NHK-BSプレミアム
BS時代劇 「雲霧仁左衛門2」
第1回 「新たなる戦い」
2/6(金)20:00~20:43、再放送2/8(日)18:45~19:28
「雲霧仁左衛門シーズン2」概要、#1「新たなる戦い」キャスト・ゲスト・あらすじ
第2回 「墜(お)ちる」
2/13(金)20:00~20:43、再放送2/15(日)18:45~19:28
第3回 「盗人の純情」
2/20(金)20:00~20:43、再放送2/22(日)18:45~19:28
第4回 「生き別れた娘」
2/27(金)20:00~20:43、再放送3/1(日)18:45~19:28
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【原案】 池波正太郎
「雲霧仁左衛門」、「にっぽん怪盗伝~熊五郎の顔」など
【スタッフ】
脚本: 宮川一郎(#1#2#3#4)、古田求、脚本協力: 岡本さとる
演出: 山下智彦(#1#2)、井上昌典(#3#4)、宇喜田尚、服部大二
音楽: 遠藤浩二
時代考証: 山本博文
殺陣指導: 中村健人、殺陣: 松竹俳優G・JAE
【主な撮影場所】
京都太秦・松竹撮影所、
上津屋橋(通称・流れ橋、京都府久御山町~八幡市、#1)、
八幡堀・白雲橋(滋賀県近江八幡市宮内町、#3)、兵庫県たつの市海岸(#3)、
天寧寺・五百羅漢(滋賀県彦根市里根町232、#3#4)
【語り】 志賀廣太郎
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【キャスト】
雲霧仁左衛門: 中井貴一・・・大盗賊・雲霧一党の首領(おかしら)。本名・辻伊織、出自は伊勢・藤堂藩(津藩)士で実兄・辻蔵之助が公金横領の濡れ衣を着せられた際に出奔する。
七化(ななば)けのお千代: 内山理名 [幼少期 松本結菜(子役)]・・・雲霧一党の引き込み役。妙齢の女性で、大店奥方・御中臈(おちゅうろう)・公家若後家・色里女・尼僧に至るまで何にでも変装する。17年前の大火で孤児となっていた幼い時分(7歳)に、浅草・馬道のお座敷前で仁左衛門に拾われた。六之助などからは「ねえさん」と呼ばれている。
木鼠(きねずみ)の吉五郎: 伊武雅刀・・・雲霧一党の二番手。仁左衛門の右腕で配下からは小頭(こがしら)と呼ばれる。おもんと萬古道具・西尾屋を営む。
因果小僧六之助: 柄本佑・・・連絡(つなぎ)役などをこなす青年。いささか短絡的・激情的な面が目立ち、しばしば雲霧一味を窮地に陥れるが、7つの時に仁左衛門に拾われた。
州走(すばし)りの熊五郎: 手塚とおる・・・越後新発田藩江戸藩邸の足軽 ⇒ 古着屋や錠前屋を営みながら連絡役から潜入まで何でもこなす。腕も立ち幾度となく火盗改メの手から仁左衛門を救う。
利助: 松澤一之・・・雲霧一党の盗賊、鋳掛け屋。⇒死亡。
寝牛の治平: 山本亘・・・浅草・石浜神明裏の盗人宿「佐原屋」の管理から仁左衛門への連絡まで幅広く活動する。
黒塚のお松: 紅壱子・・・仁左衛門の盗人宿の舟宿・佐原屋(シーズン1)や飛脚問屋・美濃屋(シーズン2)で、家事賄(まかな)い。
おもん: 遠藤久美子・・・実父・治平とともに配下の引き込みなどで働く。
富の市: 渡辺哲・・・座頭に成り済まして連絡役や引き込みをする一匹狼。
おかね: 黒沢あすか(旧芸名・岡坂あすか)・・・青物行商、文蔵の手下⇒雲霧一党に加わる。
