アースルーリンドの騎士『二年目』 31 ローフィスの苦悩 18 | 「アースルーリンドの騎士」

「アースルーリンドの騎士」

オリジナル  で ファンタジー の BL系小説。
そしてオリジナルのイラストブログ。
ストーリーは完全オリジナルのキャラ突っ走り型冒険ファンタジーです。
時折下ネタ、BLネタ入るので、年少の方はお控え願います。

こんに傷ついてるのを目の当たりにすると

辛いですね。

ローフィスは本当に根が優しいので、余計です。

と言う事で連載に戻った途端、年齢制限ですね。

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この下は今日は18才以下は禁止です。

貴方は18才以上ですか???











イエス?









本当に、18才以上だ!
と言う方のみ、スクロールお願いします。





繰り返し言いますが、以下の文には18才以下はご覧に成れない表現が

含まれてます。
18才以下の貴方は、お帰り下さい。
18才以上のみ、スクロール下さい。








王冠2 アースルーリンドについて。国の紹介
王冠2 イラスト入り登場人物紹介(まだ全部じゃありませんが…)




気づくと、抱き寄せていた。
そっと…後ろから手を忍ばせ、双丘の奥を探ると、ハウリィの身がびくん!と大きく震った。

恐怖で、しがみつくハウリィの手が、じっとりと冷や汗で滲むのをローフィスは感じた。

だから出来るだけ…そっと、触れる。
何度も何度も無遠慮に犯され、苛まれた場所。

痛みで幾度も失神し、泣き叫んでも許されず傷つけられ続けた場所。
指をそっと差し入れただけで、ハウリィの身がぶるぶると震える。

その体を抱きしめながら、ローフィスは泣き出しそうになるのを我慢した。

そんな場所を更に辱め、刺激を必要とする迄、慣らすなんて!
しかもそれは、ハウリィの意思を無視し、自分の自己満足的な欲望を果たす為。

それに思い当たると、義兄を殴らなかった事を心底、後悔する。
義兄が味わった事の無い恐怖を嫌と言う程与えられる、オーガスタス、ディングレーが居たのに。

だがローフィスは同時に、知っていた。
報復した所で、ハウリィが与えられた侮辱と屈辱、そして苦痛は消え去ったりはしない………。

だから…もう無理だった。
ハウリィのか細い体を抱きしめ、髪に顔を埋め、彼をきつく掻き抱くのが、精一杯だった。

しがみつく…ハウリィの小さな握り拳が、問いかけるようにいざる。
ローフィスが顔を離すと、ハウリィが下から、顔を覗き込んでいた。

ハウリィの表情が途端、くしゃっ!と歪むから、どうしてだろう?とローフィスは考えそして…その時ようやく、自分の頬が、濡れていると知った。

…泣いて、いたのだ。





つづく。
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