リジー・ボーデン 美しき殺人鬼
が、Netflixで出てて、クリスティナ・リッチが
お久に活躍してたので見てみた。
クリスティナ・リッチが殺しまくるんだけど
クリスティナ・リッチだけに、クールで可愛らしい。
実際のリジー・ボーデンは美人じゃなく
地味なタイプだけど、癇癪持ちで
事件を起こしたんじゃ無いか。
ってのと、史実のリジーは殺人鬼じゃなく
夏の猛暑と癇癪持ちと、義母に自分らの相続分を奪われる契約に
腹を立て、サインする前に殺した。
って事になってるのに、ドラマのリジーは美人で
子供の頃から、邪魔者は消す女だった。
ってことになってるから
史実が元ネタなだけで
かなりアレンジされてるようだ。
しかし見た感想としては、かなりグロい場面もありーの。
けど私はながら見で画面マトモに見ないので
クリスティナ・リッチが相変わらず可愛いな。
で済んでいた。
がしかし。
ピンカートンの探偵がついに追い詰める。
で、ここで分からないのが、去った筈のエマが助ける。
…どー考えても、婚約者に子供のミイラ見せたり。
婚約者を殺したのは妹だって、分かってるのに。
なんでタイミング良く、戻って来て助けるかな?
まあその後、殺した探偵の死体を斧でバラバラにする妹を見て
正気を無くしたんだけど。
でもエマも、自分を実験台に使った医師に復讐するわ。
またもや妹から逃げたトロントウッド家まで
妹は追いかけて来て
乱入してきたピンカートン探偵の仲間に殺されかける
妹を助けるわ…。
だからさ。あんた(エマ)が助けなかったら
その先リジーに殺される人がいなくなるんだってば!
大体、自分を愛してくれた人を殺した妹の命
絶妙のタイミングで、二度も助けるか?
…って事で、“いい人”エマの行動が
訳解らん。
実は妹よりも、無害そうな姉が
よっぽど凶悪な女でした。
ってことにしてくれた方が、すっきりするわ。
自分の産んだ子供を殺され。
その後、愛してくれた婚約者も妹が依頼した男に殺され。
それでなんで、妹助けるかな?
しかもラストが、またもや逃げる。
凶悪連続殺人犯の妹を、これ以上の犠牲者を出さないため
自分の手にかける。
くらいだったら格好いいと思えるんだけど
すんごく中途半端なんだよね。
この姉って。
なのでノーグッドボタン押して
続きは…。
クリスティナ・リッチが割と好きなので
ストーリーにはもう期待せず
彼女見るためだけなら、続きも見るかも。
でもこの後、どんだけ納得いかないストーリー展開でも
もう諦めたから、平気。
大体、実話から著しく外れてるから。
大筋だけは、実話に沿わせようと
姉をリジーから去らせたんだろうけどさ。
実話では、銀行家の父の、膨大な財産を受け継いだものの
町では嫌われて、追い出され
別の町だと思うんだけど、豪邸を買って移り住んで。
けど姉は次第にリジーについて行けなくなって
離れて暮らす。
リジーは莫大な遺産を手に
悠々自適にその後も暮らしましたとさ。
らしい。
実際、無罪だけど彼女が殺したらしいのは
父親と義母二人だけ。
なのに、マザーグースの歌にまでなってる。
二人殺してここまで有名になったのは
やっぱ、明らかに彼女が殺しただろう。
と言われてるのに、無罪で
その後も裕福な暮らしをしてたからなのかな?
吹き替えで見たけど、吹き替えの声も可愛らしくて。
デクスターの女版っぽい流れで。
殺すのは、殺されても仕方無いヤツとか
自分に都合の悪い相手。
ある意味、快楽の為に無差別に殺す
シリアルキラーでは無いですね………。
主人公だからって、応援する気はさらさら無いけど
正義の味方の筈のピンカートン探偵は
婚約者を妹の手配で殺された姉が、殺したりするし。
どこにも感情移入できるドラマじゃないので
救いはクリスティナ・リッチが
お洒落でキュートなとこぐらいかな~。