お八重: 小野真弓・・・料理茶屋・不二川の飯焚き女⇒岡田の妻。
安濃津(あのつ)の定七: モロ師岡・・・伊勢の雲霧一党。
辻蔵之助: 田村亮・・・伊勢から江戸を目指し、東海道を急ぐ。雲霧一党と縁(えにし)があるらしいがその正体は不明。仁左衛門が侍の身分を捨て、盗賊に転じた過去にまつわる秘密を共有しているらしい。
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安部式部信旨(のぶむね): 國村隼・・・火付盗賊改方の長官(おかしら)。御先手(おさきて)組の一組頭。1千石の旗本で土手四番町(現在の千代田区富士見町辺り)に屋敷を構える。赤穂浪士の吉良邸討ち入りに対する検分を務めたことがある。
山田藤兵衛: 村田雄浩・・・火付盗賊改方の筆頭与力。前・長官の石川大膳の時から継続し、安倍にも重用されて彼の右腕とも言える。四谷・坂町の御先手組長屋住まい。
岡田甚之助: 甲本雅裕・・・火付盗賊改方の与力。腕は立つが変わり者。⇒死亡。
高瀬俵太郎: 松田悟志・・・火付盗賊改方の同心。安倍や山田からの信頼が厚い。関口道場の門人で剣の達人。
井口源助: 石川典佳・・・火付盗賊改方の同心。主に探索を行う。
大石昭弘・・・火付盗賊改方の同心。
村田又四郎: 山口翔悟・・・火付盗賊改方の同心。⇒死亡。
浅草の政蔵: 中西良太・・・岡っ引き。浅草・山之宿町(現在の台東区花川戸)に住み、茶店・むさしやも営む。安太郎を率いて張り込みや尾行を行う。
桶屋の安太郎: 中村大輝・・・政蔵の手下。
お京: 京野ことみ・・・火付盗賊改方の密偵、元・めんびき(女スリ)
粂三: やべきょうすけ・・・絵草紙居酒屋の主人・嘗め役、実は密偵。
弁治: 須藤公一・・・知恵遅れの粂三の弟。
◇
【ゲスト #1】
不知火の勇五郎: 國村隼(二役)・・・急ぎ盗き(強盗殺人犯)。⇒死亡。
仙之助: 岡田義徳・・・嘗(な)め役⇒投獄。
奥深山新、北川裕介、庄司虎次郎・・・火付盗賊改方の同心。
美藤吉彦、東田達夫、緑川良介、晃大洋、亀井賢二。
【ゲスト #2】
村田又四郎: 山口翔悟・・・火付盗賊改方の同心。
窪田弘和、湖中香名子、三島昭二。
【ゲスト #3】
井筒屋清右衛門: 亀井賢二・・・近江出身の油問屋・両替商。日本橋本町 [実際は田所町(現・中央区日本橋堀留町2)に在った)。
勇家寛子・・・井筒屋の女将?
夜兎の文蔵: 大林丈史・・・盗賊。
鳩栗の大五郎: 永澤俊矢・・・盗賊の首領、古道具屋を営む。
助三: デビット伊東・・・鳩栗一味。
甚助: 青山勝・・・鳩栗一味。
太田雅之、越中晃一、増田広司、徳田忠彦、庄司虎次郎・・・鳩栗一味。
渡辺知晃・・・深川八幡裏の岡場所客?
【ゲスト #4】
おひさ: 真野惠里菜
与助: 井上高志・・・おひさの父。
霞の七三: 大鷹明良・・・木鼠の吉五郎と旧知の仲の盗賊。
相模の軍次: 成瀬正孝
由次郎: 野々村仁
宇兵衛: 東山龍平
丑之助: 北川裕介
重伸幸、櫻井忍、
小泉敏生、東山龍平、東田達夫、床尾賢一、周防ゆう、
奥深山新、増田広司・・・七三の手下。
◇
【あらすじ #1】
尾張名古屋・松屋での大仕事を終えた雲霧仁左衛門は、再び江戸に現れる。
火付盗賊改方長官・安部式部は、血眼になって雲霧一党を追う。
或る日、江戸市中に「不知火の勇五郎」という盗人の人相書きが貼り出される。
勇五郎が、雲霧一党に入りたがっているとの情報が、仁左衛門の耳に入る。
