横浜国際女子マラソン物語(1) | より速く、より強く、そして・・・より美しく!

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~すべては、ここから始まります~

私が実業団チームのコーチ時代、

2011年2月の横浜国際女子マラソンで

当時まだ21歳の若手選手が

初マラソンにチャレンジしました。

結果は、2時間26分58秒。

(総合4位、日本人3位)

実は、その選手は、約8か月前に恥骨骨折をして

走れない日々が続いていました。

春先から調子良く練習出来ている矢先の

疲労骨折でしたので、本人も私も

とてもショックを受けましたが、

気持ちを切り替えて、

的確なリハビリと食事の管理、

そして本人の前向きな気持ちによって

秋以降復活し、年末年始には、

ある程度の走り込みをして、

2月の大会に臨みました。

ちなみに、この時に役立ったのが

ユニカルカルシウムです。

恥骨骨折は、回復するまでに3ヵ月~半年は

時間がかかると言われています。

焦って動き始めると、また折れてしまうので

復帰するには、とても難しい故障ですが、

ユニカルカルシウムが、見事にハマって

みるみる骨がくっつき、2ヶ月半で復帰。

以前よりも丈夫な骨になっていました。

ユニカルカルシウム恐るべしです。

話を戻して・・・

この時、ある程度の仕上がりは見せていたので

2時間27分切りの記録を予想していましたが、

初マラソンなので気楽に臨むような雰囲気を作って

リラックスを心掛けました。

リラックスしながらも、準備は万全でした。

大会ディレクターさんの協力で

早朝、まだ薄暗い時間からコース試走を行いました。

1㎞毎のポイントの路面状況の確認、

微妙なアンジュレーションも全て確認しておきました。

勝負所は、本牧通りになるのは分かっていたので

そこまでは、必ず先頭集団で来ることを

第一の目標に掲げ、そのまで来るための走り方として

杉田折返しまでの走り方と、

みなとみらい地区の走り方の違いを

ポイントとして上げました。

杉田折返しまではエコ走法、

速いペースで進むのは分かっていたので

先頭集団の中で淡々とペースを刻むように

指示を出していました。

そして、一つ目の大きなポイントとして

折り返してから、前との間を開けないように

アドバイスしました。

マラソンは、15㎞くらいから25㎞くらいまでの

10㎞でフッと気持ちが緩み、無意識のうちに

前との間を開けてしまうことがあります。

ほんの1m開いた距離が、気がつくと3m・5mと

広がってしまい、そのままズルズルと後退してしまう

ことがあるので、その点に気をつけさせました。

二つ目のポイントは、みなとみらい地区です。

今度は、明らかにキツクなる距離ですので

意識的に前を走る選手との距離を詰めていないと

「苦しいなぁ」「キツイなぁ」と

思った瞬間に話されてしまいます。

インターバルを掛けても良いので、

ここで離れてしまわないように意識させました。

マラソンは、無意識に離れてしまう瞬間と

キツクて離れてしまう瞬間が、

レース中何度かやってきます。

無意識に離れてしまうのは、前半に多く、

キツクて離れてしまうのは、後半にあります。

キツイのは、2度3度やってきますので

その度にインターバルをかけて、

前との距離を詰めるように意識することが大事です。

これは、皆さんにも言える事ですので

苦しくなった時には、一旦、肩の力を抜いて

呼吸を安定させてから、インターバルを掛けると

重くなっていた脚が、フッと軽くなったりします。

マラソンのテクニックのひとつなので

覚えてくと良いでしょう。

(つづく)

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