日本の選手だけではありません。
一生懸命必死になって練習をしているのも
日本人だけではありません。
365日毎日死に物狂いで頑張り、
練習の成果を本番で確実に発揮する
「本番用の力」を身に付けた選手が
金メダルへと近付きます。
こんなエピソードがあります。
ある女性アスリートが銅メダルを獲得した時
帰国し、会社へ結果報告会へ行きました。
名誉会長、会長、社長、副社長をはじめ
多くの重役が揃っている場での報告会。
名誉会長から
「あそこで、もう少し頑張ったら良かった」
「そうすれば銀メダル以上も狙えたじゃないか」
そう言われた、その女子アスリートは
「頑張っているのは私だけじゃありません」
「他の選手だって必死で頑張っているので
あの状況でもっと頑張れというのは違います」
そう答えて、周囲を凍りつかせたのでした。
組織の人間としては、トップに言い返すなんて
考えられないことですが、その選手にしてみれば
周囲で思っている程、簡単ではないという
気持ちの表れだったのだと思います。
平岡選手の銀メダルは最高の結果です。
多くの専門家が、120%以上の実力を発揮しないと
金メダルは難しいと考えていました。
体操の内村選手、競泳の北島選手、
他にも多くの選手が、期待とは裏腹に
思うようなパフォーマンスが出来ていない中、
メダルを獲得するのが、如何に難しい事か
改めて感じます。
取れる選手は、取るだけの実力と雰囲気を持っています。
重量挙げの三宅選手、競泳の萩野選手には、
オーラが出ていたのを感じた方もいるでしょう。
かつて、マラソンの高橋尚子選手が、スタート前に
ウォークマンを聞きながら踊っている姿は
特に印象的です。
あのくらい自分の世界で、自分の雰囲気を出し
「やっぱり違うぞ」というオーラを出せれば
黙っていても、他の国の選手達は
精神的なプレッシャーを感じてしまいます。
それが勝者のオーラです。
残念ながら、そう言う雰囲気を持った選手は
今大会まだ登場していません。
「金メダルを獲得して日本を元気にしたい」
「応援してくれた皆さんの為にも頑張る」
そういう言葉は、とてもキレイですが、
まずは、自分の為に、本来の実力を
全て出し切ることだけ考えて
目の前の試合に臨んで欲しいです。
~体操チームが力を発揮出来ない理由~
へ、つづく。