七化けのお千代は、本所お助け小屋(享保の大火)の孤児だった幼い頃、世話になり土鈴をくれた恩人が勇五郎なのではないかと思う。
指名手配となった男の身の上を案じ、お松に調べておくれと頼む。
更に、お松に頼まれた六之助は、事もあろうか奉行所に忍び込んだことが分かり、仁左衛門から二人は禁足を命じられる。
*
一方、持病の癪(しゃく)で行き倒れの旅人を、政蔵が見つけて介抱してやる。
ところが、その男・仙之助は幾つかの大店の絵図面や内情を調べ上げた嘗(な)め帳を持っており、盗賊の嘗め役(調査・連絡係)ではないかと疑い、安太郎とともに後を追うが巻かれてしまう。
嘗め役仲間の粂三に匿(かくま)われた仙之助は、仕事が確かな雲霧一党の利助に嘗め帳を持ち込み、組もうとする不知火の勇五郎を紹介する。
勇五郎は利助に首頭・仁左衛門に会わせてくれと頼む。
岡場所に在る山吹屋にお京が女郎として潜入。勇五郎と密会。雲霧一党への罠(わな)。
利助に後を付けられていると察知。利助から熊五郎へと伝達。
事情を察した仁左衛門は、お千代のこともあり差しで勇五郎と会ってみることにする。
*
その頃、仙之助は政蔵に捕えられ、粂三が密偵だったと知るばかりか、勇五郎と瓜二つの安部式部が仕掛けた罠によって、雲霧一党を一網打尽に捕えんとしていることを知る。
廃寺で、仁左衛門・お千代と勇五郎との面会。勇五郎の父は神田明神下で表具師、21歳の時に大火、本所のお助け小屋、一人盗き。
組もうとする理由は老齢にて雲霧一党に。土鈴に反応しない偽・勇五郎を看抜く。
火盗改VS雲霧の対決、お千代が捕えられ拷問。勇五郎本人は獄死と知る。
一方、密偵の粂三とお京もまた、雲霧一党に捕えられる。
お千代とお京の交換、場所は「洲崎十万坪」。土鈴を川に沈めるお千代。
◇
【あらすじ #2】
岡田は、鋳掛け(いかけ、鍋釜の修理)屋を装う嘗(な)め役の利助から、一刻の後、市ケ谷八幡町の料理屋・萬屋へ来るよう連絡(つなぎ)を受け、
雲霧一党に一万両と新妻・お千代を奪われた松屋善兵衛が、召し取りのため火盗改に千両もの資金援助までしており、
式部と筆頭与力・山田藤兵衛は、次の罠を密談している模様と、州走りの熊五郎に繋ぎの一報を入れる。
熊五郎は、岡田が最近は小用程度しか言い付けられていなくらしく、山田には薄々感付かれているのではと、小頭・木鼠の吉五郎に伝える。
それを聞いた仁左衛門は、岡田への連絡に慎重を期すようにと指示する。
*
岡田の面妖(めんよう、怪し)さに与力たちは愈々(いよいよ)、警戒が強まって、若手の同心・村田又四郎が尾行を買って出た。
そして、以前から不審な動きがしばしあり、雲霧と通じているのではないかと、山田からの報告を受けた
式部は、岡田を撹乱(かくらん)させるため、「雲霧一党を捕らえた一番手柄の者に三百両の報償を与える」と煽(あお)る。
一党に入りたいから仁左衛門に会わせてくれと頻(しき)りにせがみ、願いが届かねば秘密を暴らすと脅し始めた岡田。
寝返ったことに気付いた熊五郎は尾行するが、同じく岡田を見張っていた村田に捕らえられそうになり殺してしまう。
山田から下手人は一党に違いないと言われ、追い詰められた岡田は、式部に対して一党の主力を明かしてしまう。
商人と偽る吉五郎、古着屋と偽る熊五郎、鋳掛け屋と偽る利助と。
更に、手始めに利助を捕縛せずいきなり斬り捨て、式部に身の証しを立てようとするのだった。
*
この危機に仁左衛門はどう対処するのか?
