長年の悲願を達成したデンソー。
若松誠監督は、私の高校の後輩にあたります。
負けず嫌いな性格が裏目に出て
冷静なレース戦略を練られずに
苦労をした時期もありましたが、
「俺が監督だ」という姿勢から
「選手に活かされている、選手あっての自分」という
姿勢に変わってから指導者として大きく変わりました。
会社の熱の入れ方は、半端なものではなく
監督コーチ陣には尋常ではないプレッシャーが
もう10年以上前からずっとかけられていました。
会社の意気込みと現場(スタッフ・選手)との
温度差がある時期もあったのも事実です。
しかし、若松監督体制になり、
スタッフ陣と会社との連携が上手くいきだすと
スカウト活動が成果を出しはじめ、
この数年間、有力な選手の獲得が出来ていました。
そこへ日本代表にもなったことがある選手の移籍など
好条件が重なり、チーム力はみるみるアップしていきました。
三重大学との連携もあり、選手の体調管理が徹底され
貧血に悩む選手などの対処は万全でした。
高地トレーニングを頻繁に取り入れ、
高地仕様のカラダに変える取り組みをしたことも
優勝へと繋がりました。
多くのお金をかけてスタウト活動、選手強化、高地合宿、
体調管理体制を敷いたことが実を結んだと言えます。
実業団女子駅伝は、昔から、スカウティングが上手くいき
高地トレーニングを多く取り入れたチームが
有利だと言われています。
黄金期の三井住友海上、天満屋、資生堂、第一生命、
豊田自動織機、ユニバーサルエンターテインメントなど
優勝している全てのチームに共通して言えることです。
会社が陸上部に対して、お金をかける覚悟があることが
優勝へと近づくのは間違いありません。
デンソーの優勝は、会社ぐるみの取り組みと、
多くのバックアップ体制の賜物であると言えます。