既に購入して頂いた方、ありがとうございます。
せっかくですので、ちょっとした裏話をします。
私が原稿の依頼を受けたのは、
実は、車を自宅の地下パーキングから出し、
今まさに出発しようと思っていた
先を急ぐタイミングでのお電話でした。
一瞬、後からかけ直せばとも思ったのですが、
妙に心に引っかかったので、車を止めて電話に出ました。
編集長の樋口さんは、以前から知っている方ですが、
こうして自分のお仕事としてお話をさせて頂くのは
初めてでしたので、「原稿の依頼」と言われた時には
素直に嬉しく思いました。
しかし、話を聞いてみると結構〆切が近かったので、
どのようにして書けば良いか迷いましたが、
樋口さんのお話を伺っているうちに
心に「やってみよう!」というチャレンジ精神が沸いてきました。
テーマ的には、「継続してトレーニングをする方法」や
「走り込み」などについて、『阿部さんの好きなように書いて下さい』
とのお言葉でしたので、すぐにお返事させて頂きました。
私は原稿を書く時には、一度、ノートにペンでまとめるのが習慣です。
すぐにはPCに向かって書きません。
頭の中で、「書きたいこと(グラフィック的な全体イメージ)」と
「伝えたいこと(主な段落や構成イメージ)」、そして
「読んで下さる方が知りたいと思うこと(Q&Aイメージ)」を
整理して、出来るだけコンパクトに書こうとします。
書いていて、自分が楽しいと思えないものは、ボツにします。
これが連載でしたら、違った構成になりますし、
これがきっかけで、読んで下さった方が、
「じゃあ、これはどうなんでしょう?」とか
「ここの部分をもう少し詳しく教えてください」と
新しい疑問を抱いて下さるような内容にしたかったのです。
トレーニングメニューは、成功例も失敗例も
あの有名ランナーのモノも、沢山ありますが、
それは書かないように意識しました。
きっと、そういうのが知りたい方が多いと思います。
それでは、皆さんがそれを真似するだけですから、
考える力がなくなってしまいます。
マラソンだけではなく、全てのスポーツは
「考える力」を養うことが、「成功への鍵」だと思っています。
大袈裟ではなく、その人の脚を見れば、
どの程度のレベルまで行くかを見極められてしまうのが
プロのコーチです。
一般の方を指導するのは、責任を持たなくて良いので
誰でもコーチとして名乗れますが、
私はプロのコーチである以上、言葉に責任を持ちたかったので
トレーニングメニューの紹介よりも
取り組み方、心の置きどころ、前向きになれるコツ、
そういったモノを書こうと思いました。
練習メニューはプロのコーチでなくても誰でも作れます。
でも、トレーニングのプロセスは、
「様々な経験」がないと語れません。
ましてや、「成功率90%のコンディショニング方法」です。
マラソンを成功させるのは簡単ではありませんが、
個人の身体的特徴や性格を加味しながら、
客観的かつ、柔軟性に自分の体調を捉えられる
思考能力を養うことを伝えられれば
私は成功へ近づくと思っています。
そんな内容になっていることを今は祈っております。
私にこういう場を与えてくださった
樋口さんには心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。
