アースルーリンドの騎士『二年目』29 合同授業の行方 5 | 「アースルーリンドの騎士」

「アースルーリンドの騎士」

オリジナル  で ファンタジー の BL系小説。
そしてオリジナルのイラストブログ。
ストーリーは完全オリジナルのキャラ突っ走り型冒険ファンタジーです。
時折下ネタ、BLネタ入るので、年少の方はお控え願います。

さてとうとう監督生の交代劇です。

講師に取っては、補習の代わりなので

成績上がらず怪我されちゃ

変えるしか無いんですね。

まあ監督生側も

ロクな指導無く手探りなので大変です。

イラストは、シュルツとスフォルツァです。


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王冠2 アースルーリンドについて。国の紹介
王冠2 イラスト入り登場人物紹介(まだ全部じゃありませんが…)



 サリアスが、講師に呼び出され事情を聞かれたその場に、シュルツとスフォルツァも同席するよう、命じられた。

サリアスは栗毛の長髪に女の子のような面立ちの顔を埋め、恐縮したように上げなかった。
が、講師に聞かれ、ぽつり…ぽつりと話す。
左腕に、怪我を負った事情を。

「…つまり…ミシュランが怒鳴ったから君はその時、剣を振ったのか?」
「声でびっくりして…」
「それで君にいききなり剣を振られ、トニオが振り返し、それが君の腕に当たったのか?」

サリアスはそっと、頷く。
講師はスフォルツァとシュルツを見る。

「声にびっくりして。
だが今迄そんな事故原因は、聞いた試しがない」

シュルツがそっと講師に告げた。
「長く威嚇され、萎縮しきってる人を見た事は?」

講師は納得したように頷いた。
「驚くと、突飛な行動に出たりするな」

が、横に居た乗馬の講師が告げる。
「ではアスランも、それと同様だと、君達は思うかい?」

シュルツはスフォルツァを見、スフォルツァは吐息と共に告げた。
「アスランより私が…ミシュランに怒鳴られてました。
が、アスランが私に悪いと気遣い…常に萎縮していたのは確かです」









つづく。
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