アースルーリンド 『過去の幻影の大戦』 18 血塗られた戦場 38 | 「アースルーリンドの騎士」

「アースルーリンドの騎士」

オリジナル  で ファンタジー の BL系小説。
そしてオリジナルのイラストブログ。
ストーリーは完全オリジナルのキャラ突っ走り型冒険ファンタジーです。
時折下ネタ、BLネタ入るので、年少の方はお控え願います。

“影"の軍団に、押され始めるみんな…。

戦いは熾烈になります…。

テテュスとレイファスのイメージ音楽。



$「アースルーリンドの騎士」



王冠2 登場人物紹介
王冠2 イラスト入り登場人物紹介(まだ全部じゃありませんが…)



ギュンターはオーガスタスを取り巻き始める敵を、見る。
デキュランを助けようと、間を見つけオーガスタスに斬りかかろうとする男達。

ディングレーが飛び込み一人と戦い始める。
が、今や一刀で倒せない敵は、以前よりその数は減ったとは言え手強い。

ギュンターは目前の敵をやっと斬り殺し、肩で息をし呻く。
このままだといつか、殺られる。

ギィヤァァァァァァァァ!
奇怪な声に視線を上げると、空から異形の魔が襲来していた…。


レイファスは、目を見開く。
「(数が…多い!)」

レイファスはテテュスを、見る。
「もう…大技使うなとは、言わないな?」
テテュスに言われ、ごくり…と唾を飲み込む。

忙しく短剣を使い向かい来る敵の喉を突く、シェイルの背に叫ぶ。

「シェイル!」
振り向く彼に、短剣の束を投げる。

シェイルは手で受け、目を見開く。

テテュスも足場を変え、引き、避け、そして突っ込んで行くアシュアーク准将の戦いを見る。

金の髪を散らす彼は美しい猛獣のようだった。

ギィァアァァァァァァ!

が、狂凶大猿(エンドス)の群れが再びディングレー、オーガスタスらに迫り来る。レイファスは空を睨み、テテュスは地を睨む。

「アッセン・ドローラ!」
「アルデス・ドスメンテ!」

二人が叫ぶと凄まじい光が空と地を、這い飛んだ。






つづく。
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チューリップピンク今日も読んでくれてありがとうチューリップピンク

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