アースルーリンドの騎士追加特記5 | 「アースルーリンドの騎士」

「アースルーリンドの騎士」

オリジナル  で ファンタジー の BL系小説。
そしてオリジナルのイラストブログ。
ストーリーは完全オリジナルのキャラ突っ走り型冒険ファンタジーです。
時折下ネタ、BLネタ入るので、年少の方はお控え願います。

アースルーリンドの騎士

追加特記その5

ファントレイユとの、出会い編

ファントレイユと、並んで外出すると、途端に人目が、集まってくる。

やっぱり、彼に見惚れるのは自分だけじゃないんだと、

ソルジェニーはそっと横を歩く彼を、見上げた。

たっぷりのグレーがかった栗毛が、肩の上で波打つように揺れる。

面長の、けれどもとても綺麗な顎と頬をしていて、鼻筋が通っているし、

何より顔立ちが綺麗だと言う他に、彼にはどこか、輝きを集めたような</font></p><p><font size="2">雰囲気があって、どう考えても近衛より、この宮中に居るのにふさわしい、</font></p><p><font size="2">文句無しの優雅な姿だった。

目前の、豪華で壮麗な建物を抜けて広い中庭に出る辺りで、</font></p><p><font size="2">ご婦人の一団に出くわす。

色とりどりの衣装を着こなし、身分ある方ばかりでそれは華やかだったが、

ファントレイユと並んで進むと一斉に彼女らの、

呆けたように見惚れる視線が彼に注がれた。

ソルジェニーはつい、彼女らの視線を追いかけて隣のファントレイユを見上げたが、彼は見つめられるのに慣れている様子で、7人程居る女性達の視線を一身に浴びて、それは優雅に、にこやかに彼女達を見つめ返し、

通り過ぎ様それはうっとりするような笑顔で微笑した。

彼女達の頬が染まり、ファントレイユの、そのあまりの優雅さと男らしい美貌に、通り過ぎたその後ろから一斉に感嘆の、タメ息が、漏れる。

ソルジェニーは初めての事でつい、再びファントレイユの様子を伺ったが、彼にとっては日常で、何でもない事で、当然で当たり前で、

どうって事が、無いようだった・・・。
                          つづく。

本編、「アースルーリンドの騎士」は

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