アースルーリンドの騎士『二年目』 59 屋外での補習 4 | 「アースルーリンドの騎士」

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オリジナル  で ファンタジー の BL系小説。
そしてオリジナルのイラストブログ。
ストーリーは完全オリジナルのキャラ突っ走り型冒険ファンタジーです。
時折下ネタ、BLネタ入るので、年少の方はお控え願います。

一番年下ながら

びしっ。とキメますね、アイリス。

今日もアイリスです。




王冠2 アースルーリンドについて。国の紹介
王冠2 イラスト入り登場人物紹介(まだ全部じゃありませんが…)

恋の矢「二年目」を最初から読む恋の矢
宝石ブルー『幼い頃』を最初から読む


ディングレーとデルアンダーは顔見合わせ、頷くと、ディングレーが口開く。
「そうだ。
お前にも負担がかかる」

テスアッソンが直ぐ主のその言葉に、アイリスに顔向けて謝罪しようとした。
が直ぐ、アイリスが遮る。
「では一刻も早く、テスアッソン殿は具合の悪い祖母殿のお側へ発たれるべきだ。
後は我々に任せて」

「アイリスの言う通りだ。
いいから行け」

テスアッソンはディングレーの言葉に、とても丁寧に頭を垂れ、デルアンダーに一瞥投げると足早に室内を出る。
そして戸口に居たアイリスの横を通り過ぎ様、一つ頷く。

アイリスは頷き返し、扉が背後で閉まる音を聞くと、見つめる皆ににっこり微笑んだ。
「…では、セシャル殿を護る算段を致しましょうか?」






つづく。