皇帝ヤグディン「仮面の男」 | 「アースルーリンドの騎士」

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オリジナル  で ファンタジー の BL系小説。
そしてオリジナルのイラストブログ。
ストーリーは完全オリジナルのキャラ突っ走り型冒険ファンタジーです。
時折下ネタ、BLネタ入るので、年少の方はお控え願います。


「仮面の男」最高の映画です。

勿論、格好いいのは、ディカプリオでなく、ダルタニャンです。
騎士が大好きになったのは、この三銃士のせい。
原作はアレクサンドル・デュマ。
気難し屋で、酒飲みの渋いアトス。
しかし道徳家で説得力があって、リーダー格の風情があります。
この「道徳家」と「飲んだ暮れ」の両極面に、ベタ惚れした男です。
ポルトス。気が良くて、力持ち。
しかし、騎士たる誇りを常に持っていて、豪快で、女相手に出来なくなった時、納屋の梁にロープを吊って死のうとします。
この、「気のいい」と「誇り高さ」の、やはり両極面。
更に、アラミス。
色男で、女にモテまくり、上手くやっている癖に坊主になりたい。
教会に入って修行したいと愚痴る、
やはり「色男」と「坊主」の両極面。
この三人の男は魅力に、溢れています。
そしてダルタニャン。
熱血。なのに抜け目が無い。
一筋縄ではいかない四人の豪快な男達。
一巻から全て持っていますが、この「仮面の男」の最終巻「さらば剣よ」だけは今だ読めません。
読んでないので、私の中で三銃士は終わってないのです。
でもこの映画を見て、こんなに格好いい最後だったのかと、改めて思いました。

ヤグディンは完璧に表現して見せました。
美しく、力強く。
音が静かになった時のジャンプのエッジ音。
あの、シャッ!という音までもが計算され尽くされたような完璧さ。
見ていて、涙が感動で、沸き上がります。
永久保存したい、一作です。