久し振りにNHKラジオ第1の人気番組「ラジオ深夜便」を聴いた。

10/26(日) アンカー: 森田美由紀アナ


その中で4時台の「五木寛之の"歌の旅びと" #43 『山梨県編』」のことに触れてみたい。

聞き手: 須磨佳津江アナ

須磨さんという方は、聞き手と言うよりも喋(しゃべ)り手に近い(笑)。
ともあれ、五木さんのコメントは一つ一つ含蓄があった。


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☆ 山梨県が日照時間の長い全国トップだとは知らなかった。

ネットで調べると、2位が静岡県、3位が埼玉県などは納得できる。

南に富士、西に南アルプス=赤石、北に八ケ岳、東に奥秩父と標高2,000mを超す山々に囲まれているので、イメージし難い。
番組で紹介していたように、なるほど葡萄をはじめ桃・李などの果物がトップなのは、年間降水量が少なく日照時間が長いからなのだ。
そう言って考えると、アルプスを背後に控えたイタリア・スイス・オーストリアなどもそうだ。

ところで、逆に日照時間の短いのは、沖縄県、山形県、青森県の順らしい。番組では秋田県だと紹介していたが・・・。沖縄県と言うのも驚き。



☆ 爆発的にヒットしたジブリ映画「千と千尋の神隠し」の主題歌、
「いつも何度でも」の作詞: 覚(かく)和歌子さんは、1961/9/1 山梨県に生まれ育ったと言う。
作曲: 木村弓さん。歌は木村さんではなく覚さん。素晴らしき哉。

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「崖の上のポニョ」の主題歌「海のおかあさん」も宮崎駿監督と作詞のコラボ。






清んだ歌を聴いて、思い出したことが2つ。


▽ 結婚した1975年の秋、我々は清里高原へ旅した。

横浜から横浜線~中央本線・小渕沢駅~小梅線・清里駅。
当時は"清里ブーム"が始まっていた。
美し(の)森までの紅葉したカラマツ・白樺の林に分け入ると、たくさんのキノコが生えていて、 民宿に戻り仕分けしてもらった。
でも、夕方には冷えてしょうがなく、駅前でウィンドブレーカーを買い求め、震えが来た身体に熱燗(あつかん)を注いだ。
一泊し帰途の電車でキノコの香りが漂い、「若いのに感心」と見知らぬオジサンに誉められた。







それに遡ること3年。 あのマンシーニの調べに乗ったイタリア映画「ひまわり」(再映)に感動した年、1972年の冬。

友だちに強く誘われ早朝の新宿駅西口から高速バスで、富士急ハイランド(河口湖)のスケートリンク・遊園地へ向かった。
当時、ここのジャイアントコースター(全長が1,380mのギネス認定)は魅力的だった。