校門では何があったのか?
リーラスが出てますからね。
やっぱり騒ぎでしょうね(笑)
以前、オーガスタスは滅多には動かず
彼が動くと大層大事。
と書きました。
が、オーガスタスって作者同様結構
面倒くさがりだったりして……。
それに反して騒ぎに首突っ込みたがるリーラス。
彼は要領よく、他人に押し付けるのが得意だから
平気なんでしょうね(笑)


アースルーリンドについて。国の紹介
イラスト入り登場人物紹介(まだ全部じゃありませんが…)
リニューアルしました♪「二年目」を最初から読む

その少し前、教練の校門前に一人の若い御婦人の姿があった。
彼女は頼まれ事をされた。
と、教練生との面会を、門番に取り付けた。
がその数分後、二人の女性がそれぞれの用事で、やはり教練生との面会を申し出る。
二人の女性は争い、諍いながら、それぞれ用事を言い遣った。と理由を説明した。
門番が、困り果てている時後続の女性達が来た。
「…貴方方も、三年ギュンターに面会ですか?」
四人いる女性達は互いに牽制し合いながら、叫んだ。
「そうよ?!」
声は、揃ったが。
「アラル…レネッタ。
何してるんだ?こんなとこで」
リーラスが群れる女性を見て呟き、門番の一人は狂喜し、リーラスの元へ飛んで来て尋ねる。
「ご存知なんで?!」
門には六人の女性が足止めを喰らい、皆が口々に
「私が、ギュンターから言い遣ったのよ!」
とそれぞれの品をバスケットに持ち、めかしこんで側に居る女を睨み小突きながら、門番に叫ぶ。
互いに、今にも掴み合いを始めそうな雲行きで、リーラスは眉間寄せ足を止め、斜め後ろに居るオーガスタスの、背に囁く。
「酒場の常連達だぜ。
何でここ迄、押しかけて来てるんだ?」
門番の一人が嬉々として、事情を知るリーラスの元に詰め寄り、門前では門番の一人が必死で、雪崩込もうとする女性達を食い止めていた。
つづく。
今日も読んでくれてありがとう
