アースルーリンドの騎士『二年目』28 それぞれの週末 21 | 「アースルーリンドの騎士」

「アースルーリンドの騎士」

オリジナル  で ファンタジー の BL系小説。
そしてオリジナルのイラストブログ。
ストーリーは完全オリジナルのキャラ突っ走り型冒険ファンタジーです。
時折下ネタ、BLネタ入るので、年少の方はお控え願います。

ちょっと絵と違うけど…。

ギュンターはこんな感じでしょう。

四年の猛者とギュンター描くと、またモブ・シーンなのでやめました。

ただ、一度悪友達に囲まれるオーガスタスとローフィスを

描きたい気は、ありますが…。

チラとハウリィの義兄に描いたけど

皆、縦も横も、デカいです。

でもって次回、ディングレーはラブシーン。

週末の過ごし方として、ディングレーが一番…マトモ?かも。


王冠2 アースルーリンドについて。国の紹介
王冠2 イラスト入り登場人物紹介(まだ全部じゃありませんが…)

 ギュンターは、拉致同然にリーラス始め、義兄の調教に加わった四年の猛者達に引っ張られ、酒場巡りをしていた。
「…いいか!
正義の為にしたが、あれは苦痛以外、何者でもない!

正常な悦びを取り戻す為、今夜は疲れ果てる迄酒場を回るぞ!」

ぅおおおおおぉぉぉぉぉ!

…だが酒場でそれぞれ、連れの女性と二階に上がった途端、会は解散状態で、ギュンターはその晩、一人が終わるとまた次と、計四人の女性と夜を過ごし、あの、辛いが連帯感溢れる正義の苦行の、禊ぎ祓いをした。



 ディングレーが部屋に戻った時、マレーは窓辺で背を向け、立っていた。

振り向くその瞳は潤み、自分の姿をその目に映した途端、涙がみるみる溢れ、ディングレーは弾かれるようにその場を離れ、マレーに両手広げ駆け寄った。

マレーが傷ついた小鳥のように胸に飛び込んで来、それを抱き寄せる。
そして…マレーが泣き濡れた顔を上げた時、理性は消えていた。





つづく。
Twitter「つぶやく」ボタン   


$「アースルーリンドの騎士」 $「アースルーリンドの騎士」