そりゃ勿論、故郷で嫁さん貰う為には
厳しいジャッジに耐えなくては成らないから
一生懸命技術を学ぶ為に
誘われても断らないんだとしても。
程度がありますよね。
旅の間不自由していた。
とギュンターは言ってますが…。
作者もオーガスタスも
それだけではないと思っています。
本人にどれだけ自覚があるのかって話ですが。
この下は今日は18才以下は禁止です。
貴方は18才以上ですか???
イエス?
本当に、18才以上だ!
と言う方のみ、スクロールお願いします。
繰り返し言いますが、以下の文には18才以下はご覧に成れない表現が
含まれてます。
18才以下の貴方は、お帰り下さい。
18才以上のみ、スクロール下さい。

アースルーリンドについて。国の紹介
イラスト入り登場人物紹介(まだ全部じゃありませんが…)
「二年目」を最初から読む
その後はもう、夢中だった。
互いが、貪り合う様に快楽を分け合い…。
夢中で突き上げ、ミーシャはそれに応え………。
気づくと解き放ち、ミーシャは腕の中でぐったりと顎を上げ、荒い吐息を吐き出していた。
顔を倒し、口づけようとした時、そっ…と華奢な腕が首に巻き付き…彼の小さな唇が唇に、触れた。
ギュンターは顔を倒し込み、深い口づけを返すと彼は両腕を巻き付け………。
何かに似ていた。
確かに、知っている景色だった。
自分同様探す物が見つからず彷徨ってる…。
そんな…荒涼と吹きすさぶ荒野の景色………。
冷たい風が吹きたった一人…狼の遠吠えさえ聞こえない、真に孤独な……。
そして肌の触れあいは、同じ孤独な気持ちを持つ者同士が慰め合い隙間を埋める…そんな…触れあい。
だから…ギュンターには解った。
ミーシャが本当は…ローズベルタを愛してはいないんだと。
愛されているから…必要とされているから、自分も彼の事が好きなんだと…必死で思い込もうとしているんだと。
でも本当は…心から愛する相手を自分同様彼も、欲しているのだと。
ミーシャの身が腕の中でくねり…萎えたばかりの股間に手を添え、愛撫し始める。
ギュンターには解っていた。
彼は飢えている。
決して…満たされる事の無い飢えに苛まれ続け…どれ程与えられたところで、埋められたりはしない。
だってそれは全部、虚偽の愛。
本当に…愛せる相手との行為じゃないと…心の底に居る本当の自分は知っている。
けれど…あまりに飢えが辛いから…。
幾ら与えられても真に満たされたりはしないから…。
ミーシャは誰彼とも無く求める。
ギュンターはけれどほっとした。
自分は…少なくとも自分には、解ってる。
この狂おしい哀切の時間が…虚偽だと知っている。
だから…彼や酒場の彼女のように永遠に…飢え、彷徨ったりはしないんだと。
ミーシャはやっと見つけた仲間のように自分を求める。
たった…たった一人しか存在しない場所に初めて人を迎え入れた様に…恐れと…それ以上の乾きを伴って。
ギュンターはそれに、応えはしたがのめり込む事はしなかった。
肌は触れあっているのに、孤独は増すばかり…。
それが、解るからミーシャはしがみつく。
必死に。
その温もりを確かめようと。
もっと…!
そう求めて来る。
ローズベルタはきっとそんな時、随分激しく突き上げたんだろう…。
それでようやく、ミーシャには相手が居ると感じられる。
…………切なさに包まれ…ギュンターはそれでも熱を帯びる自分の本能に従った。
ミーシャは夢中で喘ぐ。
そして…業火のような熱に包まれ、意識が混濁した時初めて…忘れられる。
自分が…どれ程孤独でたった、一人なのかを。
つづく。
今日も読んでくれてありがとう
