まあギュンターが不憫なのかも?
ギュンターも実の兄貴より、オーガスタスのが好きかもね(笑)(笑)



アースルーリンドについて。国の紹介
イラスト入り登場人物紹介(まだ全部じゃありませんが…)
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ギュンターがようやく、重い口を開く。
「…ともかく、土曜の夜は確実にここに来ると、約束するから押しかけて来るな。
出来るだけ早い時間から来るようにする」
が、女性達は一斉にブーイングの嵐。
「土曜だけ?!」
「だって以前は週に三日は来てたのに!」
「平日一緒に、出かけることだって出来たじゃない!」
ギュンターは心から、弱った。と言う表情で囁く。
「仕方無いだろう?
否応なしに監督生に選ばれちまったから」
「もう!
私達の相手より、下級生の世話がいいなんて信じらんない!」
一人が叫んだが、全員一斉に同意を示し頷いた。
「そうよ!」
「あり得ないわ!!」
リーラスが、腕組みし唸る。
「ともかく校門で訪問を告げ、ギュンターが校門に顔出す迄絶対校内に入るな。
解ったな?」
女性達は頷き、そして土曜一番のくじを引いた女性が、ギュンターの腕を取る。
「じゃ、今から。
いいでしょ?」
「その後は私ね」
二番の女性が言うと、日曜一番の女性が囁く。
「じゃ明日の晩は私からね」
「あら。日曜組は土曜の晩なの?
いいわ。じゃ次は私ね」
「明日なの?
待ってるから今日でもいいわ」
次第に女性達はギュンターの、時間を取り合って争い始め、ギュンターは弱り切って囁く。
「明日約束した三人は今夜確実に相手する。
が他は…待ってても、確約出来ないぞ?」
オーガスタスは腕を絡める女性にすり寄られるギュンターに、早く行け。と顎をしゃくって促し、ギュンターは済まない。と言うように少ししょげてオーガスタスに頷き、酒場の二階へ上がって行く。
つづく。
今日も読んでくれてありがとう
