時間がありません。
また代打で「二年目」
今度はオーガスタスとアスラン。
何て以外な組み合わせ。
こういうより道ばっかしてるから
ちっとも話が進まないんだな…。
でも結構楽しいんですがね(笑)

登場人物紹介
イラスト入り登場人物紹介(まだ全部じゃありませんが…)アスランは見上げた。
オーガスタスは笑って馬に乗るよう、促した。
がもう一度、アスランは見上げた。
その人を。
オーガスタス。
最上級生で、学校のボス。
そんな人が気さくに笑いかけてくれている。
が、まだ恐縮するアスランにオーガスタスはとうとう痺れを切らし、抱き上げて馬の背に運ぶ。
アスランはびっくりしたけど、鞍の上にすとん。とお尻が、ついたかと思うと背後に、とても大きな…オーガスタスの胸と腹の気配を、感じた。
長い腕が両脇から出て手綱を掴み、背後から低い声が言った。
「動くぞ!」
アスランは言った途端馬が駆け出す、その振動で思い切り上に、跳ね上がった。
跳ねて三度目、オーガスタスの腕が腰を捕み、飛び上がり舌を噛みそうな事態は何とか、収まった。
今度は掴んでる、オーガスタスの大きな体の動きにつられ、前後に揺れる。
けれどそれは上に跳ねるより数倍も、マシだった。
教練の門を出、丘を降りゆく途中、オーガスタスは樹の下にグーデン配下の男達を見つける。
目が、合った途端、苦虫噛んだような表情で悔しげに睨めつけられ
『かかって来るか?』
と笑い返してやったのに、その二人は決まり悪げに背を、向けた。
肩を竦め馬を進める。
が正直、落ちこぼれて退学は直だ。
と言う位、アスランの乗馬はひどかった。
腰を掴んでるから何とか、長期の乗馬に耐えられ、馬からも落ちる危険が無かったが、掴む手を離すと途端、危なっかしい。
まず、バランス感覚からして悪い上に、背筋、胸筋が著しく未発達で上体を支えていられない。
両手で手綱を取る必要がある時、アスランの腰を手放した途端、目前に居るのはまるで関節の多い竹人形のように不安定で、左右に予測不可能に揺れ、どこで落ちるのかと、それはハラハラし、オーガスタスはもう速度は上げず、片腕でずっとアスランの腰を抱いていよう。と心に決めた。
腕は疲れるが、精神的には余程その方がいい。
つづく。
今日も読んでくれてありがとう
