中学3年生になったら負けるようになった」
「中学生チャンピオンが、高校3年生になって
インターハイで勝てる確率は30%以下…」
「高校生チャンピオンが、オリンピックへ出場したのは
過去一人だけである」
そんな話を聞くと、そう言えばそうだなぁと
感じる方もいると思います。
1・2年生時は良くても、最終学年まで同様の活躍を出来るのは
非常に難しいのです。
さて、箱根駅伝に目を向けてみると、
東洋、駒沢、早稲田の3強と言われています。
東洋大は、山の神こと柏原選手の走り次第で
優勝が大きく引き寄せることになるのは
各大学の監督さんが口を揃えて言っています。
「柏原が爆発的な走りをしたら勝てない」
その言葉の裏には、逆の意味も含んでいるととれます。
東洋大の酒井監督は、本人の口から
「1時間16分台を目標にする」と言っていたと公表しています。
2年生時の、あの勢いのある走り以上の激走が出来れば
十分に達成可能なタイムです。
柏原選手が2年生時には、各実業団チームが
数千万円~一億円の契約金を用意していたと言われていますが
もしも、今回、区間新記録を達成し、
1時間16分台で走ることが出来れば
ビック契約が成立することもあり得るかもしれません。
まさに、真価が問われる最終学年です。
ちなみに・・・
高校駅伝優勝メンバーでオリンピック出場第一号は
米重修一さん(中京商業高校卒→旭化成)。
インターハイチャンピオンでオリンピック出場第一号は
小林祐梨子選手(須磨学園→豊田自動織機)。
各世代で活躍した選手がオリンピックへ出場する確率は
非常に低いことを、ジュニア選手の育成をしている指導者、
いや、指導者以上に両親・家族の方には
もう一度理解して頂きたいと思います。
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