母への偽装メール。広樹に殺され近くの墓地に埋められたのだろうか?
広樹14歳の時、杉並区の実家が火災、父親が出張中に母親と妹(10)が焼死、本人は隣りの自室。
その前にDV、近所で不審火3件、広樹が疑われ、引き籠り。
父親は再婚し切り捨て。
しかし、典子と運命的に出逢え、生まれ変わったのだが・・・。
戸籍偽装・成り済まし。
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■ ① 「誰か Somebody」・・・原作スミ、ドラマスミ
私のブログ
宮部みゆきの長編小説「誰か --Somebody」
TBS連ドラ「名もなき毒」第一部「誰かSomebody」最終話(#5)>
妹は姉を妬(ねた)み奪い取る癖。姉の受容。
■ ② 「名もなき毒」・・・原作スミ、ドラマスミ
私のブログ
TBS連ドラ「名もなき毒」第二部 最終話(#11)
兄から受けた性的暴力。トラブルメーカー・クレーマー化。親切な人の心を弄(もてあそ)び毒を盛る、窘(たしな)められると逆恨み。
■ ③ 「ペテロの葬列」・・・原作スミ、ドラマスミ
私のブログ
TBS連ドラ『ペテロの葬列』#4~#11
過去に体験した恐怖。得体の知れない不安感と叫び。
■ ④ 「ソロモンの偽証」最終巻の「負の方程式」
単行本(上巻+下巻)は高価なため買っていないが---
苛(いじ)め問題の放置 ?
賢人たち(教育委員会・校長・担任教師)が保身のための隠匿・偽証 ?
【追記】
私のブログ
宮部みゆき「ソロモンの偽証」あらすじ、映画配信(2015/08/04)
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【参考メモ】
社会問題の根源に横たわるのは-----
生命・身体の被害、外傷体験の例
児童虐待、家庭内暴力(DV)、学校内苛め、ストーカー・性的暴力。
テロリズム、誘拐・拉致・監禁。
戦争、捕虜、非人間的行為の数々。
大災害(火災・地震・津波)、大事故。
恐怖体験によるトラウマ(心の傷)。
加害者に対する憎悪・憤怒・怨念から、
無差別(善意の第三者)への代償行為。
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