22 王者の威風 8 | 「アースルーリンドの騎士」

「アースルーリンドの騎士」

オリジナル  で ファンタジー の BL系小説。
そしてオリジナルのイラストブログ。
ストーリーは完全オリジナルのキャラ突っ走り型冒険ファンタジーです。
時折下ネタ、BLネタ入るので、年少の方はお控え願います。

まあ…。

オーガスタスと一緒に居る事が大好きな悪友共ですから

これくらい騒ぐでしょうね(笑)

でも実は作者も彼らに同感です。

これだから、オーガスタスは楽しい。

$「アースルーリンドの騎士」



講師は叫ぶ。
「ローランデにもう一本、剣を!」

四年席ではオーガスタスの悪友達が口笛吹いて、大騒ぎしていた。
「オーガスタス!
大馬鹿だが、褒めてやるぞ!」
「ヤツの剣がいつ折れるかハラハラするなんてつまらん、試合展開を見なくて済む!」

「どう考えても、二本使いの技はローランデのが器用だぞ!!!」
ローフィスが思いあまって怒鳴るが、オーガスタスは振り向かず、届く替えの剣を左手に握る、ローランデを見つめ怒鳴り返す。

「俺も器用だってとこお前に見せてやる!」

四年席の悪友達は顔を見合わせた。
「…ホントかよ?」
「オーガスタスの二本使いって、見た事あったっけか?」

顔を覗き込まれ、ローフィスは憮然。と告げる。
「イレギュラーな戦法には精通してるから…もしかして見た事無くても、使えるのかもな」

悪友共が一斉にオーガスタスに視線を戻し、騒ぎまくった。
「いいぞ!これで試合が面白くなる!」
「勝ちを堅実に狙う退屈な試合を捨てて面白さを取る、お前が俺は大好きだ!」