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「相棒13」
3/11(水) 21:00~21:54
第18話 「苦い水」
【スタッフ】
脚本:真野勝成
・・・今年は、栄えある元日SP担当脚本家となった真野氏です。
「相棒13」元日SP「ストレイシープ」
監督:橋本一
チーフ助監督: 安養寺工
【撮影協力】
東京海洋大学、CACAO SAMPAKA南青山(港区南青山5-5-24南青山サンタキアラ教会敷地内)、青山ブックセンター本店(渋谷区神宮前5-53-67コスモス青山ガーデンフロア)、コンディトライ・ニシキヤ(世田谷区祖師谷3-32-3)、萩原興業、学士会館、第一ホテル東京シーフォート(品川区東品川2-3-15)、
千葉FC、千葉県葛南港湾事務所、船橋港親水公園(船橋市浜町2)、
富士通川崎工場、
川越市、さいたまスーパーアリーナ、、他。
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【キャスト/ レギュラー】
「相棒13」キャスト/ レギュラー をご覧下さい。
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【キャスト/ ゲスト】
木村佳乃・・・衆議院議員、内閣総理大臣補佐官・安全保障担当
片山雛(ひな)子
[都立青葉高校時代: 安田愛理(子役)]
吉田愛美(子役)・・・青葉高校での雛子のライバル
藤重政孝・・・資産家・桐山グループの御曹司、雛子の婚約者? 桐山友哉
富沢亜古・・・衆議院議員 小久保愛子
御友(みとも)公喜
伊嵜充則(いさき)・・・左官工 饗庭(あえば)丈弘
植木紀世彦・・・左官工の親方
[饗庭の交際女性]
ハマカワフミエ・・・美大生 西崎早苗
桜木梨奈・・・会員制の高級風俗嬢・大麻吸引容疑 村上涼子
松浦唯・・・主婦 濱倉千恵
平原多香子
宮島岳史
平林弘太朗
川畑博稔
野口雅弘
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【あらすじ】
都内の小さな公園で、饗庭丈弘という左官工をしていた男性の遺体が見つかった。
所持品には一見、似つかわしくない国会議員のサイン本があった。
日付は前日3.14、つまり事件当日で、新宿の書店で行われた出版記念サイン会でのもの。
著者はあの片山雛子!!
しかも彼女は、第一発見者だったのだ!!
片山代議士は、これまでも特命係の追及を交わし続け、政治の裏側で暗躍して来た。
それが今や、「海外支援部隊派遣法案」の成立と、それを通り易くする裏取引のための耳触りが良い「ウーマンライフ法案」に腐心し、
初入閣が噂されるほどの確固たる地位を築いており、
女性初の総理大臣という最終目標達成のため、日本有数の資産家の御曹司・桐山友哉と結婚の約束をしているという噂があった。
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片山雛子は饗庭との面識を否定する。
現場となった公園は雛子の母校・都立青葉高校の傍に在り、学生時代から続けている公園に居る野良猫の様子を時々、見に来ている中で偶然、遺体を発見したのだと言う。
一方、鑑識の結果、饗庭の死因はアーモンドアレルギー反応による、アナフィラキシー・ショック死(※1)であることが判明する。
死の直前に口にしたチョコレートにアーモンドパウダーが付着していたらしい。
しかし、遺留品にチョコレートの包み紙や空き箱などは見当たらない。持ち去ったのは・・・。
(※1) 抗体と特異な反応を引き起こす抗原。
免疫とは反対の現象。防護の状態(-phylaxis)とは反対(ana-)の状態。
ハチ毒・食物・薬物などが原因となる毒素(特定の起因物質)によって、
呼吸困難・意識不明、嘔吐・出血性下痢などのショック症状(全身性アレルギー反応)を示し死に至る。
彼が所持していたスマートフォンの検索履歴には、雛子の恋人と噂されている桐山友哉の名前があったのだ。
死の直前、桐山のことを調べていたことが分かる。
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右京と享は、雛子から直接事情を聞こうと接触するが、彼女の強(したた)かさは相変わらずで、取り合ってもらえない。
見当違いで時間の無駄だと言い放つや、会話もそこそこに車で立ち去ってしまう。
その車中の雛子の手に、チョコレートコスモス(※2)が敷き詰められた空き箱が握られていた!!