内縁のお八重を出汁(だし)に、田舎から訪ねた身内(実は治平とお松)が、村田の通夜に出ていた岡田を誘い出す。
仁左衛門自ら、一刀のもとに岡田を切り捨てる。
◇
【あらすじ #3】
或る晩、政蔵と安太郎が法事の帰りに、蝋燭(ろうそく)問屋を襲った急ぎ盗(ばたら)きが逃亡するのを目撃し、傷を負った手下の一人・甚助を麻布坂下・常念寺境内で取り逃がすが、盗賊は鳩栗の大五郎一味の仕業と分かり、火盗改に報告する。
300両と小口だったことを大五郎から詰られた甚助は、次の標的として豪商の日本橋本町の油問屋・井筒屋に、もう既に仕掛けの手を打っているからと弁解する。
*
一方、雲霧一党もまた、仁左衛門の命令で次なる標的は井筒屋と定め、按摩(あんま)の富の市によって引き込みを図っていた。
実は目が見える富の市は、井筒屋主人・清右衛門の治療のために奥座敷まで入り、屋敷の見取り図を作って行く。
おかねは富の市の長屋を訪ねて、食事を作ったり身の回りの世話を焼いてくれるようになる。
一方のおかねも実は、盗賊・夜兎の文蔵の手下で、井筒屋を狙う文蔵の指示で富の市に近づいていたのだ。
富の市は、気が緩んでおかねに目明かだとばれ、早速、おかねから聞いた頭・文蔵は、井筒屋の盗きに利用できると確信した。
傍らには今回の組む相手、鳩栗一味の助三も居た。
年甲斐も無く大失態した富の市を憂慮し、州走りの熊五郎は、小頭・吉五郎を介して仁左衛門に知らせる。
そして、おかねは富の市が描いた井筒屋の絵図面を写し取る。
それでも老いらくの恋は続く。
おかねから絵図面を受け取った助三は、老いぼれ病床に伏した文蔵を飛ばして直接、鳩栗の大五郎に渡す。
だが、甚助の線から、鳩栗一味を内偵中の火盗改に掴まれる。
遂に、立ち聞きしていたおかねの本性を知った富の市は、それでも始末できず追い出すに留まった。
雲霧一党の温情に打たれる一方、文蔵を殺した鳩栗一味の裏切りに、おかねは雲霧のために尽くすことを誓う。
◇
【あらすじ #4】
雲霧仁左衛門は、非道な盗賊・鳩栗の大五郎を出し抜いてまんまと井筒屋から三千両を盗み出した。目標の一万両に後七千両。
按摩の富の市を慕う、女盗賊のおかねも仲間に加わった。
次なる標的の大店、御菓子司・越後屋清衛門も腕のいい按摩を探しているそうなので、小頭・吉五郎は根回しをしてあるからと富の市に入り込むよう指示を出す。
*
何かと問題を起こす因果小僧六之助は、漸く謹慎が解けた。
すると、やくざに追われる娘を助け、熊五郎の処で匿ってもらうことになる。
娘はおひさと言い、病気の父・与助の治療費十両を高利貸し・相模の軍次から借りたが、法外な利子で百両に借金が膨(ふく)らみ、返済のために吉原に売られようとしていた。
軍次は、目明かしの身を一皮剥(む)けば、深川新地の岡場所の主、高利貸しの二足三足の草鞋(わらじ)を履いて荒稼ぎする悪党。
六之助から話を聞いた仁左衛門は、軍次からおひさの証文を奪い、おひさと与助の面倒を見てやれと、吉五郎に命じる。
眠り薬を嗅がされ証文と二百両を奪われた軍次は、岡っ引き・政蔵に泣き付く。
それを聞いた筆頭与力・山田は、額が小さ過ぎるので揶揄(からか)われたなと思う。
与助は、三黄湯を飲み小康を保っていたが、回復には高価な朝鮮人参が必要のようだ。
それにしても吉五郎は、与助に何処かで会ったことがある気がしてならない。
そんな時、与助の面倒を見て来ているという知人・霞の七三が現れる。
七三は吉五郎とは旧知の仲だったのだ。
今も一人盗(ばたら)きだと言った吉五郎に、中山道の中津川宿・長尾屋へ妻娘と泊り麻疹(はしか)に罹って妻を亡くした昔を蘇らせる。乳飲み児は旅籠の風呂番だった与助が預かった。
まさか! ? おひさは娘なのか!!
動転した吉五郎は、以後、尋常でなくおひさに接して行く。
与助も朝鮮人参のお陰でみるみる回復した。
小頭の変わり様に熊五郎は尋ねるが吉五郎は暈(ぼ)かすばかりだから、富の市に続いてまさか老いらくの・・・。
それを聞いた仁左衛門は、ひょっとして・・・。
そんな時、七三は、与助とおひさにまとまった金を用意してやろうじゃないかと、吉五郎のいい腕を借りて大仕事をしようと誘う。しかも既に仲間を集めてあったのだ。
吉五郎は、話が出来過ぎていることに気付く。

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