ギュンター、相変わらずの直接話法です。
あの顔でこれを使われると
インパクト大きいんだけど
本人、知ったこっちゃないですね………(笑)

アースルーリンドについて。国の紹介
イラスト入り登場人物紹介(まだ全部じゃありませんが…)削除を考慮し、一部漢字を、平仮名にしました。
ギュンターはスフォルツァの二人前が飛び出すのを見て、馬から降りる。
そして、スフォルツァの前に座るアスランに降りるよう手を、差し伸べる。
アスランは気づき、ギュンターの腕に捕まって、胸に抱きつくようにして、馬から降りる。
スフォルツァは言葉を探したが、ギュンターは直ぐアスランを自分の馬に乗せ、その背後に跨るのを目にした。
ギュンターはスフォルツァの、直ぐ前が飛び出して行くのに、顎をしゃくりスフォルツァに、促した。
『余分なお荷物抜きで、存分にやれ』
ギュンターの視線がそう語っていて、スフォルツァは微笑して頷いた。
流石一学年筆頭。と言うだけあり、先頭二年のシュルツに続き、見応え在る乗馬を見せるのが、スフォルツァだった。
気迫篭り、が、力みはしない。
『勝つ』と言う事がどういう事か、知り尽くしてる常勝の人間の見せる、貫禄のようなものを、一年ながらスフォルツァは身に、付けていた。
ギュンターは、あれ程出来る男だから、アスランのようなお荷物の荷物番はさぞかし不服だろうな。
そう、思って前のアスランを見た。
が、アスランはギュンターに抱かれるようにして馬を降り、今背後にその胸板の感触とか腰の感触を感じ、俯いて真っ赤だった。
スフォルツァの背が遠ざかり、自分達もそろそろ出だったが、ギュンターは自分を意識する、真っ赤な頬のアスランについ、煽られ、耳へ顔を近づけると、言った。
「…俺もそれ程人間が、出来てない。
そんな風に意識されるとたっちまうし、乗馬の最中それは、いい反応とは言い難い。
はっきり言っちまうと、乗馬でたつと、当たって痛くて最悪だ。
…この後で、一度きっちり話をしよう。
それでいいか?」
アスランがもう、これ以上無い。と言う程頬を真っ赤にし、が頷いた。
ギュンターは頷き返し、拍車入れる。
つづく。
今日も読んでくれてありがとう