限りなく怪しい。
(※2) メキシコ原産、チョコレートに似た香りを放つ、黒紫色のコスモス。
しかしまたしても、彼女の圧力で事件は事故扱いとなり、捜査一課も手出しできない状況になる。
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已むなく右京たちが、例によって捜査を継続する。
二人は、先ず、饗庭の手帳に遺された暗号のような文字のメモ書きの謎を追う。
佐藤舞子・・・「渋居短キレ」、西崎早苗・・・「上美長キレ」、濱倉千恵・・・「銀デ短キレ」、
青山千紘・・・「銀□短キレ」、木村夏帆・・・「新駅短コ」、山崎素子・・・「新バ長キレ」、奥村えり・・・「銀□長ギ」、松岡末来・・・「新□短コ」、村上涼子・・・「西交長キレ」。
大量に記された女性の連絡先を一つずつ訪ねて行きながら、饗庭の周囲を探る。
すると、饗庭の意外な素性が浮かび上がって来る。
饗庭・・・都立青葉高校中退⇒チョコレート専門店(六本木)でショコラティエ見習い⇒左官工見習い。
西崎早苗に会って、「上美長キレ」の謎が解ける。
「上美」は上野の美術館でナンパ。
「長」は長髪。
「キレ」はキレイ系の服装。
従って、
「銀デ」は銀座のデパートでナンパ、・・・・・。
「短」は短髪。
「コ」はコンサーバティブ系の服装、「ギ」はギャル系の服装。
饗庭はナンパ師だったのだ。
ところが、チョコレートが嫌いだったと言う、新たな謎。
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一方、思いがけず、饗庭との交際女性の一人、風俗嬢・村上涼子から桐山の黒い噂を知る。
会員制の高級風俗店では、セレブ客にはヤバイ趣味も居るためトラブルに備えて隠し撮り(録画)している。
その中に桐山が居て、大麻を吸引させられるばかりかチョー乱暴だったと言う。
その動画は饗庭が持ち帰った。
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<これより、ネタバレご注意>
雛子は無類のチョコ好き、イメチェンにビッタリ。
右京は、チョコの語源は、メキシコ原住民(インディオ・アズテック族)のショコラトール(chocolatre、苦い水)と皮肉る。
桐山が逮捕され尋問。
雛子と桐山の仲人役となっていた先輩議員の小久保愛子がどなり込む。
雛子が婚約を解消し、桐山の大麻吸引動画を警察に持ち込み密告。
小久保は目障りな雛子を失脚させるため、大麻汚染で億単位の借金を抱えた夫の遊び仲間、桐山と結び付けようと謀略。
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饗庭が青葉高校を中退した理由は?
雛子は成績は常に首席だったが、暗くて地味なため人気が無く生徒会長は落選続き。
そこに同級生の饗庭が近付く。二人ともチョコ好き、恋人同士となり変身を教わった。
人気者のライバルが饗庭とタバコを吸っている写真を学校に送付し、退学させた。
父親の議員秘書に盗撮。
それでも饗庭はショコラティエを目指すから、いつの日か食べてほしいと言ったが、完全無視した。
かくして、権謀術数の姿が完成されて行った。
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饗庭は、不幸にもアーモンドアレルギーが発覚、店を辞め、チョコ嫌いを公言。
知り合った村上涼子から婚約が噂されていた桐山の大麻汚染を知らされ、
二十数年振りに会って、その危険を知らせたかった。
かつて働いた店に頼み、約束したチョコを作って、出版記念会に臨んだ。
意外にも、雛子はあの夜、会いに来た。
そこで、饗庭が毒味したチョコに、アーモンドパウダーが塗(まぶ)されていたのだ。
誰かが自分を貶(おとし)めた可能性もあると、雛子は慌(あわ)てず何も無かったように、証拠を持ち帰った。その中に、桐山の大麻写真SDの入ったギフトカードがあった!!
饗庭の交際女性の中に、一人だけ交際を継続ししかも中絶女性に有りがちな、激痛に耐えかねて暴れた際にできる手首の痣(アザ)が残った人物。
チョコが嫌いなはずの饗庭が・・・。
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