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NHK-BS1 「BS世界のドキュメンタリー」シリーズ
「危険な時代に生きる」<全9回>
原題「Years of Living Dangerously」 (米国、April 13 to June 9, 2014)
制作:Roaring Fork Films, LLC
Wikipedia 「Years of Living Dangerously」
ジェイムス・キャメロン監督によるこのドキュメンタリーは、
ハリウッド俳優やピュリツァー賞記者などの著名人が、北米そして世界で気候変動や環境破壊に見舞われている現場に赴(おもむ)き、
最新の状況をルポするシリーズ(全9回)で、2014年エミー賞も受賞した。
これまで、温暖化対策に積極的でなかったアメリカが、なぜ今、真正面から地球温暖化を取り上げたのか?
世界各地で深刻化する旱魃(かんばつ)。
その社会的影響は、食料価格の高騰から内戦に至るまで、世界の経済と政治が直面する課題の縮図だ。
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■ 第1回 「乾く大地」
原題:DRY SEASON
3/2(月)深夜24:00~24:50
NYタイムズ紙のピュリツァー賞記者トーマス・フリードマンは、シリア・イドリブを訪れ、内戦が勃発したのも長年続いたユーフラテス川(支流のハブール川)の旱魃が発端であることを明かして行く。内戦に参加した大部分は農村出身の難民。
旱魃は地中海沿岸に拡大中。
俳優ドン・チードルは、旱魃の影響でCargillなど相次いで食肉工場が閉鎖されている米国テキサス州プレーンビュー、ニューメキシコ州ポーテイルズの牧場を訪れる。
旱魃ピーク時には米国土の2/3に及んだ。太陽エネルギーの変化が原因ではないと判明。
俳優ハリソン・フォードは、インドネシア・スマトラ島で原生林を燃やし、パームの油ヤシを植林するという破壊が、温暖化を促進している現状をルポする。
NASAは、ジェット戦闘機によって大気サンプルを収集し、気候変動の最大原因である温室効果ガスを測定している。温室効果の20%はインドネシアなどの森林の減少が原因。
国立公園の象を毒殺し油ヤシのプランテーションに。
【参考資料】
インドネシア・マレーシアの森林、20年で350万ヘクタールがパーム油目的に開発
Rhett A. Butler, mongabay.com
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■ 第2回 「森がなくなるとき」
原題:END OF THE WOODS
3/3(火)深夜24:00~24:50
俳優ハリソン・フォードは、インドネシアを訪れ、米国で大量消費される紙とパーム油(スナック菓子・シリアル・ケーキ・チョコレート・クッキー・チーズクラッカー、石鹸・シャンプー加工用途)の生産が森林伐採の原因だと知る。
カリマンタン島(ボルネオ島)のピート(泥炭)が含む炭素量(10倍増)。燃やされると温室効果ガスが燻(くすぶ)り続ける。
伐採が止まらない背景には政治腐敗(国有化⇒林業省と先進国大商社との癒着など)が関わっていると聞き、大統領に面会して直接、問い質(ただ)す。
俳優アーノルド・シュワルツェネッガー前知事が、カリフォルニア州で、森林火災が旱魃によって深刻化している現場を訪れ、最前線で自らの命を賭して消火活動に当る消防士たちの活動に密着する。
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■ 第3回 「高潮に揺れる町」
原題:THE SURGE
3/4(水)深夜24:00~24:50
2012年10月、北米・東海岸を直撃した巨大ハリケーン・サンディ。
ニュースキャスターのクリス・ヘイズは、高潮によって多くの住民が命を落としたニューヨーク州で、地球温暖化に懐疑的な立場を取りながらも、被災地復興に取り組む地元の共和党議員を取材する。
TVコメンテーターのM・サンジャヤンは、気候変動を引き起こす元凶とされるエルニーニョ現象が発生する現場、太平洋のクリスマス島を訪れる。
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■ 第4回 「氷と業火(ごうか)」
原題:ICE AND BRIMSTONE
3/5(木)深夜24:00~24:50
"業火"とは、悪業が身を滅ぼす意。
地球温暖化に一貫して懐疑的立場を取って来た米国の保守派。
その牙城とも言われる南部の“バイブル・ベルト(聖書地帯)”にも変化が訪れ始めている。
俳優のイアン・サマーハルダーは、ノースカロライナ州の福音派の教会で指導者を務める父と、環境問題に目覚めた娘の確執に密着する。
アメリカの有名テレビ番組「60ミニッツ」のキャスター、レスリー・スタールは、グリーンランドで起きている最新の変化をリポートする。
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■ 第5回~第9回
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